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マッサージチェアの処分の方法
マッサージチェアの処分の方法が分からない、またはマッサージチェアを処分しようと思っても大きくて重たいため簡単に動かすことができず悩んでいるご家庭もあると思います。
マッサージチェアの処分として、実施のしやすさを考慮し4種類の方法を詳しくご紹介いたします。それぞれの処分の方法のメリットとデメリットも合わせて紹介いたしますので、実際にマッサージチェアを処分する時に自分の場合にはどの方法が適しているのか参考にしてください。
粗大ごみとして処分する
マッサージチェアは大型の家電製品なのですが、家電リサイクル法の対象の家電ではないので、粗大ごみとして処分することができます。粗大ごみの処分には2種類の方法がありますが、どちらの場合にも自宅からマッサージチェアを移動して収集場所に出さなければなりません。
お住まいの自治体の粗大ごみ受付センターなどに電話またはインターネットで粗大ごみの申し込みをします。「指定場所に出して回収してもらう」または「ごみ処理センターへ持ち込む」の2種類の方法があります。回収日時と料金を教えてくれますのでコンビニなどでごみ処理券を料金分購入して処分するマッサージチェアの目立つ部分に貼り、回収日時に指定場所までマッサージチェアを移動して回収してもらうか、指定された日にごみ処理センターに持ち込みます。
粗大ごみとして処分するメリット
- 処分の費用が安い。(ほとんどの自治体で1,500円程度で処分できます。)
- 自治体が行なっているサービスなので安心感がある。(不法投棄などの心配が無い。)
粗大ごみとして処分するデメリット
- 大きくて重たい物なので個人で運ぶのはなかなか難しい。
- 移動時に家具や壁にぶつけてしまうと壊したり傷つけてしまう。
- 重量から身体への負担も大きいので怪我をするリスクがある。
- 指定場所まで自宅から搬出しなければならない。
- 回収の日時の指定ができない。(回収日が決まっているので希望に合わない場合がある)
- 平日のみしか受け付けてくれない。(持ち込みの場合は週末指定の場合があります。)
マッサージチェアを解体して処分する方法
マッサージチェアを粗大ごみとして処分する場合、処分費用は安く済みますが、大きくて重いマッサージチェアを自宅から自分で回収指定場所に搬出しなければならないことや平日のみなので、住まいや生活習慣によっては利用できない方もいると思います。その場合、解体して通常のゴミとして出すこともできます。マッサージチェアを解体し、それぞれの部品を素材ごとに分別して1辺のサイズを30cm以下にすることが出来れば、粗大ごみではなく普通のごみの日に可燃ごみ、不燃ごみと分別ができれば無料で処分をすることができます。
ただし、解体の手間と労力を考えた場合にはおすすめできません。
リサイクルショップ、買取業者に買取ってもらう
まだまだ利用可能な壊れていないマッサージチェアの場合にはリサイクルショップや買取業者で買い取ってもらうことも可能です。お店によっては自宅まで回収しに来てくれる場合もあるので、マッサージチェアを移動させることが難しい場合におすすめです。但し、製造から5年以内のマッサージチェアであることや傷や汚れがなく状態がいいもの、リモコンや取扱説明書、保証書など付属品が揃っているなどの条件があったり、有名メーカーのものではないと買取してくれない場合があるので、買取を依頼する時には、まず買取できるかどうかの確認をしてもらう必要があります。
買取のメリット
- 買い取ってもらえたら処分しただけなら0円な物がお金に変わる。
- 出張買取をしてくれる店舗に依頼した場合、自宅からの搬出もやってくれる。
買取のデメリット
- 査定されるまでにマッサージチェアをキレイな状態にする必要がある。
- 出張査定及び買取をしてくれるお店や業者を探す必要がある。
- リモコン、取扱説明書、保証書などの付属品を揃えておく必要がある。
買取が可能か不可能かは店舗によって異なります。製造から数年以内の場合や有名メーカーのマッサージチェアの場合で付属品が全て揃っている場合にはより高額で買い取ってくれる可能性があります。査定前にはキレイな状態にして印象を良くすることを心掛けましょう。
尚、査定に来てもらっても、マッサージチェアの状態によっては買取をしてくれない場合もあります。リサイクルショップや買取業者によって査定の金額も変わるので、1軒だけ問い合わせるのではなく、何軒か問い合わせをしてみましょう。
買い替え時に販売店で下取りしてもらう
マッサージチェアを新しく買い替えをする場合は販売店で下取りをしてくれる場合があります。店舗によって対応は違うので下取りをしてくれるか問い合せをして確認する必要があります。下取りでもマッサージチェアの状態によっては引き取りとなって手数料が発生して有料になる場合もあるので、詳しく確認しましょう。
下取りのメリット
回収と設置が同じ日で実施されて入れ替えてもらえるので、何も手間は掛からない。
下取りのデメリット
販売店によっては下取りをしていない場合があるので、事前に確認が必要になる。
下取りの場合にはいくらで下取りをしてくれるかは販売店によって異なります。何軒か問い合わせて比較することをおすすめします。また本体は下取りしてくれるとしても運搬費用が別料金という場合もあるのでしっかり確認しましょう。
下取りは販売店が一時的にキャンペーンで行なっている場合もあり、いつでも対応してくれるとは限りません。販売店に下取りをしているか確認しましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
マッサージチェアは大きくて重いので移動と自宅から搬出するのが無理と思う人は、不用品回収業者に依頼して回収してもらいましょう。
特に100kgを超えるような大型で重い搬出が困難マッサージチェアや、エレベーターのない階段からの運び出しが必要な場合は、プロに依頼して搬出してもらうのが安全です。
料金は回収業者によって異なります。依頼をする前に複数の回収業者に問い合わせをして見積もりをしてもらい、納得できる料金の回収業者に依頼し、設置状況を詳しく説明しておきましょう。
サイズ、重量、2階から階段で搬出などの状況で料金も変わります。事前に詳細情報を伝えておかないと回収当日になって別途費用が発生して思っていたよりも高額になってしまいトラブルになってしまうこともありますので注意しましょう。
不用品回収業者のメリット
- 問い合わせと依頼をするだけで自宅から搬出して回収してもらえる。
- 自分の都合で日時を決められる(平日以外でも対応してくれる。)
- キレイに掃除をしておかなくても問題ない。
不用品回収業者のデメリット
- 粗大ごみよりも高額になる。
- 当日になってからこれは別料金など悪質な業者もいるので、事前確認が重要。
不用品回収業者を選ぶときのポイント
- 回収に必要な一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているか
- 無料見積もりを受け付けていて見積もり書の内容も明確にしてあるか
- 事務所の所在地を公表しているか
- スタッフの対応が丁寧で早いか(電話の対応や見積もりが出るまで迅速か)
自宅から搬出・回収まで行なってくれる不用品回収業者ですが、依頼をする際にはできる限り事前に口コミなどの評判を調べて過去にトラブルがなかったかを確認してから依頼することをおすすめします。
ネットオークションへの出品はおすすめできません
マッサージチェアをネットオークションで売却して処分するのはおすすめできません。
使用年数が少なかったり、有名メーカーの最新モデルの場合で付属品が全て揃っている状態ならば売れる可能性もありますが、売れるまでの期間ずっと保管し続けなければなりません。写真を撮影して登録したり、商品説明をしっかり書かなくてはならず、何か漏れがあった場合にはトラブルの原因になってしまいます。
また、マッサージチェアはサイズと重量があるので特定の配送業者しか対応ができず送料が高くなってしまいます。発送する地域と配達する地域が遠い場合には3万円を越える場合があります。ネットオークションで出品して販売することができれば買取業者よりも高額で売れることもありますが、おすすめできない方法です。
フリマサイトではマッサージチェアは管理医療機器という扱いになっていて出品が禁止されているので出品しても運営に取り消されてしまいます。
マッサージチェアの寿命
マッサージチェアの寿命はおよそ6~7年といわれています。使用頻度や使い方で違いはでてきますが、メーカーが部品を保有している年数が6~7年になるので修理の対応も難しくなってしまいます。実際に、このくらいの年数が経過すると電源が入らない、異音がする、動きが悪くなるといった不具合が起こりやすくなります。
マッサージチェアーが不具合を起きたら「修理を依頼すべきなのか処分するべきか」という点でも悩んでしまうことになります。メーカーに問い合わせをして、不具合が起きたマッサージチェアの部品をまだ保有しているか、修理をするにはどのくらい費用がかかるか確認しましょう。マッサージチェアの種類や状態によっては、修理を依頼するよりも廃棄して買い替えたほうが安く済むこともあります。
マッサージチェアは大きな場所をとりますので、壊れたり使わなくなった不要なマッサージチェアは早めに処分を検討する事をおすすめします。片付けることができたらご自宅が思っているよりも広々とします。
まとめ
今回はマッサージチェアの処分の方法を紹介しました。マッサージチェアは大きく重い物で搬出するのにも大変な労力が必要になります。故障して動かないものや古いものは廃棄処分をして、粗大ごみや不用品回収業者に依頼し、しっかり動作するけど不要になった場合にはリサイクルショップや買取業者に依頼して買い取ってもらうことをおすすめします。ご自分に合った処分の方法を選択してください。