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液晶テレビは粗大ごみNG
液晶テレビは粗大ごみNGです。では、どうしてNGなのかその理由を詳しくご説明します。
粗大ごみNGな理由
粗大ごみNGの理由は、家電リサイクル法という法律によって決められているからです。家電リサイクル法とは、製造会社にテレビを解体して部品ごとに分別してリサイクルや廃棄処分することを推進するための法律です。ではテレビを引き渡す側は何もしなくて良いのかと言うと、そうではありません。引き渡す側はリサイクルしやすいきれいな状態にして古いテレビを引き渡すこと。リサイクルの収集・運搬・再商品化の料金を支払うこと。この2つの義務が課せられています。
料金は16型以上で3,000円程度かかります。支払い方式には、料金販売店回収方式と料金郵便局振込方式があります。料金販売店回収方式は、小売販売業者にテレビを持って行って料金を払う方法です。料金郵便局振込方式は郵便局やゆうちょ銀行で振り込んだ後に、小売業者や自治体等にテレビを回収してもらう方法です。お住まいの場所にもよりますので、自分に合った支払い方法を選んで利用するようにしてください。
液晶テレビの処分のやり方
処分方法は6種類ほどあります。どんな方法にも良い点・悪い点は存在します。状態や処分する手間を考えて処分方法を選ぶようにしてください。
①新しいテレビに買い換える
新しいテレビに買い換える時に家電量販店では古いテレビを引き取る義務があります。料金販売店回収方式にて料金を払うようにしましょう。料金は基本的には支払いますが、交渉次第では無料で引き取ってもらえる可能性があります。
良い点
- 設置と同時に撤去もしてもらえる
- 自分で手配する必要がない
悪い点
- 運搬料金が発生してしまう
- 処分費用がテレビ購入金額に上乗せさせられてしまう
- 自分で運ばなければならない
②購入元に引き取りを依頼する
買い換えるときだけでなく、ただ処分したい場合もありますよね。そんなときは、購入元に直接依頼をしましょう。料金は支払わなければなりませんが、購入した場所は顔なじみでもあると思いますので頼みやすいですよね。
良い点
- 自宅まで取りに来てくれてその際に料金を支払うので自分は何もしなくていい
悪い点
- 買い替えのときと同じく運搬料金がかかってしまう
- 引き取りのみの場合は買い替えよりも割高になってしまう
③自治体のサービスに依頼する
お住まいの地域によりますが、自治体でも回収してくれるところがあります。自治体の家電リサイクル受付センターに持ち込みます。事前に問い合わせるなど確認することが大切です。
良い点
- リサイクル券を発行してもらい料金を支払うだけなので簡単
悪い点
- 自治体では家から持っていってもらうことはできないため、指定の場所に自分で持っていく必要がある
④リサイクルセンターに依頼する
自治体指定の取引場所にテレビを持って行って、引き取ってもらいます。料金は料金郵便局振込方式にて支払います。料金はリサイクル料金だけなので比較的安く済ませることができます。
良い点
- リサイクル料金を支払うだけなので処分費用が安い
悪い点
- 自分で運ばなければならないので女性一人でやるのは難しい
⑤リサイクルショップで買い取りしてもらう
比較的新しく、なおかつきれいに使ってある場合はリサイクルショップで売却することができます。使えるものは処分費用がかからないのでお金を取られることはありません。ちなみに新しいテレビとは製造から5年以内のものを言います。
良い点
- 処分料がかからない
- ちょっとしたお小遣いになる
悪い点
- 自分でリサイクルショップまで運ばなければならない
⑥オークション・フリーマーケットサイトで販売する
⑤同様、比較的新しいテレビを持っている方はオークションサイトやフリーマーケットサイトで売却してしまうのもおすすめです。出品する際は型番・画面サイズ・シリーズ名・状態(傷などないか)をできるだけ細かく記載するようにしましょう。梱包する際には運搬中に壊れないように発泡スチロール等の緩衝材を入れて、外側には取扱い注意のシールを貼っておきましょう。
良い点
- 自分で値段を決められるのでリサイクルショップより高く売れる可能性がある
悪い点
- 自分で梱包しないといけない
- 個人間でやり取りするのでトラブルが起きやすい
家電リサイクル法について
ところで、家電リサイクル法のこと知っている方はどのくらいいるでしょうか?冒頭で少しお話していますが、ここではもっと詳しくご紹介していきます。
家電リサイクル法の品目は、一般家庭や事務所から要らなくなったエアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・掃除機・衣類乾燥機などです。製造会社や小売店にはリサイクル法を守って処分しなければならない義務があります。回収された家電は製造会社のもとに渡り、部品ごとに分けてリサイクルや適切な処分がおこなわれます。その時に出てくる有害物質は決められた方法で処分されます。
リサイクル券の記入・購入のやり方
料金販売店回収方式
- 販売店にテレビを持っていく
- リサイクル券を受け取る
- メーカー名・画面サイズ・その他必要事項記入
- 料金とテレビを引き渡す
料金郵便局振込方式
- 郵便局の窓口でリサイクル券を受け取る
- メーカー名・画面サイズ・その他必要事項記入
- 窓口やATMで振り込む
- 処分場所にリサイクル券とテレビを持っていく
https://www.vill.miyake.tokyo.jp/kurashi/seikatsu_kankyou/kankyou_gomi_recycle/files/risaikuruken.pdf
不用品回収業者に依頼する時の注意点
不用品回収業者に収集してもらうこともできます。その場合は業者選びがとても大切です。業者を選ぶ時のチェックポイントをご紹介するのでぜひ参考にしてください。
- 一般廃棄物収集運搬業の認可を取っているか
- 実績がちゃんとあるか
- スタッフの対応が丁寧かつスピーディーか
- 即日対応が可能か
- 見積もりに不備な点がないか
- 適正価格で回収してもらえるか
見積もりを出してもらう際は、2〜3社に依頼するようにしましょう。2〜3社見ていると自分でもここは良さそうなど見る目を養うことができます。悪質な業者だと無料と言っておきながら後から高額な請求をしてくるところもあるので、上記の項目は必ずチェックしてから依頼するようにしましょう。
まとめ
今回は液晶テレビの処分方法についてお伝えしました。最後にもう1度おさらいしましょう。
液晶テレビを粗大ごみとして出せない理由はリサイクル法があるから。
処分方法は以下の通り。
- 新しいテレビに買い換える
- 購入元に引き取りを依頼する
- 自治体サービスに依頼する
- リサイクルセンターに依頼する
- リサイクルショップで買い取りしてもらう
- オークション・フリーマーケットサイトで販売する
家電リサイクル法は守らなければならない義務がある。適用される項目はエアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・掃除機・衣類乾燥機などである。
不用品回収業者に頼むときはチェック項目を満たしたところに依頼する。
不要になったテレビを処分するときは必ず法律を守って処分しましょう。どんな方法にも良い点・悪い点があるので、それを理解した上で検討してください。きちんと処分して家の中をすっきりさせてくださいね。