目次
【冷蔵保存】雑炊の保存方法
余った雑炊は冷蔵保存することができます。
正しい冷蔵保存の仕方、美味しく食べることができる保存期間の目安、冷蔵保存する時の注意点、温めて食べる時のポイントをまとめました。
正しい冷蔵保存の仕方
余った雑炊を冷蔵保存する時は冷蔵用の保存容器に入れます。その際、しっかり密封できるものを選んでください。
雑炊は冷ましてから保存容器に入れ冷蔵庫で保存します。熱々のまま入れると冷蔵庫内の温度を上げてしまい他の食材に影響を及ぼしますのでご注意ください。
保存容器の種類は、プラスチック製・ガラス製・ホーロー製・タッパーなど何でもOK。
雑炊の保存容器としておすすめなのは「ホーロー製」です。色やニオイが付きにくく、使った後の油汚れが落ちやすいのでチーズを入れた雑炊にも最適です。
また、直火やオーブンにも対応しているのでそのまま雑炊を温めて食べることができます。
美味しく食べることができる保存期間の目安
基本的には翌日中に食べきってしまうのが良いです。正しく冷蔵保存した場合、翌日~3日以内には食べきってしまうようにしましょう。
雑炊のごはん(お米)が汁を吸ってしまうため、作り立てのみずみずしい美味しさを保って保存することが難しいです。日が経てば経つほど美味しさが失われてしまいます。
冷蔵保存する時の注意点
雑炊に卵を追加した場合、十分に加熱してから保存してください。その際、卵を半熟のままで保存しないてください。
雑炊が余ってしまうことが予想されるのであれば、鍋の残りにごはんを入れる前に汁だけ容器に取っておきます。そして、ごはんを入れて雑炊を作り、余った雑炊はまた別の容器に入れます。
汁とごはんを別々に保存しておけば、ごはんが汁を全部吸ってしまうことはありませんし、食べる時に合わせて温めればOKです。
温めて食べる時のポイント
- 冷蔵保存しておいた雑炊が汁を吸ってしまった場合、電子レンジで温める時は、まずは600Wで1分くらい温めます。まだ冷たい時は、さらに1分くらい温めましょう。水分が飛んでしまい、焦げついてしまう可能性があるため、少しずつ温めるようにしましょう。
- 汁は沸騰しやすいので、電子レンジで温める時は火傷に注意してください。
- 汁とごはんをそれぞれ保存し、電子レンジで温める時は、別々の容器のまま温めても良いです。もちろん、汁とごはんを合わせてから温めても良いです。
- チーズや溶き卵を加えたい場合には、鍋で調理するのが良いです。汁がなくなってしまいやすく焦げつきやすいため、弱火でじっくり温めるのが良いです。
- 雑炊を温めて食べる時は、保存容器が直火・電子レンジ・オーブンなどに対応しているか確認してから温めてください。耐熱温度も確認し、電子レンジの場合は120℃~140℃に対応していると良いです。プラスチック製の容器やタッパーで保存した場合、容器が溶けたり変形してしまうことがありますのでご注意ください。
【冷凍保存】雑炊の保存方法
余った雑炊は冷凍保存することができます。冷蔵よりも冷凍の方が保存期間が長くなるというメリットがあります。
正しい冷凍保存の仕方、美味しく食べることができる保存期間の目安、冷凍保存する時の注意点、温めて食べる時のポイントをまとめました。
正しい冷凍保存の仕方
余った雑炊は十分に冷まし、しっかりと密封することができる冷凍用の保存容器に入れて保存します。
冷凍庫の温度は-18℃くらいなので、耐冷温度が-18℃を下回る容器を選びます。プラスチック製・ガラス製・ホーロー製・タッパーはもちろん、フリーザーバッグ(袋)でも冷凍保存することができます。
温めやすく食べやすくするためには、1食分ずつに分けて保存するのがおすすめです。
美味しく食べることができる保存期間の目安
鍋の残り物で作った雑炊を美味しく食べることができる期間の目安は1カ月くらいです。
長く冷凍保存してしまうと冷凍焼けを起こし、美味しさが失われてしまいやすいです。色やニオイや味が変化してしまうことがあります。
冷凍保存する時の注意点
雑炊に卵を追加した場合、十分に加熱してから保存してください。卵を半熟のまま保存しないてください。
雑炊を入れる容器は、冷凍庫での保存が可能な容器であることを必ずご確認ください。
鍋の残り物で雑炊を作って冷凍保存しておきたい場合、ごはん(米)が汁を吸ってしまうことを防いで冷凍保存するためには、ごはんと汁を別々の容器で保存するのがおすすめです。
離乳食や作り置き食材として雑炊を作って冷凍保存しておきたい場合、水分を少し多めに作っておくことで、電子レンジや鍋で温めて食べる時に乾燥しにくいです。
保存しておいた容器に雑炊を入れたまま加熱調理したい場合には、加熱調理が可能な容器であることと耐熱温度を必ずご確認ください。
温めて食べる時のポイント
- 電子レンジで温める時は、600Wで1分~3分くらい加熱します。雑炊をスプーンなどでよく混ぜ、再度加熱します。雑炊の上の方と下の方はよく加熱され、中の方が冷たかったり凍っていることがありますので、よく混ぜつつ、よく確認しながら温めてください。
- 鍋で温める時は、焦げつきを防ぐために弱火でじっくり温めてください。長く冷凍保存しておくと水分によって味が薄くなってしまうことがあります。コンソメ・塩コショウ・スープの素などを使って味を足すと良いです。
- チーズや卵を加えたい時は、まずは鍋で雑炊を温めます。十分に温めた後、チーズや卵を加え、水分が飛んでしまわないよう蓋をして加熱すると良いです。
- 雑炊を温めて食べる時は、保存容器が直火・電子レンジ・オーブンなどに対応しているか確認してから温めてください。耐熱温度も確認しましょう。
- 冷凍保存した雑炊は解凍や十分に温めるまでに時間がかかります。プラスチック製の容器やタッパーで保存した場合、容器が溶けたり変形してしまうことがありますのでご注意ください。
雑炊は傷みやすいので常温での保存はNG
雑炊は傷みやすく常温保存は夏場だけではなく冬場でもNGです。
冷蔵や冷凍で保存する前に冷ましておくはずが、そのままうっかりテーブルの上に置きっぱなしになってしまうことがあるかもしれません。
傷んでいないか、食べることができるかを判断するため、次のことを確認してください。
- 糸を引くようにねばりが出ている
- 酸っぱいニオイや味がする
- 変色している
- 白カビや黒カビが生えている
ひとつでも当てはまる場合には食べないでください。何となくおかしいような気がする…という程度であっても食べない方が良いです。
最後に
余った雑炊は冷蔵または冷凍で保存することができます。常温では保存できません。保存期間の目安は、冷蔵では翌日~3日くらい、冷凍では翌日~1カ月くらいです。
保存する容器にも十分な注意が必要です。冷蔵または冷凍が可能であること、耐冷温度と耐熱温度を必ず確認してから保存や加熱をすることを忘れないようにしましょう。
雑炊に追加した卵は十分に加熱し、半熟のままでは絶対に保存しないでください。腹痛や下痢や嘔吐などの体調不良、食中毒の原因になることがあります。