目次
鍋の捨て方
通常サイズの鍋を捨てるのであるならば、お住まいの自治体のルールに従って収集日に集積所に持っていけば問題ありませんが、きちんとルールを把握しているかどうかが問題です。
捨てる前に材質と大きさを確認しよう
使用済みになった使い古しの鍋を捨てる方法について確認していきます。まず確認しなくてはならないのは捨てようとしている鍋の材質と大きさです。
まず材質ですが、金属製がほとんどだと思います。ただ同じ金属でもアルミニウムなのか鉄なのか、銅なのかによってその後の扱いが異なりますから、きちんと材質を確認します。通常は購入時の箱に材質が記されていますからそれを確認します。
すでに箱を捨ててしまって確認の方法がないという場合は、磁石を当ててみてくっついたら鉄、くっつかなければその他ということになります。銅なべの場合はそれを求めて購入している方がほとんどですから、材質がわからないということはあまりありません。
自治体のルールに合わせよう
次に大きさですが、自治体によっても異なりますが、通常は直径30cm以内であれば不燃ゴミの金属類として捨てることが可能です。その場合、取っ手部分を含んでの数値なのか、それとも取っ手部分は含まないのかというのは自治体のルールによります。
不明な場合は自治体に確認することが必要です。サイズが大きく直径30cmを大きく超えるようだと通常のゴミとしては処理してもらえません。
この場合は粗大ゴミとして処理を依頼することになります。自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡して収集を依頼しますが、その場合は粗大ゴミ処理費用がかかります。これも自治体によって異なりますが、通常は300円から500円程度となっています。
鍋は資源ごみになる場合がある
鍋に限らず、アルミ缶やプラスチック製品、紙類や金属類は資源ごみとして一般のゴミとは分けて収集されています。
これは資源を有効に再利用するための措置であり、ゴミの分別が少々面倒なときもありますが、限られた資源を有効に活用するためにもできるところからエコとリサイクルに協力する必要があります。
鍋は資源ゴミとして処理される可能性があります。金属類や紙類、プラスチック製品などは貴重な資源として可能な限りリサイクルに回され、再利用されることになります。
ゴミを出す側としては分別が面倒だったりすることもありますが、社会全体のために小さなことでもできることから貢献することが大切です。
また、きちんと分別しないでゴミを出しても収集してもらえないことも多くあり、いつまでも集積所に残り続けますから、そうなると隣近所から「常識のない人間」と見られるかもしれません。
ゴミの問題はご近所トラブルの原因にもなりかねませんからできる限りきちんと分別するよう普段から心がけます。
汚れた鍋をごみに出す時の注意点
資源ゴミとして鍋を捨てる場合は、常識的な範囲内できれいに洗ってから捨てるよう心がけます。
新品同様に磨き上げる必要はありませんが、食品や油がついたまま捨てるというのではあまりに非常識です。
またその状態では猫やカラスが寄ってきて、ゴミの集積所が荒らされることにもなりかねません。これもご近所トラブルの原因になりますから、通常の食器洗いと同程度にはきれいにして集積所に運びます。
なお、長年使っていてこびりついた焦げやサビなどは、そのままにしておいても問題ありません。
鍋をごみに出さず売る方法
使い古しの鍋ですから、「ゴミとして捨てるのは当たり前だ」と思うかもしれませんが、場合によっては売りに出すことも可能です。
買取できるか確認しよう
リサイクルショップや中古調理器具を扱っている専門店などに問い合わせると買取可能かどうかをすぐに調べてもらえます。確認の結果、買取の対象になっているなら自分でリサイクルショップまで持ち込み、買取価格に納得したらその場で現金を受け取ることができます。
フリマアプリなどで売り出すのもオススメ!
また持ち込んで売る以外にフリマアプリなどで売りに出すということも可能です。この場合の利点は自分で値段を設定することができるということです。
リサイクルショップや中古調理器具専門店、アンティークショップなどが近くになく持ち込むことができない場合は、フリマアプリやネットオークションなどを利用して自分で売りに出すということも可能です。
フリマアプリの利点はネットオークションと異なり、自分で値段を設定することができるという点です。あまり高すぎると買い手がつかないこともありますし、安すぎると損をすることにもなります。
適正に価格を設定するためには、他に似たような銅なべなどを売りに出している人がいるかどうかを確認します。その場合の価格設定や買い手のつき方などが参考になります。
想像以上に多くの人が食器や調理器具を売りに出していますから、その中に高価な銅なべが出品されれば大きな注目を集めることが期待できます。
古い銅鍋はアンティークの需要がある
人気の「銅なべ」も実は捨てるだけではなく「売る」という選択肢もあります。
高く売るポイントは?
高価な銅なべは人気のある調理器具ですから、リサイクルショップなどで買取の対象になっていることがあります。
状態によって買取価格も変わってきますので、前述のようにまずは電話で買取に対応しているかどうかを確認して、対応している場合は持ち込みで買い取ってもらうというのが一般的な流れになります。
この場合は資源ゴミとして捨てるとき以上にきれいにして持ち込まなくてはなりません。銅なべがピカピカに輝いていると買取価格が上がります。サビや焦げつきを丁寧に落としてあげることが大切です。専用のクリーナーも市販されていますから手軽に試すことができます。
輸入品なら売り方を変えてみよう
捨てようとする鍋が「銅なべ」でかつ「海外製品」となってくると、リサイクルショップへ持って行って買い取ってもらうよりも、中古品の輸入雑貨を扱っているような専門店のほうが高い値段をつけてくれる可能性があります。
リサイクルショップ以外にも鍋を買い取ってくれるかもしれないのは「アンティーク専門店」や「中古輸入雑貨店」のような業者です。海外製の銅なべなら、そのような専門店に持ち込んでみると意外な高値で引き取ってくれる可能性もあります。
この場合はあまりきれいに磨きすぎず、適度に経年変化がついているくらいが望ましい状態です。銅の輝きが少しくすんだくらいが雰囲気が出て商品として高く評価されます。鍋とフライパンなどがセットになっていると、より高く買い取ってもらえます。
古い鍋の処理の仕方
使い古しの鍋ですから、多くの人が「捨てるのが当たり前」と思っています。捨てるにしてもリサイクルのためのルールを守らなくてはなりませんし、捨てずに売るということもできます。
売る場合もリサイクルショップなのかアンティークショップなのか、またオークションやフリマアプリを使うのかによって買取価格も違ってきます。