電気代の節約!すぐ実践できる効果のある節約の方法

電卓と電球

電気代を節約しよう!とはりきってみたものの、いざとなるとどうやって電気代を節約すればいいのか悩んでしまいますよね。そこで日々の暮らしになくてはならない電気製品を上手に使って、電気料金を節約することから実践してみましょう。毎月の電気代を節約するための方法をこれからお知らせしていきますので、身近で気軽にできることから始めてみませんか。

使わない電気はこまめに消して電気代を節約

コンセント

電気代を節約したいなら「つけたら消す」が基本です。電化製品は、使用していない時でも常に使用できるように電気が使われているのをご存知ですか?

これを「待機電力」といって、使っていない電化製品であっても、コンセントに差し込んでいるだけで電力を消費しているのです。

電気代の節約としては、「待機電力」は電化製品を使用している時に比べれば、わずかしか電気を消費していませんが、塵も積もれば山となるという諺があるように、使わない電化製品のコンセントを抜いておくことが、電気代を節約するポイントです。

エアコンはつけたり消したりが多いとかえって電力を使いますが、照明は違います。ランプなどの照明類は、ONとOFFの切り替えではほとんど電力を使用しませんので、不要の時はすぐにスイッチをOFFにしましょう。ただし、あまりにも頻繁にONとOFFを繰り返していると肝心なランプの寿命が短くなってしまう可能性がありますので注意しましょう。

電気代の節約だけを考えるのではなく、照明の寿命や購入代金も考えて上手に節約しながら使いこなしていきましょう。

主要家電の電気代の節約ポイントを学ぼう

エアコン

家電の正しい使い方を知って電気代を節約しましょう。

エアコンの電気代を節約する方法

エアコン

1:設定温度は控えめにする

暖房にするときは20℃に設定し、冷房時はなるべく28℃に設定するようにしましょう。室内温度と設定温度の差を少なくすることで余計な電力を使わずにすみ、電気代の節約になります。

2:夏は熱の侵入を防ぐ

夏の場合はカーテンやブラインドを使って日差しによる熱の侵入を防ぐのがポイントです。室内温度と設定温度の差をなくすことで電気代の節約になります。

3:冬は冷気の侵入を防ぐ

冬期間の日中はカーテンを開けて日差しを取り入れるようにして、日が落ちたらカーテンやブラインドをしっかり閉めて窓からくる冷気を防ぐようにしましょう。

4:風向きを調整する

エアコンの風向きは、暖かい空気は上の方に、冷たい空気は部屋の下の方に溜まりやすいので、冷房時は風向きを水平に、暖房時は風向きを下にするようにしましょう。また、扇風機やサーキュレーターと併用すると効果があがります。

5:フィルターを掃除する

月に2回を目安にフィルターの掃除を心がけましょう。また、室外機の周りに物を置かないようにします。

6:タイマーを利用する

エアコンは長時間使わないようにするには、数時間後に自動的に消えるようタイマーを使用します。また、エアコンは立ち上がり時に一番電力を消耗するので、短時間でONとOFFを繰り返してしまうと電気代の節約どころではありませんので注意しましょう。

照明器具の電気代を節約する方法

照明器具

1:こまめに消す

不要な照明はこまめに消すようにします。ランプはONとOFFの切り替え時にはほとんど電力を使いませんので不要な照明は消すようにしましょう。

2:LEDに変える

白熱電球をLED電球に取り換えます。LED電球の消費電力はだいたい白熱電球の5分の1くらいなので、照明器具では一番有効な電気代の節約になります。そのうえ、LED電球は寿命も長いので買い替えの必要が少なくてすみます。
ただし、LED電球は白熱電球にくらべて値段が高いので、消費電力と寿命のクオリティの高さを考えると買い替えた方が長い目でみればお得でしょう。

3:定期的に掃除をする

照明器具やカバーなどが埃で汚れていると明るさが低下してしまうので、定期的に掃除をするようにしましょう。

冷蔵庫の電気代を節約する方法

冷蔵庫

1:設定温度を調整する

冬は設定温度を弱にするなど、季節によって設定温度をかえるようにしましょう。

2:開け閉めの回数を減らす

ドアの開け閉めの回数を少なくして、開けている時間も極力短くするようにします。

3:詰め込みすぎない

食品は詰め込み過ぎると、庫内を冷やすのに多くの電力を消耗します。

4:隙間をあける

冷蔵庫本体の上部・左右・裏には隙間をあけるようにしておくと、効率よく放熱することができます。つまり、冷蔵庫の周りにスペースがないと放熱できなくなりよけいな電気代がかかってしまうということですね。

洗濯乾燥機の電気代を節約する方法

洗濯機

1:まとめて乾燥する

こまめに洗濯や乾燥をするのではなく、ある程度ためてから一気に洗って乾燥させるようにするなど、効率よく洗濯をするようにしましょう。洗濯機の容量にあわせてまとめ洗いしたほうが、電気代だけでなく水道代も節約できます。

また、東京電力の「夜得プラン」を併用して、夜間にタイマー機能を利用してまとめて洗濯・乾燥すればさらに節約ができます。

2:こまめに掃除をする

乾燥機のフィルターが目詰まりすると乾燥効率が落ちてしまうので、こまめに掃除するようにしましょう。

テレビの電気代を節約する方法

テレビ

1:電源を切る

テレビを見ないときはこまめに電源を切るようにしましょう。

2:明るさを調整する

テレビ画面の明るさを調節することで電気代は節約できます。

炊飯器の電気代を節約する方法

炊飯器

1:コンセントを抜く

炊飯器を使ってないときはこまめにコンセントから電源プラグを抜くようにしましょう。

2:保温をしない

炊飯後は保温をせずにコンセントから電源プラグを抜くようにすれば節電になります。

パソコンの電気代を節約する方法

パソコン

1:スリープ状態にする

頻繁にシャットダウンするより、90分以内に利用するのであればスリープ状態にしておいた方が電気代を節約できます。

実際に電気代はいくら節約できる?

エアコン

エアコンの場合

エアコンを使う際は、室温をどれくらいに設定するかが大きなポイントになります。冷房時はできるだけ28℃に、暖房時は20℃に設定することで、年間約2,100円の電気代の節約が見込めます。

夏の場合はカーテンやブラインドを使って、日差しによる熱の侵入を防ぐようにすると、窓の大きさやカーテンの種類にもよりますが、外からの熱の侵入を約30%、抑えることができます。
また、年数の経過した古いエアコンを、最新の省エネ家電に買い替える事によって電気代を節約する方法もあります。

電化製品は、2001年から省エネ化が進められているため、1995年型のものと2014年型のものを比較すると、年間で約650kWhの消費電力に差が出てきます。ということは、電気代にして年間約17,500円も節約できる計算になります。

この差はかなり大きいので、20年近く使っているなら、買い替えた方が間違いなく電気代がお得になります。また、室外機を設置してある周囲をきれいにし、フィルターを月に2回ほど清掃すると、年間で約800円の節電効果が期待できます。

照明器具の場合

照明器具の中で、一番節電効果が表れるのは、白熱電球をLED電球に取り換えることです。LED電球は他の電球と比べて消費電力がとても少ないことは、皆さんご存知のとおりですが、だいたい白熱電球の約5分の1ほどです。

なので、白熱電球(54W)をLED電球(8W)に換えた場合、月に約200円、年間で約2,400円も節約できる計算になります。

また、LED電球は寿命が長く、白熱電球の寿命が1,000〜2,000時間なのに対して、LED電球の寿命は40,000時間なので、20倍以上も長持ちします。ですので、何度も買い替える必要もなく費用も軽減できます。

LED電球は値段が2,000円前後と、他の電球と比べて高くなっていますが、消費電力と寿命のクオリティの高さから、買う価値は十分あるのではないでしょうか。ちなみに、4LDKの部屋の照明をLED照明に買い替えると年間約18,480円の電気代が節約できます。

冷蔵庫の場合

季節に合わせて冷蔵庫内の設定温度を変えることが電気代の節約のポイントです。室温の下がる冬の時期は冷蔵庫の庫内の設定温度を「弱」にしておくと、年間で約1,400円節約できます。

また、冷蔵庫は本体の上・左右・裏に、ある程度の間隔を壁から離して設置することで、効率よく放電することができます。

壁から適切な間隔を取って設置している場合と、そうでない場合と比べて年間で約990円節約できます。省エネ化が進んだ今、10年前の冷蔵庫を最新のものに買い替えるだけで、年間約7,965円の電気代が節約できます。

乾燥機付き洗濯機の場合

乾燥機付き洗濯機は、乾燥運転をしている時に一番電気を消耗します。1回の乾燥にかかる電気代は、ドラム式の洗濯乾燥機で約50円、縦型のものだと約60円かかりますので、いかに効率よく洗濯乾燥機を活用するかが節約のカギとなります。

電気代を節約しながら効率よく洗うためには、こまめに洗濯をするのではなく、容量がいっぱいになるまで洗濯物をためてからから一気に洗って乾燥させるのがポイントです。洗濯機の容量に合わせてまとめ洗いをした場合だと、電気代は年間約130円、水道代は約3,820円も節約できます。

乾燥も同じで、容量の8割の量を入れて、毎日こまめに使用した場合と、2日に1回使用した場合を比べてみると、電気代が年間約920円安くなります。また、東京電力の「夜得プラン」というコースを併用することで、より節約が可能になります。

その際には、洗濯乾燥機のタイマー機能を大いに活用して、電気代が安くなる夜間にまとめて洗濯・乾燥をしてしまえば、月で約610円、年間で約7,320円も節約することが可能です。

そして、古い乾燥機付き洗濯機を使っている方は、10年前の洗濯機と比べて、年間約7,785円電気代の節約ができるので、買い替えるのも手段のひとつでしょう。

温水便座の場合

温水便座は、フタを開けっ放しにしないことなど、ちょっとした心がけで節電することができます。フタを開けっ放しにしたままだと、放熱で余分な電力を使ってしまうので、使用後にフタを閉める習慣を身につけるだけで、年間に約770円ほど節約できます。

また、夏の時期にはウォシュレットや便座暖房の設定をOFFにし、冬の場合でも温度を「弱」にしておくだけで、年間で約1,000円の節約できます。

食器洗い乾燥機の場合

東京電力の「夜得プラン」を有効活用すれば、乾燥機付き洗濯機と同じように、電気代を節約することができます。タイマー機能を利用して食器を夜間にまとめて洗っておけば、電気代を安くすることができますし、朝食時には、食器洗い乾燥機からそのまま食器を出して使えるので一石二鳥です。この方法で、月に約300円、年間で約3,600円の電気代の節約が期待できます。

実は、食器洗い乾燥機をご自宅に設置することで、手洗いに比べて電気代や水道代など年間約8,000円以上を節約することが可能なんです。食器洗い乾燥機にかかる電気代を抑えることができれば、家事にとられる時間だけでなく、電気代の節約にもなり助かりますね。

電気の契約を見直して電気代を節約しよう

契約プラン

契約プランを見直そう

電気の料金プランを見直して適したものにすると、電気代の大きな節約が見込めます。夜に電気を多く使う場合は夜間の単価が低いプランを、休日に多く電気を使う場合は土日の単価が低いプランを選んで、自分の生活に合った料金プランを利用してみましょう。

このような料金プランの選択はとても大切なポイントです。自分の生活にあったプランとそうでないプランを比較すると年間約15,000円以上も電気代を節約できることになります。最近では電力会社自体を乗り換える人も増えています。まずは現状の料金より安くなるかどうかを問い合わせてみるのも一つの手です。

契約アンペアを変更しよう

「契約アンペア数」については、意外に見直していない人が多いのではないでしょうか?電気のアンペア数ごとに基本料金が定められていますので、契約アンペア数が変わると基本料金が変わってきます。

契約アンペア数を見直せば一気に数100円は電気代を落とせますから、自分の家で使っている家電を思い浮かべて、契約アンペア数を必要最低限まで絞ってみましょう。どの家電がどれくらいのアンペア数を消費するのかを把握したい方は、東京電力のホームページを参考にするとわかりやすいですしょう。

支払い方法を見直そう

電気代は口座振替を使って支払うようにすると、口座振替割引が適用される場合があります。また、クレジットカード払いをしてポイントを貯める人もいます。

ケチケチし過ぎるとストレスが溜まる!

契約アンペア

ここで紹介した電気代の節約術は、電気を使うべきところで使わなかったりするのではなく、生活の質を落とすことなく、契約アンペア数を見直したり、古い家電を買い替えたりする正しい使い方で気持ちよく節電できる方法です。

電気代を節約するために、ケチケチとマメにON・OFFするような生活を送っていては、かえってストレスが溜まって疲れてしまいます。無理をすることなく節電できる仕組みを知って、それを習慣化するよう実践してみてください。

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よくある質問

  • 電気代の節約する方法は?

    ・白熱電球からLED電球に変える
    ・10年前の冷蔵庫を買い替える
    ・15年以上前のエアコンを買い替える
    ・8年以上前の洗濯機を買い替える

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  • 平均的な電気代っていくら?

    ・1人暮らし 3,362円
    ・2人家族 9,559円
    ・3人家族 11,024円
    ・4人家族 11,719円
    ・5人家族 12,846円

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