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ランドセルの捨て方は自治体によって違う
面倒なことにランドセルの捨て方や処理方法は自治体によって異なりますので、「ランドセルの捨て方はこれです!」と言及できないのが残念ですが、ほとんどの自治体でランドセルの捨て方は以下のように決めているようです。
「ランドセルの捨て方の分別として、ランドセルは、金属部ついていると不燃ゴミで、金属部をはずせば可燃ごみです」
自治体ごとの捨て方の例
東京都練馬区や品川区のランドセルの捨て方は、「可燃ゴミ」の分別になりますが、金属部分は「極力」取除くよう注意書きがあります。
さいたま市は、練馬区や品川区と同じ「可燃ゴミ」として扱っており、金属部分を取除くよう「注意」しています。「極力」とか「注意」とか言われると「このままだしちゃおう」と思う人も多いと思いますが、そう言わずに必ず外しましょう!
富士見市は、基本的に「可燃ゴミ」の分別になりますが、金属部が付いている場合は「不燃ゴミ」に分別されます。
川崎市は、ランドセルの捨て方に「寄付」という手段を設けています。(再利用活動としての寄付の募集)
京都府は、川崎市と同じにランドセルの捨て方に「寄付」という手段を設けて募集しています。(再利用活動としての寄付の募集)
名古屋市は、「粗大ゴミ」の分別です。金具の有無に関わらず有料な「粗大ゴミ」回収となります。
他にもランドセルの捨て方に違いがある自治体はたくさんありますが、名古屋の「粗大ゴミ」で有料というのは痛いですね。京都や川崎市のように、金属を外す手間もなく無料で人助けもできますので一石二鳥ですね。
ランドセルの捨て方で、「金属部が付いている場合は「不燃ゴミ」」が多いようですが、不燃ゴミも可燃ゴミも無料回収ですよね?だとしたら金属部を外す手間を考えたら不燃ゴミに出す人の方が多いと思うのですが、どうなのでしょうか?
いずれにせよ、ご自分の地域のランドセルの捨て方を確認してから捨ててください。
家庭ごみとして可燃ゴミまたは不燃ゴミのどちらに分別されるのか、リサイクルや資源としての回収はあるのか、ランドセルを捨てる時は透明袋に入れるのか、寄付として募集しているか、有料なら手数料はいくらか、色んな疑問が出てくると思いますので細かく聞いてくださいね。
いらなくなったランドセルを「寄付する」
ランドセルの捨て方として「寄付」があります。
川崎市や京都市のように自治体が寄付を募集することもありますが、ユニセフ、赤十字、NPO、NGOなどのボランティア団体もランドセルの寄付を受け付けており、寄付されたランドセルは発展途上国や東南アジアで貧困に苦しむ子供たちや、国内で被災された子供たちのために使われます。
団体によって寄付の受付方法や募集条件、受付体制、各種手数料などが異なりますので、どの団体に寄付するか悩んだ場合は各団体のホームページをじっくり見て分からないことがあればメールなどで問い合わせましょう。疑問を残したまま寄付すると、せっかくの善意もトラブルの元になるかもしれませんので遠慮なく何でも質問・確認することをおすすめします。
ランドセルの寄付を受け付けている団体を知らない場合は、Google検索などで検索すると色んな団体がでてきます。但し、ランドセルを受け付けていない団体も多数ありますのでチェックしてください。ランドセルを寄付として受け付けている団体を以下にいくつかご紹介しますので、ランドセルの捨て方として検討してみてください。
ランドセルの寄付を受け付けている団体
・ランドセルをアフガニスタンの子どもたちに送っています。
・年2回、春と秋にランドセルの寄付を受け付けます。
・寄付する側の負担は、ランドセルの送り先である神奈川県の倉庫までの送料、アフガニスタンまでの輸送経費1,800円などです。およそ最低3,000円ほどかかるようです。
・NGOや基金への寄付支援、発展途上国への物資支援、障害者や高齢者の支援などを行っている団体です。
・ランドセル以外に、ぬいぐるみや古着なども寄付することができ、集荷料金のみで回収してくれます。(料金は全国一律)
・人工皮革のメーカー「クラレ」が行っている活動です。
・ランドセルをアフガニスタンの子供たちに送っています。
注)豚皮のランドセルはアフガニスタンの宗教上の理由から寄付できません。
・1月上旬からランドセルの寄付を受け付けますが、予定数に達すると受付を締め切りますのでホームページなどで確認してください。(締め切りは例年3月下旬くらいまでだそうです)
みなさまの中で、この寄付の要項を見て「えっ!送料払うの?」と思った方いませんか?ボランティア団体は利益を得ることが目的ではありませんので、運営費や経費も寄付でまかなわなければなりませんので、ランドセルと一緒に送料も寄付してください。
尚、例外として、企業がやっているボランティア団体は企業が運営費を出しますので一般からの手数料は不要(無料)としている団体もあります。他にも、ランドセルを寄付として受け付けている福祉団体は多数ありますので、ホームページなどを検索して確認してください。
何度もいいますが、ランドセルを受け付けていない団体も多数あります。確認せずに勝手に送ると「正しいランドセルの捨て方」ではなく「迷惑なランドセルの不法投棄」になりますのでご注意ください。
ところで、NPOとNGOの違いをご存知ですか?ランドセルの捨て方を決める上で必要な情報になるかもしれませんので違いを知っておいてくださいね。
NPOとNGOの違い
NPO
一般的に「地域や子育て、いじめ、労働環境など、国内の課題に取り組む団体」がNPO。
日本では「非営利組織」と呼ばれており、さまざまな社会貢献活動を行い、事業もおこないますが、収益を構成員に分配しません。
NGO
一般的に「開発・貧困・人権・紛争など、国際的な課題(地球課題)に取り組む団体」がNGO。
政府系の組織でなければどんな組織もNGOとなりますね。
NPOもNGOもボランティア団体であることには変わりありませんが、国内の子どもたちにランドセルを寄付したい場合はNPO、海外の子どもたちに寄付したい場合はNGO、となるのでしょうか。そう考えて探してみてください。
ランドセルをフリーマーケットに出品する
オークションサイトやフリマ(フリーマーケット)アプリなどに出品する方法もあります。オークションサイトとして有名なのは「ヤフオク」ですが、フリマアプリで人気なのは「メルカリ」「フリル」などです。
中古のランドセルが出品されているかチェックするのも面白いと思います。捨てようと思っているランドセルをオークションサイトやフリマアプリに出品する際は、仕組みや手順などを理解した上でご利用されることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ランドセルの捨て方はゴミに出すだけではないことをお分かりいただけたと思います。保管するスペースが無いのに捨てるに捨てられず悩んだ時は、リメイクするのもいいかもしれませんね。ミニチュアを作ったり、お財布やバッグにしたり、思い出をとっておく方法は色々あると思います!最後まで読んでいただきましてありがとうございました!