目次
食費を節約する方法やコツ3選
①家計簿をつけて食費を把握する
月にどれくらいの食費をかけているのかを把握することは、「食費」を意識するために大切な習慣です。買い物するたびに食費としてどれだけのお金を使うのか、自分で客観的に知っておきましょう。食費の節約は、まずそこから始まります。
とはいえ、家計簿をつけるのはなかなか面倒くさくて、多くの人は続かないかもしれません。最初はモチベーションが高くて続けられるかもしれませんが、だんだん“慣れ”が出てくると、サボりが増えていき、家計簿をつけることにストレスを感じるようになります。
そんな人は「レシートの写真」を保存しておくとよいでしょう。買い物を終えた後、レシートをスマホで写真に撮っておきましょう。その写真をメモ帳に張り付けておけば、月の食費を把握することができます。
一週間ごとにレシートを集計しておくのがコツです。大学生や社会人の一人暮らしでも、家庭持ちの人も、レシートを写真で保存する方法はとってもオススメです。
②食費をあらかじめ用意しておく
月の食費を決めておくのも食費節約術のひとつ。「今月は5万円」とあらかじめ決めておけば、理屈上、その時点で節約出来ていることになります。もちろん、そのためには「5万円」以内に食費を抑えるように工夫する必要があります。オーバーしてしまっては元も子もないですからね。
ちなみに、この金額に「飲み代」や「外食代」も含めておくと尚のこと節約に繋がります。むやみやたらに外食する機会も減るため、ダイエットや健康にも効果があります。
③節約料理の献立を活用する
安くて美味しい栄養のある節約料理メニューやレシピは、サイトや個人ブログなどで紹介されています。それらを参考にしながら、できるだけ買い物をしなくても済むような料理のレパートリーを増やしていくとよいでしょう。
食費がかさむのは、色々な食材を買い揃えないと作れない料理を頻繁に作るからです。本格料理は週に数回にとどめて、ふだんは節約料理をメインに献立を計画するのがコツです。
この習慣が身につくと、買い物に行く回数がかなり減ります。もちろん、家族数によって用意しなければならない食材の量は異なりますから、買い物へ行く際は、「1人~2人家族」「4人~5人家族」相応の食材をまとめ買いしておくのがいいですね。
食費を節約するための買い物のコツ
買い物リスト内で出費を抑える
食費の節約が上手でない人は、「買い物に行ってから買うものを決める」ことが多いと思われます。みなさんも心当たりはありませんか?それでは、買い物に行くたびに「余計な出費」が増えるばかりです。
買い物はあちこちに目移りしてしまいますからね。気持ちはわかりますが、そういう買い物の仕方では、いつまでたっても食費は節約できません。
節約を成功させるためには、「買い物リストに書かれたものだけを買う」というルールを心に決めることが肝要です。買い物リストで予定されていないものは、絶対に買わないようにしましょう。
ちょっと気になった商品があっても、その買い物の時は控えるべきです。次の買い物の時に購入を判断すればよいのです。
プライベートブランドは割安なので重宝する
他者の商品ではなく、スーパーなどの小売店が自ら企画して開発した商品を「プライベートブランド」と言います。プライベートブランドの利点は、他社の商品よりも安いということです。自社開発している商品なので、仕入れ価格を反映せずに済むからです。
他社の商品を店頭に並べる時は、仕入れた時に発生した費用が価格に上乗せしますが、自社開発なら「仕入れ」が発生しないので、その分安くなるわけです。
こうしたことから、プライベートブランドを展開しているスーパーで買い物をする際は、積極的にプライベートブランド商品を買うようにするとよいでしょう。かなりオトクに買い物をすることができます。
旬の食材は安く買える?
意識しないとなかなか気づかないかもしれませんが、シーズンごとの「旬な食材」は、実はそのシーズンがもっとも安く買えるタイミングだったりします。
なぜなら「旬な食材」は、供給(流通)が一気に増えるからです。流通量が増えると売り手の価格競争が激しくなるので、価格はどんどん下がっていきます。
旬の食材を安く買えるなんて、かなりオトクだと思いませんか? これまで季節感のない食卓だった人は、今後は旬の食材を意識して買い物をしてみてください。
「少しくらい高くても」という油断は捨てる
食費の節約を成功させるには、値段に厳しすぎるくらいがちょうどいいと思います。節約を始めた初心者や始めてみたけどやっぽり節約できないと思っている人には、尚のことそう言えるでしょう。何事も始めが肝心。
「ちょっとくらい値段が高くても……」という意識を捨て、「1円でも安く買う」という考え方を徹底させましょう。
よく使うお店の価格を比較して上手に活用する
おそらく、みなさんが利用するお店はひとつではないはずです。であるならば、各お店の価格帯や、セールをするタイミングや時間帯をしっかり把握しておきましょう。お店によってそれぞれ特徴があるので、その違いを上手に利用するのです。
食費を節約するための食材
オールマイティに活躍する魚肉ソーセージ
どんな料理にも違和感なくマッチする魚肉ソーセージ。まとめ買いで安売りすることが多々あるので、ぜひ家にストックしておきたい食材です。
ヘルシーで栄養満点の豆腐
近年、低カロリー高栄養価の「ダイエット食材」として高い注目を浴びている豆腐。料理のアレンジバリエーションも豊富で、一週間を豆腐料理で済ませることだって出来ちゃいます。
長期保存にも向いている缶詰
缶詰は、料理の手間も省ける便利な食品です。お肉から魚まで、缶詰のアレンジ料理もたくさんあるので、節約料理として活用する価値があります。
冷凍して長持ちする食材もやし
冷凍したもやしは最大で1ヵ月持ちます。なので、手軽に作り置きしやすく、とても安いことからコスパはかなり良いと言えます。
食費の節約に役立つレシピ
ボリューム満点のもやしで節約!簡単チヂミ(2人分)
材料
- もやし:1袋
- 卵:1個
- ニラ:1/2束
- 片栗粉:大さじ1
- 小麦粉:70g
- 鶏がらスープ:小さじ1
- 水:60ml
レシピ
- 器やボウルに材料を入れてよく混ぜ合わせます。
- フライパンに油をひいて、①を入れて表裏を両方焼きます。
- これだけで完成です。お好みの調味料をかけて楽しんでください。
ちくわで作る中華!チンジャオロース
材料
- ちくわ:3本
- ピーマン:3個(約110g)
- たけのこ水煮:1袋(約150g)
- チンジャオロースの素(たれ)
レシピ
- ピーマンとちくわ、たけのこをお好みの大きさに切ります。
- フライパンに油をひき、①を入れて中火以上の火力で炒めます。
- 最後にチンジャオロースの素(たれ)を入れて完成です。
困った時の肉料理!鶏の胸肉南蛮(4人分)
材料
- 鶏の胸肉:3枚
- 酒:大さじ2
- 片栗粉:適量
- 砂糖:大さじ5
- しょうゆ:大さじ2
- お酢:大さじ4
- マヨネーズ:適量
- 塩胡椒少々:適量
レシピ
- 胸肉に塩、こしょう、お酒をふりかけます。
- 片栗粉を胸肉にまぶします。
- フライパンでじっくり胸肉を揚げ焼きします。
- お酢・砂糖・しょうゆを胸肉に絡めます。
- 最後にマヨネーズをかけて完成です。
まとめ:食費の節約で大切なのはまず「習慣」
食費の節約は、ほんのちょっとした工夫で誰でも実践できます。特別なことをする必要はありません。いきなり節約のプロのようにはなれないので、無理はしないで、まずは自分の出来る範囲で節約を始めてみてください。
ただし、食費をケチって栄養の偏った食事にならないようにくれぐれも注意しましょう。節約しながらでも、栄養のとれた料理は普通に作れますので、サイトやブログのレシピを参考にして挑戦してみましょう。