カセットコンロの捨て方とカセットボンベに残ったガスの抜き方

カセットボンベがセットされたカセットコンロ、オレンジ色

カセットコンロの捨て方をご存知でしょうか。あれば何かと便利なカセットコンロは、鍋料理が増える冬にも大活躍してくれます。新しく買い替えたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。その一方で、もう使わなくなってしまったけれど、捨て方がわからず、自宅に眠っているカセットコンロがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ガスボンベに残ったガスはどうしたら良いのかなど、カセットコンロの捨て方について解説します。

カセットコンロの正しい捨て方

赤いカセットコンロ

カセットコンロは「燃えないゴミ?」「粗大ゴミ?」

小型のものなので、燃えないゴミとして捨てることができるのはないかと考えてしまいがちです。お住まいの地域自治体で、燃えないゴミ用として指定されている袋にも、すっぽり入ってしまいます。

しかし、カセットコンロは「粗大ゴミ」として指定されている地域自治体がほとんどです。

カセットコンロが粗大ゴミとして指定されている理由は「着火装置」がついているからです。また、カセットコンロの大きさによっては、燃えないゴミとして捨てることができる地域自治体も存在するようです。

「粗大ゴミ」として捨てる場合

私が住んでいる地域自治体では、どんなに大きな粗大ゴミでも無料なのですが、有料の地域では、粗大ゴミのシールというものがあり、コンビニなどで購入し、捨てたい物に貼って、指定された場所へ出すのだそうです。

もし、今すぐに使わなくなったカセットコンロを捨ててしまいたいのであれば、粗大ゴミを処理してくれる施設に持ち込む方法があります。持ち込む場合は費用がかかりますが、地域自治体によって異なり、数百円くらいです。

カセットボンベの捨て方

GASと書かれたカセットボンベ

カセットコンロの捨て方で最も重要なのが、ガスが入っているカセットボンベの捨て方です。爆発したらどうしよう…なんて不安がありますよね。

実際に、カセットボンベに残ったガスを処分しようとし、事故が起きてしまったケースは、決して少なくはありません。鍋料理が増える冬の時期など、テレビ番組でも取り上げられることが増えますよね。

収集車中での爆発、焼却炉内での爆発などが起きているからです。

カセットコンロやカセットボンベを使用した者が、正しい捨て方をしていれば、作業員の方を事故に巻き込んでしまわずに済みます。

ぜひ、この機会に正しい捨て方を知り、カセットコンロを便利に安全に使用するように心がけてくださいね。

ガスが残っていないか確認しましょう!

カセットコンロやカセットボンベを捨てる前に、中にガスが残っていないかどうか、確認しなければなりません。

カセットボンベを振ってみてください。中でシャカシャカと音がするようであれば、まだ中にガスが残っています。中にガスが残っていないときは、音はしません。

残っているガスを全て抜きましょう!

正しいガスの抜き方は、カセットボンベの本体に表示されています。表示されている内容をよく読み、その内容に必ず従ってガスを抜いてください。

ここでは、カセットボンベの中に残ったガスの基本的な正しい抜き方をご紹介します。

  1. 火の気のない屋外に出ましょう。風通しの良い場所が望ましいです。
  2. カセットボンベのキャップを外し、先端を下向きにします。
  3. コンクリートなどの地面に先端部分を押し付けます。
  4. ガスが少しずつ抜けていきます。
  5. カセットボンベを振り、中で音がしないようであれば、空になっています。

お住まいの地域自治体の決まりに従って捨てましょう!

カセットボンベの捨て方は、お住まいの地域自治体によって異なります。地域自治体の公式ホームページから確認することができます。

ちなみに、私が住んでいる地域自治体では、カセットボンベは“資源ゴミ”として回収されます。中のガスを全て抜いた後、資源ゴミの日として指定された日に出しています。

資源ゴミとしてではなく、燃えないゴミとして、指定された袋に入れて捨てる、という地域もあるようです。

絶対にやってはいけない捨て方

カセットボンベの中にガスが残ったまま捨てることは絶対にやってはいけません。よくご理解いただいていると思います。

そして、よくやってしまいがちなのが、カセットボンベ本体に穴を開けて、中に残っているガスを抜くという方法です。この方法は間違いです。決して行わないでください。

カセットボンベの中にガスが残っている状態のまま穴を開けてしまうと、ガスが噴射し、止まらなくなってしまいます。ガスが噴き出し続けたら、きっと誰もが冷静ではいられなくなってしまい、恐怖心でいっぱいになると思います。

やってしまいがちですが、恐ろしい方法なんです。

正しいカセットコンロの選び方

火をつけたカセットコンロ

カセットコンロを買ったけれど、実際に使ってみると、“使いづらい!”なんてことはありませんでしたか?

使いづらくて捨ててしまったり、また新しく買わなければならなくなってしまったり、使い勝手って大事ですよね。

カセットコンロには、「室内用」と「屋外用」があることをご存知でしょうか。もし、カセットコンロを屋外で使用し、使いづらいなと感じたのであれば、そのカセットコンロは室内用だったのかもしれません。

用途に合わせて適切なカセットコンロを選ぶことができず、捨ててしまうなんてことがないよう、正しいカセットコンロの選び方をぜひご参考ください。

「室内用」のカセットコンロとは

室内用のカセットコンロの特徴は、火力の調整が幅広くできるということです。

強火はもちろんですが、焼き料理や炒め料理にカセットコンロを使いたいのであれば、より火力が強いものを選ぶと良いです。また、煮込み料理にも最適な、とろ火まで調整することができるカセットコンロもあります。

室内でカセットコンロを使用するときは、ガス漏れに十分に注意しなければなりません。しかし、寒い冬であれば、窓を開けて空気を入れ替えながら…なんてことはしないでしょう。

そのため、ガス漏れを感知する機能がついたカセットコンロや、ガス漏れを感知すると安全装置が働いてくれる機能がついたカセットコンロを選らばれることをおすすめします。

「屋外用」のカセットコンロとは

屋外用のカセットコンロの特徴は、風よけの機能がついているということです。

カセットコンロを使ってみて、使いづらいと感じる原因のほとんどが、風によって火が消えてしまうという点です。おそらく、室内用のカセットコンロを買ってしまったのでしょう。

屋外用のカセットコンロであれば、風よけの機能がついていることで、火力を安定させることができ、風が吹くたびに火が消えてしまう、なんてイライラも解消されます。

たくさんの荷物と一緒にカセットコンロを持ち運ぶ必要があるときは、大きさや重量も考えて選ぶと良いです。また、カセットコンロを収納するための専用ケースがついているものを選ぶと便利です。

最後に

オレンジ色のカセットコンロ

ガスを使用するカセットコンロやカセットボンベは、正しい捨て方を知っておくことで、不安になることもなく、安全に捨てることができます。ゴミを収集・焼却してくれる作業員さんにも安全です。

捨て方はお住まいの地域自治体によって異なりますので、必ず事前にご確認くださいね。

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よくある質問

  • 物を捨てられない人はなぜ?

    ・「後で使うかもしれない」と思ってしまう
    ・物を捨てることは悪いと感じてしまう
    ・物が近くにあると満足する

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  • 断捨離のやり方は?

    1、物を分類する:必要な物・不要な物・保留する物、と3つに分類していきます。
    2、捨てるルールを作る:「〇年以内に使わなかったら捨てる!」「壊れたものは捨てる」などのルールを自分で作り、そのルールを守る意思を持ちましょう。断捨離では手放す基準は「1年間使わなかったもの」だそうです。
    3、意識を変える:物を捨てることは「物への執着を減らすことになり心が自由になる」、不要な物を捨てることは「大切なものだけが残る」などと、捨てることに対する意識を変えていくのもおすすめです。
    4、一度に全部捨てようとしない:一度に物を減らそうとすると挫折しやすくなります。少しずつ片付けて、小さな目標から達成させていきましょう。

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