目次
マットレスに生えたカビを落とす方法4選!
マットレスのカビの落し方を4つご紹介します。
消毒用エタノールでカビを落とす
用意するもの
- 消毒用エタノール(カビの殺菌に使用)
- スプレーボトル(エタノールスプレーに使用)
- キッチンペーパー(カビの拭き取りに使用)
- タオルまたは布(洗剤のお湯拭きに使用)
- お湯(カビの拭き取りに使用)
- ドライヤー(乾燥に使用)
- ゴム手袋・マスク(カビの吸引防止)
カビを取る手順
- カビを取る
マットレスのカビをキッチンペーパーで拭き取ります。キッチンペーパーについたマットレスのカビが他に飛ばないようすぐビニール袋に入れて口を閉じてください。 - 消毒する
消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ、マットレスのカビにたっぷり吹きかけ、1時間ほど放置します。 - つまみ取る
お湯を浸した布でマットレスのカビを軽くとんとんたたきながら、こすらずにつまみ取るように拭いてください。一度で落せない場合は、再度消毒用エタノールを吹きかけ、新しい布にお湯を浸してカビをつまみ取る作業を繰り返してください。 - ドライヤーをかける
カビをきれいに拭き取ったら、ドライヤーで湿乾させます。 - 最後に、風通しの良い場所で日陰干しすれば、殺菌は完了です。
重曹でカビを落とす
黒いカビのシミは取れませんが、表面上のカビはほぼ殺菌されます。
用意するもの
- 重曹 大さじ2杯程度(重曹水を作る)
- 消毒用エタノール(カビの殺菌に使用)
- キッチンペーパー(カビの拭き取りに使用)
- タオルまたは布(洗剤のお湯拭きに使用)
- スプレーボトル(重曹水やエタノールスプレーに使用)
- ゴム手袋・マスク(カビの吸引防止)
カビを取る手順
- 重曹水を作る
スプレーボトルに水300mlと重曹大さじ2杯を入れ、上下にしゃかしゃか振って重曹を溶かしてください。 - カビを取る
マットレスのカビをキッチンペーパーでつまむように拭き取ります。キッチンペーパーについたマットレスのカビが他に飛ばないようすぐビニール袋に入れて口を閉じてください。 - 重曹水を吹き付ける
スプレーボトルの重曹水を、マットレスのカビにたっぷり吹きかけ、3分~5分ほど放置します。 - 拭き取る
マットレスのカビを、雑巾でとんとんたたきながらカビを拭き取ります。 - エタノールをスプレーする
マットレスのカビにエタノールをたっぷり吹きかけて除菌します。 - 水分を取る
乾燥したキッチンペーパーで、マットレスをたたきながら水分を取除きます。 - ドライヤーをあてる
カビをきれいに拭き取ったら、ドライヤーで湿乾させます。 - 最後に、風通しの良い場所で日陰干しすれば、殺菌は完了です。
塩素系漂白剤で黒カビを落す
消毒用エタノールでマットレスの黒カビを殺菌できますが、黒カビは取れません。マットレスの黒カビを取るには塩素系漂白剤が効果的ですが、塩素系漂白剤はマットレスの生地を傷め色落ちもする可能性があります。それを承知の上で塩素系漂白剤を使ってカビを落としたいという方は、キッチン用のハイター(キッチン泡ハイター)で試してみてください。
用意するもの
- キッチン泡ハイター
- タオル2枚(カビの拭き取りに使用)
- お湯(洗剤のお湯拭きに使用)
黒かびを取る手順
- キッチン泡ハイターを黒カビの斑点に吹きかけます。
- 黒い斑点が落ちてきたら、お湯に浸したタオルでとんとんたたきながら洗剤とカビを拭き取ります。洗剤がなくなるまで、タオルを代えながらお湯で拭きとってください。
- マットレスから洗剤が消えたら、乾いたタオルでとんとんたたきながら水分を拭き取ります。
- 最後にドライヤーで乾燥させ、風通しの良い場所で日陰干しすれば完了です。
塩素系漂白剤落は肌につくとアレルギーをおこす可能性がありますので、洗剤が残っていると感じた時は、再度お湯で拭きとってください。
カビ除去スプレーでカビを落す
カビ専用の掃除スプレーが市販されています。種類はさまざまですが、カビ除去スプレーをカビに吹きかけて30分ほどで落ちるスプレーもあります。
エタノールでもカビ除去スプレーでも落ちないガンコなカビはプロに相談してみましょう。カビ取り料金は、マットレスの大きさやタイプによって異なりますが、1万~2万円が相場のようです。また、マットレスは引取りなのか郵送なのかで料金も違います。
プロにお願いする場合は、きちっと見積りをもらいましょう。相場の数倍費用がかかっり、仕上がってから別途料金を取られる悪質なケースもあるようですので注意しましょう。
カビが生える原因
- 湿度が65%以上
- 温度が20℃~25℃
- カビのエサ(皮脂、ダニ、埃など)
カビの温床となる条件のポイントは「湿度」「温度」「カビのエサ」です。マットレスは、寝ている間に出る汗(コップ1杯ほど)による湿気、人の体温、体から出る皮脂や髪の毛、ダニなど、カビが繁殖する条件がそろっています。
カビの防止対策
湿気をためないように工夫する
- 市販の除湿シートをマットレスの下に敷きましょう。
- 毎日、窓を開け、換気扇をまわしながら換気して湿気を取ってください。
- ベッドの周りに植物をおかないでください。
- ベッドを壁にぴったりくっつけない。最低5cm~10cm以上はすき間をつくりましょう。
- マットレスを定期的に壁に立てかけて湿気をとってください。
- 汚れをためない
汚れはカビのエサになり増殖します。汚れをためないように、まめにシーツの交換や敷きマットを洗濯しましょう。カビの発生を少しでも抑えるために除湿マットは1週間に1度のペースで干しましょう。
簡単に干すことができないマットレスですが乾燥した状態を保つことは必須です。除湿マットの利用とともに、布団乾燥機を使たり除湿器を使ったりして週に1度はマットレスを乾燥させてあげましょう。
布団乾燥機の場合は布団を取り除き、直接マットレスに熱風が当たるように、除湿器の場合も布団を取り除きマットレスの横で半日ほど除湿器を運転させるようにします。
除菌スプレーを使う
毎日、除菌スプレーを吹きかけましょう。
マットレスはベッドで使用する
フローリングなど床に直接マットレスを敷きっぱなしにすると、湿気がこもりカビが発生しやすいので、すのこでを使って通気性を確保しましょう。すのこを使用する場合は、マットレスとすのこの間にバスタオルなどを敷いて湿気を吸収させることをおすすめします。
マットレスを使う際の注意点
床に敷きっぱなしはNG!
マットレスを床に直接敷きっぱなしにするとマットレスの下に湿気がこもり、床の埃もマットレスにつきますのでカビの温床になります。
部屋干しはNG
ベッドがある部屋(マットレスを敷いている部屋)に洗濯物を部屋干ししていると、洗濯物から出る湿気をマットレスが吸い込みますのでカビが増殖する原因になります。
ベッドの下の収納は換気を良くする
ベッドの下に収納がある場合、寝汗などの湿気が下にたまりカビが繁殖していることが多いようです。ベッドの下の収納にも除湿剤を入れてこまめに開いて湿気がこもらないよう換気しましょう。
まとめ
マットレスのカビの落し方や原因をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?睡眠時間はたっぷりとりたいのに、睡眠時間が長ければ長いほど、吸い込むカビの量も増えていく…それを想像したら、布団にもぐったりうつぶせ寝するのが恐くなってきますね。
マットレスカバーをしているとなかなかカビに気がつかないかもしれませんね。カビ臭で気がついた時はもう遅い!この機会にマットレスのカビチェックをしてみてください。もしカビを見つけたら、すぐ消毒用エタノールで殺菌しましょう!
清潔にしなければならない寝具なのに、簡単には動かせないマットレス。しかも一度カビが生えたりダニが発生してしまうと、なかなか清潔な状態に保つことが難しくなってしまうのです。
敵は湿度!ということを念頭におき、乾燥した状態を保つことができるよう、寝室の湿度管理は重要になってきます。どうしても湿度が高い寝室であれば、定期的にエアコンの除湿機能を使うのも一つの方法です。
その際も布団をはがしてマットレスが表に出るようにして除湿機能を使うと、マットレスの除湿も兼ねられるので、是非おためしください。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
湿気が貯まりカビやダニが繁殖してしまうのを防ぐためにも、正しいメンテナンスが必要となってきます。
一度カビが生えてしまったらアルコール除菌スプレーや消毒用エタノールを利用して綺麗に落としましょう。カビが生えている部分にアルコール除菌スプレーをふきかけ、乾いたタオルで拭きとるようにします。カビが落ちたかなと思ってからさらにもう1回するくらいが必要。
終わったら扇風機の風を当てるなどして完全に乾燥させてから布団を敷くようにします。