目次
ダンボールの正しい縛り方とコツ
ダンボールを縛り方にはいくつか方法があります。
- 簡単にできる縛り方
- きつくまとめる縛り方
- 崩れない縛り方
これらの3種類が主なダンボールの縛り方になり、上から順に縛り方も少々難しくなります。
ダンボールを縛ってまとめるときには、まずはダンボールを畳み、できるだけ大きさを揃えてから縛るのが重要なコツになります。
大きさが違いすぎて折りたたむのが難しい場合には、小さいダンボールを大きいダンボールに挟んでから縛ることもしっかり縛るためのコツになります。
これらの縛り方の中から自分で実践できそうな縛り方でダンボールを縛りましょう。
ダンボールの簡単な縛り方
ダンボールの簡単な縛り方はビニール紐で、まとめて重ねたダンボールを置いて十字に縛る方法です。
縛り方の手順①
まずはビニール紐を床の上に横に1本伸ばした状態にしてから、まとめて重ねたダンボールの中央にビニール紐がくるように重ねたダンボールを置きます。
縛り方の手順②
重ねたダンボールの左右から出ているビニール紐を表側に持ってきて、ダンボールの中央で交差させて上下に引っ張りながら伸ばし、まとめたダンボールの裏側に折ります。
縛り方の手順③
ダンボールの上下から伸びたビニール紐を引っ張りながら、ダンボールの横方向に伸びる紐の下にくぐらせます。くぐらせた紐をダンボールの中央でぎゅっときつく縛れば終わりですが、念のためもう一度固く結ぶとほどけにくくなります。
ダンボールをきつくまとめる縛り方
ダンボールをきつくまとめる縛り方は、ビニール紐で輪を3個作ってその輪の中にまとめて重ねたダンボールを通してから縛る方法です。きつく縛れば3つの輪だけでもくずれませんが、十字にクロスさせることで荷崩れを防げます。
縛り方の手順①
ビニール紐を伸ばしながら、平仮名の「の」を書くように大き目の輪を3個作り、ビニール紐が重なった部分を持ってビニール紐を重ねます。
縛り方の手順②
3重に重なったビニール紐の輪の中にまとめて重ねたダンボールを通して位置決めをします。バランスを考慮してビニール紐がダンボールの中央にくるようにしましょう。
縛り方の手順③
左右に出ているビニール紐をギュッっと引っ張ります。引けば引くほど強く縛れます。この横方向の行程まででも強く縛ることができますが、さらに強くするために縦方向にも縛ります。
縛り方の手順④
左右に強く引いたビニール紐をダンボールの中央で交差させて上下の縦方向にして数回ぐるぐると巻きます。ダンボールの裏側にビニール紐を何度か通すので、少し持ち上げることになりますが、横方向の段階でぎゅっと縛られているのでダンボールが崩れてしまうはありません。
縛り方の手順⑤
ダンボールが崩れない縛り方
この縛り方はビニール紐が横1本縦2本で「キ」の字型に縛る方法になります。十字に縛る方法よりもまとめたダンボールが崩れにくくなります。
縛り方の手順①
まとめて重ねたダンボールの縦横の長い方の下の1/3の部分を起点として、その部分に横方向にぐるっとビニール紐を1周させて縦方向に交差させます。伸ばす方向のビニール紐は長くしておきましょう。
縛り方の手順②
伸ばす方向に長くしていた紐でダンボールの上の1/3の場所にも手順1と同じように横方向にぐるっとビニール紐を1周させて縦方向に交差させます。上方向に余った紐を伸ばします。この時点で2ヶ所に結び目ができるので安定します。
縛り方の手順③
縦方向に伸ばしたビニール紐をダンボールの端で固く結べば完成です。縦方向に長いダンボールでも横方向に2ヶ所結んでいるのでしっかり安定します。
ダンボールを縛った紐が緩む理由
普段の買い物やインターネットの通販でいつのまにかダンボールはたまってしまいますよね。
ごみ出しでダンボールを畳んで重ねてまとめたときに、しっかり縛ったつもりでもいざ運ぶ時に紐が緩んでバラバラになってしまう経験がある人は意外と多いと思います。
ダンボールの縛り方で重要なポイントは、ダンボールの大きさをそろえることです。大きさがバラバラのダンボールをしっかりそろえて重ねないと隙間ができてしまってきつく縛ることができず、紐が緩んだり外れたりします。
ダンボールをまとめて縛るときは、重ねる前に大きさをできるだけ合わせて畳んでからまとめて縛るということが重要なコツとなります。
ダンボールをまとめて縛る場合、大きさをそろえて隙間ができないよう重ねる
ダンボールを縛るときの注意点
ダンボールの縛り方で、まとめて縛るときには何点か注意する必要があります。
手や指先を切らないように
ダンボールを扱うときに手先を切ってしまうことがあります。ダンボールは紙なので裏返しにするときなど、ふいにスパッと切れてしまうことがあるので軍手をしてから作業をしましょう。
欲張らず何束かに分ける
ダンボールは硬く厚い紙を重ねて作られているので、紙とはいえども意外と重たいものです。まとめて重ねる際は欲張って枚数を多くしてしまうと、重量から紐で縛ることが難しくなってしまったり、重さで持ち運ぶことができなくなってしまうことがあるので、あまり多くの枚数を1度に重ねて縛らずに、自分で持ち運びが可能な重量と枚数で縛って、いくつかのダンボールの束に分けましょう。
大きさはできるだけ合わせる
まとめて処分したいダンボールの大きさが全て同じになるということはほとんどありません。ダンボールをまとめて処分するときは、ダンボールの大きさを折り曲げたりしてできるかぎり揃えましょう。縛るときに紐が緩んでしまう原因になってしまいます。
ダンボールをまとめる時は自分が持ち運びできる重さと枚数をよく考えてからまとめる
資源ごみとして出せないダンボール
ダンボールをまとめる大きな理由は資源ごみとして出すときに持ち運ぶときにバラバラにならないようにするためですが、次のようなダンボールは資源ごみとして出せないので注意しましょう。
油汚れがついたダンボール
デリバリーのピザを運ぶ箱はダンボールなのですが、こちらの箱には油染みや食品のカスなどが付着しています。ピザだけではなく油汚れが付着したダンボールはリサイクルの過程でも汚れを落とすことはできません。油汚れが付着したダンボールは燃えるごみの日に処分しましょう。
臭いがついてしまったダンボール
洗剤などの臭いが付いてしまったダンボールも資源ごみの日には出せません。強い臭いが再生したダンボールにも移ってしまうからです。臭いが強く残ってしまったダンボールも燃えるごみの日に処分しましょう。
濡れてボロボロになったダンボール
多少の雨に濡れてしまった程度のダンボールでしたら問題ありませんが、長時間水に濡れてしまってボロボロになってしまったダンボールは、ダンボールの繊維が絡まってしまう事で強度があがってしまい、質の良いダンボールへの再生ができなくなってしまいます。ボロボロになってしまったダンボールも燃えるごみの日に処分しましょう。
送り状のとり忘れに注意!
資源ごみとしてダンボールを処分するときは、送り状や留め金や粘着テープを取り除いてからまとめて縛って出すようにしましょう。
以下がついてしまったダンボールは、資源ごみに出せないので燃えるごみの日に処分する
・油汚れがついてしまった
・臭いがついてしまった
・濡れてボロボロになった
最後に
今回紹介したダンボールの縛り方は、古新聞や雑誌をまとめて処分するときにも応用が可能な縛り方なので、おぼえておくと便利です。
重量に気をつければ女性ひとりでもまとめて縛ることは可能なので、まとめたはずのダンボールが持ち上げたらくずれて嫌な思いをしないためにも実践してみましょう。