目次
掃除を効率的に行うコツ
まずは、掃除を効率的に行うコツをいくつか紹介します。これを取り入れるだけでもいつもの掃除が劇的に変わるので、時間短縮を考えている方は試してみて下さい。
「上から下」「奥から手前」が基本
掃除の基本として「上から下」「奥から手前」はよく覚えておきましょう。なぜこのような順番なのかというと、キレイにした場所を汚すことなくゴミを集められるからです。
ホコリは天井から床へと落ちていきます。例えばリビングの掃除の場合、床を完璧にワックスがけまで終わらせてその後天井の掃除をしたとしましょう。天井の取りきれなかったホコリはピカピカの床に落ちてしまいます。
そうするとまた掃除しなければいけなくなってしまいます。そうすると二度手間になりますよね?奥から手前に掃除をするのも同じ考え方です。キレイにした部分を自分で汚さないためにもしっかり守りましょう。
「軽い汚れ」から「ひどい汚れ」へ
掃除するものや汚れによって洗剤が材質に与える影響は違います。なので、汚れがどの程度のものなのか判断できない場合は弱い洗剤から試していくようにしましょう。
いきなり強い洗剤から洗ってしまった場合、素材を傷めてしまう可能性があります。小さい範囲で試しながら徐々に洗剤のレベルを上げていきましょう。
洗剤を使うときのポイント
直接汚れに洗剤をつけてスポンジで擦っていくようにしましょう。擦り方は下から上の順でやります。こうすることによって液だれしても跡になることはありません。
《 ポイント 》
- 「上から下」「奥から手前」に掃除する
- 弱い洗剤から使い、徐々に洗剤のレベルを上げていく
- 汚れには「下」から「上」の順で擦る
掃除が必要な場所・道具・洗剤
さて、掃除のコツが分かったところで、掃除が必要な場所・道具・洗剤について説明します。掃除が苦手な方はここをよく読んで準備してみてください。
場所
まずは、掃除が必要な場所を以下に挙げます。必要なのは以下の8つです。
- キッチン
- トイレ
- 浴室洗面所
- リビング
- 窓
- 玄関
- ベランダ
こんなにあるの!?と驚いた方もいるかも知れませんが安心して下さい。汚れの種類はホコリ・油汚れ・水垢の3種類だけなので、汚れに合わせて道具と洗剤を変更していくだけです。
道具
次に必要な道具を紹介します。必要な道具は以下の6つです。
- 掃除機
- 雑巾
- スポンジ
- ブラシ
- フローリングワイパー
- ハンディモップ
- ほうき
平らな部分は雑巾・ブラシ・スポンジがおすすめ。乾いたところは雑巾、凸凹しているところは柄の付いたハンディモップやブラシが適しています。
洗剤
洗剤は以下のものを準備しておきましょう。
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
- クエン酸
- 中性洗剤
- アルカリ性洗剤
- 酸性洗剤
- 漂白剤
洗剤は基本的にはクエン酸や重曹で十分ですが、それでも落ちない場合は中性洗剤などの専門のものを使うといいでしょう。
中性洗剤はオールマイティーに使えます。アルカリ性洗剤は油向き。酸性洗剤は尿石を取るのに最適です。漂白剤はカビ取りに向いています。
《 ポイント 》
- 汚れに合わせて道具と洗剤を変えていく
- 掃除する場所によって使い分ける
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ、クエン酸で落ちない場合は専門の洗剤を使う
- 汚れに合わせて使用する
毎日行う掃除のコツ
ここからは毎日行う掃除のコツを紹介します。毎日行うことによって汚れが広がるのを防ぐことができ、きれいな状態をキープすることが可能です。
キッチン
まずはキッチンです。キッチンはシンク内やコンロの周りに、油汚れが付着しやすくなっています。シンク内は掃除専用のスポンジで擦るようにしましょう。
コンロの周りは油はねを拭き取るようにしてください。水はねも水垢が付く原因になるので、最後に乾いたタオルで拭くようにしましょう。拭き取って汚くなったタオルは捨てるようにしてください。
《 ポイント 》
- 油汚れが付きやすい
- シンク内も掃除する
リビング
続いてはリビングです。リビングは散らかっているものを片付けるところからはじめます。
散らかっていると床に掃除機をかけにくくなってしまいます。その後、掃除機で床のホコリを吸い取ります。スムーズに掃除するためにもまずは片付けをしてください。
《 ポイント 》
- 散らかっているものを片付ける
- 床掃除をする
トイレ
続いてトイレです。トイレ掃除は使った直後にするのがおすすめです。まず、便座裏などを確認します。汚れていたらシートを使って拭いていきましょう。
このときに、汚れているところから磨くのではなく以下の順で洗うのがおすすめです。
- 流し
- ハンドル
- フタ
- 便座
- トイレの下
手が触れるところは清潔にしておきたいですよね。そのためにも順番を守るようにしてください。
《 ポイント 》
- 毎回トイレを使ったタイミングで確認
- 汚れていたらシートで拭いていく
浴室・洗面台
浴室と洗面台は、入浴後のついでに洗うようにするとわざわざ時間を取る必要がなくなるのでおすすめです。基本的には排水溝の髪の毛を取って、鏡の汚れを拭き取ります。浴槽はスポンジでこすってシャワーで流しましょう。
《 ポイント 》
- 浴室と洗面台は入浴後のついでに洗う
- 排水溝の髪の毛を取って、鏡の汚れを拭き取る
窓・玄関・ベランダ
窓・玄関・ベランダはこまめに掃く、こまめに拭くことが大切です。
なぜなら汚れやすいところだからです。特に玄関は家の顔と呼ばれる場所です。お客様が最初に目にする場所なのでキレイをキープするようにしましょう。
玄関・ベランダを掃くときはほうきで、窓を拭くときは雑巾がおすすめです。
《 ポイント 》
- こまめに掃く、こまめに拭くことが大事
- ほうきと雑巾を準備する
掃除のコツに関するQ&A
掃除のコツに関する質問にお答えします。初心者の方からもよくある質問なので目を通してみて下さい。
A.掃除機のかけ方は掃除の方法と一緒です。上から下にかけるようにしましょう。また、床面は大きな面から小さな面の順番でかけるようにしてください。
週に1回しっかり行う掃除のコツ
最後に週に1回のしっかり行う掃除の方法について説明します。一人暮らしの方は自ずと触る頻度も下がるので、掃除の頻度も調整しましょう。
キッチン
キッチンは毎日の掃除で落としきれなかった油汚れや水垢を、重曹やクエン酸を使って落とすようにしましょう。油汚れには重曹、水垢にはクエン酸がおすすめです。
リビングや各部屋
リビングや各部屋の掃除する順番は以下の通りです。
- ドアノブやスイッチ周り
- テレビ台の上
- 床
固く絞った雑巾で上から順番に水拭きしていきます。特にドアノブやスイッチ周りは手垢が付きやすいので注意が必要です。
トイレ
トイレは使うたびに掃除をしていると思うので、重点的にやる場合にはカベと床を掃除します。重曹とクエン酸のダブル使いで殺菌と消臭をしましょう。もし、トイレカバー等を使っている場合はこのタイミングで洗うようにしてください。
《 ポイント 》
- キッチンの油汚れや水垢は、重曹やクエン酸を使って落とす
- リビングや部屋は、上から順番に拭き掃除をしていく
- トイレはカベと床を重点的に掃除する。トイレカバーも洗う
最後に
今回は掃除のコツについて解説しました。掃除のコツはたくさんあって大変ですが、習慣にしてしまえば大丈夫です。
毎日ちょっとずつ掃除することで、いつもの家事の時間が大幅に減ります。また、掃除の際には道具や洗剤を揃えておくことはとても大切です。
この記事を参考にして、家の中をキレイに保てるように頑張りましょう。