土の捨て方!ゴミとして出せない使用後の正しい処理方法

土と袋とスコップ

マンションのベランダでガーデニングや菜園をされる方が増えていますが、不用なった土の捨て方をご存知でしょうか?土はゴミではありませんので、ほとんどの自治体で、土の回収はしていません。ごく少量の土に限り回収する自治体もありますがまれです。では、どう処分したらいいのでしょうか?今回は正しい土の捨て方や、捨てる際の注意点をご紹介いたしますので参考にしてください。

土の捨て方と処分方法4選

鉢植えと土

1.ゴミとして出す(少量に限る)
2.ホームセンターで回収してもらう
3.土の回収業者に引取ってもらう
4.庭に撒く

1.ゴミとして出す

一般的に、土は自然のものなので「ゴミでは無い」とされており、ほとんどの自治体が土の回収や処分を行うことはありませんが、少量の土に限り回収してくれる自治体もあります。

可燃ゴミとして回収する自治体の場合

可燃ゴミとして回収する自治体として、大阪市などがありますが、大阪市では鉢植え程度の少量の土を小分けにして可燃ゴミとして出すことができます。

不燃ゴミとして回収する自治体の場合

不燃ゴミとして回収する自治体として、横浜市、福岡市、札幌市などがありますが、横浜市では土をゴミ・廃棄物として捉えていて不燃ゴミとして回収しています。福岡市では特に制限はありませんが、大量の土の場合は埋め立て施設に持ち込むこともできます。札幌市は有料で回収しています。

持ち込みのみ回収する自治体の場合

持ち込みのみ回収する自治体として、東京都の場合は品川区、台東区、武蔵野市などがあります。決められた日に指定場所まで土を持ち込めば回収・処理してくれます。

他にも土をゴミとして回収・処分してくれる自治体や、リサイクルを行っている自治体もありますので、お住まいの自治体に確認してみましょう。また基本的には土を回収しない自治体でも、状況に応じて少量であれば回収してくれる場合がありますので相談してみてください。

2.ホームセンターで回収してもらう

ホームセンターによっては、新たな園芸土を購入する代わりに不要な土を回収してくれるところもありますし、不要な土の回収ボックスなどを設置して条件付きで回収してくれるところもあります。但し、回収してくれるホームセンターは少数ですので、事前にご近所のホームセンターにご確認ください。

3.土の回収業者に引取ってもらう

捨てる土を有料で引取る専門業者がありますが、自治体が専門業者を紹介してくれたり、ゴミの捨て方のガイドブックなどに認可を受けた専門業者が掲載されていたりすることもありますので、お住まいの自治体に相談してみましょう。捨てる土の引取り費用は、土の重さによって料金が変わります。

引取り料金の目安(1kgあたり)

品目 料金
園芸用の土(根や茎などが混ざっていない場合) 40円/kg
園芸用の土(根や茎などが混ざっている場合) 80円/kg
砂・砂利(直径が概ね1cmを超えないもの) 50円/kg
石(直径の大きさによって) 60円~100円/kg
植木鉢・プランターごと 100円/kg

引用:ウィステリアガーデン|料金、および回収地域に関するご案内

また、捨てる土を引取ってもらう場合、業者に持ち込む方法と回収に来てもらう方法がありますが、来てもらう場合は出張費が500円~2,000円ほどかかりますので、事前に業者に確認してください。

4.庭に撒く

自分の庭に撒いて自家処理できれば一番良い方法ですが、庭そのものが無い場合は、家庭菜園や農業をしている方に相談するのもいいですね。また、自治体によっては条件付きで土を公園に撒いても良いところもありますのでお住まいの自治体や公園の管理事務所などに相談してみましょう。尚、許可なく公園や河川敷や植え込みなどに捨てると不法投棄になりますので止めてください。

《 ポイント 》

  • 庭に捨てるときは1カ所にまとめて廃棄せず、なるべく庭全体に均一に広げるようにする
  • 根っこや枯れ木などはあらかじめ取り除いてからまく

土の捨て方で注意したいこと

先にも述べましたが、土の捨て方は自治体によって異なりますが、ほとんどの自治体はゴミとして回収・処理していません!

土の捨て方の注意点をまとめてみました。

土の捨て方のルール

  1. お住まいの自治体に土の捨て方を確認せずに、自分の判断で勝手にゴミとして捨てないででください。土は自然のものですのでゴミでは無いと考えてください。
  2. 不要な土をゴミとして回収してくれる自治体であっても、捨て方に条件やルールなどがありますのでご注意ください。
  3. 植木鉢やプランターなどの容器ごと捨てないでください。植木橋やプランターは材質が違いますので必ず土と容器を分けてください。
  4. 自治体や公園事務所などに許可なく公園や河川敷や植え込みなどに土を捨てると不法投棄になり、廃棄物処理法という法律に基づいて処罰されますので止めてください。
  5. 土の回収業者に不要になった土を回収してもらう場合は、事前に捨てる土の条件や回収手数料、出張費などを確認することをおすすめします。

土をゴミとして出す場合や、引取ってもらう場合は次の処理をしておきましょう。

土を捨てる前の処理方法

  • 捨てる土についている花や野菜などの根や茎、石などを取除く
  • 土を透明又は半透明なビニール袋に少量ずつ分ける

※自治体によっては捨てる土を入れる袋について条件がありますのでお住まいの自治体にご確認ください。

まとめ

手のひらにのせた土

土の捨て方や捨てる際の注意点などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?土を捨てる方法が意外と少ないことに驚いた方も多いと思いますが、土はゴミ(廃棄物)では無いと考えてゴミ出し禁止にしている自治体が多いことを忘れないでくださいね。

お住まいの地域の土の捨て方のルールが分からない場合は、まずは役所に問い合わせてみましょう。また、マンションの場合は管理人に相談したり、お近くの公園の管理事務所や土を購入したお店に相談したりするのも良いと思います。

この機会に、不要になったプランターや植木鉢の土を捨ててみませんか?

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よくある質問

  • 物を捨てられない人はなぜ?

    ・「後で使うかもしれない」と思ってしまう
    ・物を捨てることは悪いと感じてしまう
    ・物が近くにあると満足する

    >> 詳しくはこちら

  • 断捨離のやり方は?

    1、物を分類する:必要な物・不要な物・保留する物、と3つに分類していきます。
    2、捨てるルールを作る:「〇年以内に使わなかったら捨てる!」「壊れたものは捨てる」などのルールを自分で作り、そのルールを守る意思を持ちましょう。断捨離では手放す基準は「1年間使わなかったもの」だそうです。
    3、意識を変える:物を捨てることは「物への執着を減らすことになり心が自由になる」、不要な物を捨てることは「大切なものだけが残る」などと、捨てることに対する意識を変えていくのもおすすめです。
    4、一度に全部捨てようとしない:一度に物を減らそうとすると挫折しやすくなります。少しずつ片付けて、小さな目標から達成させていきましょう。

    >> 詳しくはこちら

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