目次
バジルの代用食材7つ
バジルには、代用できる食材が主に7つあります。バジルを買い忘れた場合は、自宅に代用できる食材がないか探してみるといいでしょう。
またバジルは、お店で購入するとやや値が張ってしまうこともあります。お財布に優しい食生活をしたいときにも、代用できる食材を知っておくと役立つことでしょう。
パセリ
パセリは、バジルの代用食材として利用されることが多いです。バジルと見た目や食感が似ていますので、料理の仕上がりにこだわりがある人も満足できるでしょう。
パセリは、もともとバジルと同じように臭みを消すことを目的にイタリア料理で使われる機会の多い食材です。もちろん、バジルとパセリの味は厳密には違います。
代用する際には、使いすぎに注意しましょう。
大葉
バジルの代用食材として知られている大葉は、日本人好みの食材です。バジルと大葉は同じシソ科の植物のため、料理を作るときにも同じように使えます。
もちろん普段バジルの味に慣れている人は、大葉の味に違和感を感じることがあるかもしれません。しそ味が好きな人は、大葉の方が好みのこともあるでしょう。
ルッコラ
ルッコラは、イタリアではメジャーな食材です。ルッコラはハーブの1種類として知られていて、バジルの葉がない場合に馬肉などに添えられることがあります。
ルッコラは苦みがあって、ゴマに似た風味が楽しめます。バジルの代用食材としてだけでなく、バジルを使った味付けにマンネリを感じているときにもおすすめです。
タイム
よい香りのするタイムは、バジルの代用食材として使われることがあります。肉の臭い消しなどに使えますので、いざ肉料理を作ろうとしたらバジルを切らしていたというときに使えます。
タイムはバジルと同じ系統の香りがするので、香り重視でバジルを使っている人は代用してみるのもいいでしょう。
セロリの葉
セロリの葉は、独特の香りがする食材です。バジルとは香りの種類が異なりますが、煮込み料理の臭い消しに利用できます。セロリは生で食べられるお馴染みの食材ですので、冷蔵庫にストックがあれば代用してみましょう。
またセロリの葉は、バジル以外にもローリエの代わりとして使えます。セロリの葉はスーパーで安く手に入る食材ですので、お財布にも優しいです。
パクチー
パクチーは、仕上げの飾りや香りのアクセントとして使われています。バジルの代用品としても利用できるため、パクチーが好きで常備している人は利用してみるといいでしょう。
ただしパクチーは独特の香りがする食材ですので、分量には注意が必要です。初めてパクチーを代用する場合は、少量ずつ使う方がいいでしょう。
セージ
セージは、肉料理に使われることが多いハーブです。すっきりとした香りがするため、バジルの代用食材として使われています。
強い抗菌作用があるため、古くからヨーロッパでは万能薬として知られています。どこか甘みを感じるバジルとフレッシュな香りのセージでは、仕上がりや香りの印象が違うのも事実です。
代用するときには乾燥セージを少量ずつ使ってみましょう。
バジルの代用品を使ったおすすめレシピ5選
ここからは、バジルの代用品を使ったおすすめレシピを5つ紹介していきます。
バジルの代用品を使っても違和感のないレシピですので、うっかりバジルを切らしていたというときは参考にしてみてください。
またレシピによっては、代用品を使った方が家族の好みに合うという場合があるかもしれません。料理のバリエーションを増やしたいときにもおすすめです。
大葉を使ったジェノベーゼ
材料
- パスタ:4人分
- 大葉:50枚
- にんにくチューブ:大さじ1
- ピーナッツ:30g
- オリーブオイル:大さじ5
- 塩:少々
- パルメザンチーズ:大さじ1
作り方
- 大葉は茎の部分を切り取り、水分を拭き取ります。
- 大葉、にんにくチューブ、ピーナッツ、オリーブオイルをミキサーにかけてジェノベーゼソースを作っていきます。
- お湯にパスタを入れて、茹でていきましょう。
- 茹で上がる直前に、茹で汁45ccをジェノベーゼソースに入れて味を調整していきます。
- パスタにジェノベーゼソース、お好みでパルメザンチーズをかけて完成です。
バジルいらず!簡単カプレーゼ
材料
- トマト:1個
- モッツァレラチーズ:半分
- マジックハーブソルト:お好みで
- オリーブオイル:お好みで
作り方
- トマトは4分の1にカットして、さらに薄切りにしていきます。
- トマトを皿に並べて、いきましょう。そして、4等分にしたモッツァレラチーズを上からかけていきます。
- バジルの代用品としてマジックハーブソルトを振りかけていきましょう。
- お好みで今回紹介した代用品を使ってみるのもおすすめです。
- 最後にオリーブオイルをお好みで、かければ完成です。
ガパオライス
材料
- 合い挽き肉:230g
- 玉ねぎ:半分
- パプリカ:半分
- パクチー:適量
- にんにく:1かけ
- 豆板醤:大さじ1
- ニョクマム:大さじ1
- 醤油:大さじ半分
- オイスターソース:大さじ半分
- 砂糖:小さじ半分
- 玉子:2個
- クレイジーソルト:適量
- ごま油:適量
作り方
- 玉ねぎとにんにくはみじん切り、パプリカは2cm角に切り、パクチーはお好みの大きさに切っていきます。
- ニョクマム、醤油、オイスターソース、砂糖を混ぜておきます。
- にんにくと豆板醤、玉ねぎ、挽き肉を、パプリカの順にフライパンで炒めていきます。
- ある程度炒めたら、混ぜておいた調味料とパクチーをプラスしていきましょう。
- ごはんと一緒に盛りつけて焼いた目玉焼きをトッピングすれば完成です。
バジルがなくてもパクチーで代用して美味しいガパオライスができます。
トマトとツナのさっぱり素麺
材料
- トマト:1個
- ツナ缶:1缶
- 大葉:5枚
- ごま油:適量
- 素麺:お好みで
作り方
- 最初にトマトはざく切り、バジルの代用品である大葉をお好みの大きさに切っていきます。
- トマトと大葉、ツナ缶、ごま油と混ぜあわせます。
- 茹でた素麺にのせれば、完成です。
ツナ缶がない場合はサバ缶でも代用できます。
タイムを使ったカキのクリームパスタ
材料
- カキ:240g
- スパゲッティ:400g
- スライスした玉ねぎ:1個
- 生クリーム:200 cc
- タイム:小さじ1
- 乾燥パセリ:お好み
- コショウ:小さじ半分
- 塩:小さじ2
- 白ワイン:50cc
- オリーブオイル:大さじ2
作り方
- カキは水気をよく切り、フライパンで炒めていきます。
- カキにはタイムと塩コショウ、白ワインを振りかけていきましょう。
- カキを一度フライパンから取り出し、スライスしたタマネギを入れて火が通るまで炒めます。
- フライパンに生クリームを入れて、再びカキを入れて炒めていきます。
- そして茹でたパスタにかけて、ソースや乾燥パセリで味を整えていきましょう。
バジルは自分で育てられる
バジルは自分でも育てられます。買い忘れやお財布に優しい生活がしたい場合は、自分で栽培することを検討してみるといいでしょう。
さらにバジルは育てやすいため、初めてハーブを栽培するという人におすすめです。日当たりがよい場所が自宅にある場合は、チャレンジしてみてください。
準備するもの
バジルを育てるために準備するものは、まずはバジルの種まきかポット苗を購入します。
そのほか、野菜用培養土、プランター、鉢底石、移植ごて、野菜用液体肥料が必要です。そして園芸用ハサミやじょうろがない場合は、用意しておくと便利でしょう。
苗植え
初心者は、苗からバジルを育てることがおすすめです。
苗植えの手順は、まず鉢底石をプランターの底に敷き詰め、野菜用培養土を入れていきます。そして苗のポットと同じぐらいの穴を作り、バジルを植えていきます。
その際に水を注いでおくと、スムーズに苗植えができます。
間引きは2回に分ける
バジルの間引きは、2回に分けておこなっていきましょう。
初めは植え付けから1週間から2週間経ったら間引きします。園芸用ハサミで根元を切れば、初心者にも簡単にできます。
また間引きした茎は新たな苗として利用することができるため、利用するといいでしょう。
追肥の目安は葉の枚数が10枚ほど
葉が10枚をこえるほどに成長したら追肥をしてあげましょう。野菜用液体肥料の場合は、1週間に1回程度がおすすめです。
また化成肥料を利用する場合は2週間に1度ずつ、10gを追加すれば十分です。バジルの成長具合をチェックして、追肥をするか判断してください。
収穫時期は茎の高さで判断
バジルの茎の高さが20~30cmになったときが、収穫のタイミングです。やわらかい葉から園芸用のハサミを使って、優しく収穫していきます。また収穫の際に中心の茎の先端を切り取れば、小さな芽にも養分が届くようになり収穫量は増えるでしょう。
バジル以外のハーブの種類
料理で使われるハーブは、バジル以外にも豊富にあります。バジルの代用品になるハーブもありますので、種類や特徴を紹介していきます。
ハーブによっては、バジルのように自宅で栽培できるタイプもあります。気になるハーブがあれば、ぜひ試してみてください。
ミント
ミントは、シソ科ハッカ属の総称です。料理やお菓子に使われるだけでなく、歯磨き粉に添加されることもあります。一口にミントと言っても種類が多く、日本ではペパーミントとスペアミントが代表的です。
ローズマリー
ローズマリーは、爽やかな香りで知られているハーブです。地中海沿岸地方原産で、シソ科です。挿し木をすれば簡単に栽培できるため、バジルと共に育ててみるといいでしょう。
ディル
ディルは、魚と相性のいいハーブです。セリ科の一年草で、ヨーロッパ、北アフリカでは料理に使われることも多いです。葉や茎だけでなく、種もカレーやパンの味のアクセントに利用されています。
レモングラス
イネ科の多年草であるレモングラスは、タイ料理のトムヤムクンの香りづけに使われたり、ティーの原材料とされることが多いハーブです。レモングラスの香りは虫が嫌うため、虫よけとして栽培する人もいます。
カモミール
カモミールは、多年草のローマンカモミールと一年草のジャーマンカモミールが有名です。ただ一口にカモミールといっても、種類によっては学名も違う別属というものもあります。ヨーロッパでは、薬草として使われてきました。
バジルの代用品を上手に利用しよう!
バジルの代用品や代用品を使ったおすすめレシピを紹介してきました。
バジルを切らしてしまった方はもちろんですが、料理のレシピに変化がほしい方は、あえて代用品を使ってみるのもおすすめです。
そこから新しいレパートリーが増えるかもしれないので、ぜひ試してみてください。