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夏バテに効果的!種類も豊富なトマトたち
夏バテに効果的と言われるトマトは、1年を通してスーパーなどで手に入れることができるため、夏にも購入しやすい野菜です。
トマトがなぜ夏バテに効果があると言われているのかご存知でしょうか。トマトには、疲労回復に効果のあるクエン酸や、尿と一緒に体内の熱を排出してくれるカリウム、さらに貧血を防止してくれる鉄分が豊富に含まれているため、疲労を感じやすい夏バテにはぴったりです。
このような効果を持っているために、トマトの旬は夏というイメージがつきがちですが、実はトマトを最も美味しく食べられるのは夏ではなく、春や秋から冬にかけてと、夏以外のシーズンです。この点を勘違いしないようにしましょう。
トマトが腐っている時のサインとは?
夏には積極的に食べたいトマトですが、暑さに弱い食材なので、夏場は保存が難しい野菜でもあります。そのため、気付いたら腐っていることも…。ここでは、トマトが腐っている時のサインを紹介します。
1.カビが生えている
トマトに限らずすべての食材に言えることですが、カビが生えている食材は絶対に食べてはいけません。腐っていて、食べてしまう菌を体内に取り込んでしまいます。
トマトの場合、白カビが線状になって生えてくることが多いです。白い線状の物体がトマトに現われた場合には、白カビが生えていると判断し、食べたり調理したりせずに廃棄しましょう。
2.じゅくじゅくと型崩れしそうなほど柔らかい
トマトは消費期限を過ぎるほど長く保存していると、次第に傷み腐り始めるため、中の水分が外に漏れ出てきます。そのため、腐り始めると通常のトマトのようにハリがなくなり、じゅくじゅくと型崩れしそうな柔らかさになります。
実際に触ってみると、ぶよっとトマトが崩れてしまうこともあります。こうなってしまったトマトは、すでに傷んでいる証拠です。色などに問題がなくても捨てましょう。
3.液体が漏れ出ている
前述したように、トマトは長期間放置すると水分が外に漏れ出てきます。そのため、柔らかくなるだけでなく、液体が漏れ出てしまい、辺りを濡らしてしまうこともあります。この液体自体も腐敗している可能性があるので、周辺に置いている食材がある場合には気を付けましょう。
4.黒くなっている
トマトは腐ると鮮やかな赤色ではなく、黒ずみ始めます。部分的であったり、全体的に赤黒い色になったりと腐敗スピードはさまざまですが、正常なトマトと比べて、明らかに色が代わり始めているトマトは、腐っていると判断して廃棄するのが正解です。
5.シワシワにしおれている
傷み、腐ってしまったトマトは、中の水分が抜けてしまうため、徐々に実がしぼんでいきます。また、皮にもハリがなくなるため、シワシワになってしまうのです。
色や臭いも問題がないからとシワシワになっているトマトを食べてしまう人がいますが、この時にはすでに腐っていたり、傷みが全体に回っていることが多いです。食べてしまうとお腹の調子を崩す原因になるのでやめましょう。
トマトにおすすめの保存方法!長持ちには冷凍保存が最適
夏場は特に傷みやすいトマトは、基本的に冷蔵保存が推奨されている食材です。しかし、目安となる消費期限内にトマトを食べきることができない場合には、冷凍保存することで、食感が変わったり使い道は限られますが、長持ちさせることが可能です。
冷蔵保存の方法と消費期限
まずは冷蔵保存の方法を確認していきましょう。正しく冷蔵保存すると、トマトは焼く10日間保存することができます。夏場は傷みやすいので、1週間以内に食べきることを目安にしましょう。
- ポリ袋などに入れる
- ヘタ部分を下にして重ならないように野菜室で冷蔵保存
ポリ袋と紹介しましたが、スーパーで販売されているトマトはパックに入っている物も多いです。パックに入っている場合は、パックの中のトマトをへたが下になるよう置き直し、そのままパックを密閉して保存することも可能です。
通常の冷蔵室では温度が低すぎるので、野菜室に入れるようにしましょう。
冷凍保存なら約1ヶ月間長持ち!
10日以内に使い切れない場合は、思い切って冷凍保存しましょう。冷凍保存する場合は、そのまま冷凍する方法とカットする方法がありますが、まるごと冷凍することで約1ヶ月間長持ちします。カットトマトは約1週間です。
- 水洗いしてヘタを取り除く
- ジッパー付きの保存袋に入れる
- 空気を抜いて密閉した後、冷凍保存する
まるごと冷凍保存する場合も、カットトマトを冷凍保存する場合も、上記の手順で冷凍することで、約1ヶ月間長持ちさせることができます。より保存期間を長くしたい場合には、空気にできるだけ触れないよう、保存袋に入れる前にラップで包みましょう。
腐ったトマトは食中毒の危険も…食べずに捨てて!
いかがでしたでしょうか。トマトは夏にぴったりな野菜ですが、旬ではない分、腐りやすい食材です。今回紹介した腐った時のサインが現われたら、無理に食べず捨てるようにしましょう。保存方法もぜひ参考にしてくださいね!