目次
耐熱皿の代用品になるもの
アルミホイル
アルミホイルの耐熱温度は、低いものが300℃ほど、高いものでは600℃ほどあります。耐熱皿の耐熱温度は、低いものでは120℃、高いものでは350℃ほどです。耐熱皿よりも、アルミホイルの方が、耐熱性が高いということがわかります。耐熱皿がないときの代用品として、ぴったりですよね。
たとえば、グラタンを耐熱皿で調理したとき、食べ終わった後の、ホワイトソースのベタベタや、こげたチーズのこびりつき、気になりませんか?洗い物をするときも大変ですよね。アルミホイルなら、食べ終わったら、そのままポイっと捨ててしまえます。こげたチーズがこびりつくこともありません。
好きな形を作ることができるので、耐熱皿よりもアルミホイルを代用した方が、オシャレに料理や食事を楽しむことができます。
アルミカップ
旦那さんや子供たちのお弁当に欠かせないアルミカップ。アルミホイルよりも代用しやすいです。
アルミホイルは、耐熱皿の形のように、自分で形を作る必要があります。アルミカップなら、具材を入れてそのまま調理できますし、強度もあります。アルミホイルでは具材やソースがこぼれてしまうかなというときは、アルミカップを代用するのがおすすめです。
お弁当の調理したおかずを入れるものなのに、耐熱皿の代用にできるの?思われる方もいらっしゃるでしょうか。実は、アルミカップの商品パッケージを確認してみると、“電子レンジで使用できます”と書いてあるのです。オーブンでの使用も可能なので、マフィンなどのお菓子を焼くときにも、アルミカップが代用できます。
土鍋
土鍋と言えば、直火のイメージですよね。直火での調理が可能なので、耐熱温度が高いということもわかります。そして、レンジやオーブンでの調理にも対応している土鍋があります。家族全員分の料理を調理できるほどの大きな土鍋は、レンジに入れることができないかもしれません。1人から2人用の土鍋であれば、レンジに入れることができます。お手持ちの土鍋の中に、レンジやオーブンでの調理に対応したものがないか、一度チェックしてみてください。
たとえば、グラタンを作るとき、フライパンなどで具材を炒め、ホワイトソースを入れて煮込み、グラタン皿に取り分けてからチーズをのせ、レンジやオーブンで焼く、という工程があります。土鍋なら直火が可能なので、土鍋でまとめて「具材を入れる、ホワイトソースを入れる、チーズをのせる」ということをできますし、そのままレンジやオーブンで焼くことができます。土鍋ひとつで調理できるというところもおすすめしたいポイントです。
陶器・ガラス
陶器製やガラス製の食器の中にも、耐熱性のものがあります。食器の裏側に“耐熱温度120℃”などと刻印されていますので、一度チェックしてみてください。刻印していなければ、購入していたときのラベルに書いてあったはずです。ラベルを剥がしてしまっていれば確認できませんので、代用はしない方が良いです。
意外と知らず知らずのうちに、耐熱性の陶器製やガラス製の食器を使っていることもあるので、確認してみて驚くことがあります。耐熱皿がない、何か代用できないか、この陶器製の食器が耐熱温度120℃だ!と発見したら、テンション上がりますよね。
アルミホイルで耐熱皿の代用品を作る方法
私は、大きめのマグカップを型の代わりにして、マグカップのような丸い形になるように、アルミホイルの形を作っています。アルミホイルは、どんな形にも自由自在に作れるので、型として使う食器は何でもOKです。
マグカップを型の代わりにするときは、マグカップの深さを考えつつ、アルミホイルを切ります。そして、マグカップの縁の部分に置き、手で優しくアルミホイルをマグカップの底まで沈めていきます。強く押してしまうと、穴が開いてしまいやすいので注意してください。
アルミホイル1枚だと強度が足りないこともあるので、作りたい料理や調理方法によって、2枚3枚と重ねると良いです。
耐熱皿の代用として食材を使って調理する方法
パン(バゲット)
バゲットを少し長めにカットし、中をくり抜きます。底が抜けてしまわないように注意してください。そうすると、小さな耐熱皿の代用品の出来上がりです。
レンジでもオーブンでも調理できますし、グリル(魚焼き)に並べて焼いても良いです。ホワイトソースを入れてグラタン風に。トマトソースを入れて、ドリア風やピザ風に。カレーを入れてチーズをのせて焼いても美味しいです。シーチキンとコーンとマヨネーズを入れてチーズをのせて焼くと、子供たちが喜んで食べてくれます。
そして、意外なレシピかもしれませんが、バゲットにプリンを入れて焼くと、フレンチトーストのようになります。バターや生クリームやバニラアイスをのせて食べるのがおすすめです。ぜひ、試してみてくださいね。
ピーマン(パプリカ)
ピーマンを耐熱皿の代用として使う料理と言えば、ピーマンの肉詰めが人気ですよね。うちの子供たちは、鶏の挽き肉を使ったハンバーグをピーマンに詰め、ケチャップをかけ、チーズをのせてオーブンで焼いたものが好きです。
ピーマンだけ出しても“苦いから嫌い”と言って食べてくれません。肉詰めにしても、肉だけ食べてしまうかな?と思ったのですが、意外と、あっさり食べてくれました。ピーマンが苦手な子供さんに、ぜひ、作ってみてくださいね。緑色のピーマンと赤や黄色やオレンジのパプリカを使うと、カラフルで食卓が華やかになるのでオススメです。
カボチャ
カボチャの上の部分を少しカットし、中をくり抜けば、分厚くて頑丈な耐熱皿の代用品の出来上がりです。まずは、レンジでカボチャがやわらかくなるまで加熱します。完全にやわらかくならなくても大丈夫です。中身をくり抜くときに、くり抜きやすい程度で良いです。
くり抜いたカボチャ・挽き肉・タマネギ・ニンジン・ブロッコリー・マカロニまたはペンネなどを調理し、ホワイトソースやミートソース、塩コショウなどで味付けをします。くり抜かれたカボチャのお皿に入れ、チーズをのせてやけば、カボチャグラタンの完成です。
ズッキーニ
ズッキーニも、中身をくり抜いて、グラタンを作ると美味しいです。うちで人気のズッキーニを耐熱皿の代用にしたグラタンは、ズッキーニポテトグラタンです。ズッキーニのくり抜いた中身と、茹でたジャガイモを使います。子供が好きな、シーチキンやコーンとの相性もバッチリです。ホワイトソースやミートソースを使っても良いのですが、シンプルに塩で味付けしても美味しいです。
耐熱皿の代用品を使うときのポイント
耐熱皿の代用にアルミホイルやアルミカップを使うときの注意点
アルミは、レンジで使用してはいけません。アルミをレンジで使用し、火花がバチバチした、という経験がある方もいらっしゃると思います。私も子供の頃に経験しました。じゃあ、代用できないのではないか?と思われるかもしれませんが、大丈夫です、使えます。
みなさんがお持ちの電子レンジをご確認ください。オーブンやグリルの機能があるのではないでしょうか。たとえば、600Wで5分加熱する、などのレンジ調理にアルミを使用することはできません。しかし、電子レンジに搭載されている、オーブンやグリルの機能で調理すれば、アルミホイルもアルミカップも耐熱皿の代用として使用することができます。一度、電子レンジの取り扱い説明書でご確認ください。
アルミホイルを使用する場合の調理方法が書かれていることがあります。また、グリル(魚焼き)を使って調理するときは、アルミホイルが燃えてしまわないよう注意してください。
まとめ
普段あまり使うことがない耐熱皿を、わざわざ買いに行く必要はありません。ご自宅にあるものを代用して、調理することができます。食材をそのまま耐熱皿の代用として使うこともできるので、食器を洗う手間も省けます。
私の家族はグラタンが大好きなのですが、実は、グラタン皿をひとつも持っていません。バゲット・ピーマン・ズッキーニを耐熱皿の代用にして調理することが多いからです。みなさんもぜひ、お試しくださいね。