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おにぎりがアルミホイルにくっつく原因
おにぎりがアルミホイルにくっつく原因について調べてみました。
次のような状態でアルミホイルにおにぎりを包んでしまうと、おにぎりがアルミホイルにべったりとくっついてしまいます。
- 温かいおにぎりをアルミホイルで包んだ
- 温かいご飯を直接アルミホイルに乗せ、おにぎりをにぎってそのまま包んだ
温かいご飯のおにぎりの熱を冷まさずにアルミホイルで包んでしまうと、まだ蒸気を出している状態で湯気がでています。それをアルミホイルで包んでしまうと、その蒸気から湯気の逃げ場がなくなり、余分な水分をため込んだままになってしまいます。
そうすると、その逃げ場を失った余分な水分がアルミホイルの包みの中にたまったままになるため、その水分でおにぎりはべちゃっとしてしまい、アルミホイルの内側にべったりと海苔やご飯がくっついてしまうのです。
また、水分は多い方から少ない方へ移動していく性質があります。おにぎりの温度が高いほど湯気はたくさん出て、その水分が外に出ていることになります。
おにぎりの外側にあるアルミホイルそのものには水分がないので、ホカホカで湯気を出しているおにぎりから、乾いているアルミホイルへと水分が昇っていきます。乾いた状態のものに水分を多く含んでいるものが付くとべったりとくっつきやすくなります。
《 アルミホイルにくっつく原因 》
- 原因1:まだ温かいおにぎりを、アルミホイルで包んだ。
- 原因2:温かいご飯を直接アルミホイルに乗せ、おにぎりをにぎってそのまま包んだ。
おにぎりがアルミホイルにくっつくのを防ぐ方法4つ!
おにぎりの海苔やご飯がアルミホイルにくっつく原因についてご紹介いたしましたが、ここではおにぎりがアルミホイルにくっつくのを防ぐ方法についてご紹介したいと思います。
おにぎりの熱が冷めてからアルミホイルで包む
おにぎりをにぎったら、熱が冷めるまで待ってからアルミホイルで包みましょう。おにぎりの熱を冷ますと表面が乾燥してきて、ご飯に含まれるでんぷん質が固まり、粘り気がなくなるため、べたつかなくなるので、おにぎりがアルミホイルにくっつくことはなくなります。
アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから包む
アルミホイルを軽くくしゃくしゃにしてから包みましょう。この方法もある程度、おにぎりの粗熱をとってからの方法になりますが、どうしてもおにぎりを十分に冷ます時間がない時の補足的な方法になります。
一度くしゃくしゃにすることでアルミホイルに空間が出来ます。その空間を作ることで、おにぎりがまんべんなくアルミホイルに密着してしまうことを防ぎます。
アルミホイルの光沢のある面でおにぎりを包む
アルミホイルの光沢面には熱を押し返す効果があるので、光沢がある方を内側にしておにぎりを包むと、おにぎりの熱を押し返す働きをしてくれるので、水分の上昇を防いでくれる効果があります。
アルミホイルの光沢面を内側にして包んだ方が、おにぎりの海苔やご飯がくっつきにくくなるようです。
ごま油を塗る
おにぎりを包む前に、おにぎりの表面やアルミホイルに薄くごま油を塗っておくと、お米や海苔がくっつきにくくなります。ごま油は風味が良いのでおにぎりとの相性も良く、アルミホイルへくっつくのも防ぎます。表面に薄くごま油を塗って軽く焼きおにぎりにするのも美味しそうです。
《 ポイント 》
- おにぎりの熱が冷めてからアルミホイルに包む。
- アルミホイルをくしゃくしゃにして包む。
- アルミホイルの光沢のある面でおにぎりをにぎる。
- ごま油を塗る
おにぎりはラップでもくっつく?
おにぎりはラップでもくっつきます。特にラップの方がアルミホイルでおにぎりを包むよりも、水分の逃げ場がないため一層くっつきやすくなります。
おにぎりをラップで包むか、アルミホイルで包むか、で迷ったことがある方は多いのではないでしょうか。人によって意見が分かれますが、どちらに包めば良いかおにぎりをラップで包む場合のメリットとデメリットついてご紹介いたします。
おにぎりをラップで包むメリット
【キレイな形に成形出来る】
ラップでおにぎりを包むと、お米とラップがしっかり密着するので、おにぎりをきれいな形に握りることが出来ます。また、ラップがぴったりと密着するので、おにぎりが空気に触れないため、お米の乾燥を防ぐことができます。
【レンジで温めたい場合に便利】
冷めたおにぎりを食べる直前に温め直したい場合は、ラップで包んでいると便利です。アルミホイルは電子レンジの使用は厳禁です!
おにぎりをラップで包むデメリット
【海苔やご飯がくっつきやすい】
長時間包んだままにしておくと、海苔やお米がべちゃっとして、ラップにくっつきやすくなってしまうので注意が必要です。
【余分な蒸気・水分が逃げないので傷みやすい】
ラップでおにぎりを包むと、その水分がまったく逃げずにラップ内に含んだままになるため、水分の多いおにぎりは特に梅雨や夏場は傷みやすいので注意が必要です。
お昼にレンジで温めるためにラップで包んでいきたい場合は、にぎったあとに外気でしっかり冷ましてからラップに包み直し、保冷剤と一緒にビニール袋などに入れてからランチ袋やお弁当包みで包んで、高温にならない場所に入れて持ち運ぶようにしましょう。
《 ポイント 》
- おにぎりはアルミホイルよりラップの方がくっつく。
- おにぎりをラップで包むメリットは形がきれいに握れる、後で電子レンジで温められるなど。
- おにぎりをラップで包むデメリットは海苔やご飯がくっつきやすい、水分が逃げず痛みやすいなど。
おにぎりをアルミホイルで包むメリット・デメリット
アルミホイルにおにぎりの海苔やご飯がくっつく原因やおにぎりがアルミホイルにくっつくのを防ぐ方法をご紹介しましたが、こちらではおにぎりをアルミホイルで包むメリットとデメリットについて、ご紹介したいと思います。
おにぎりをアルミホイルで包むメリット
【通気性が保てる】
アルミホイルでおにぎりを包むと、おにぎりとの間に隙間がでるので、時間が経過しても水っぽくならないので、べったりせずおいしくおにぎりを食べることができます。
【海苔がくっつきにくい】
アルミホイルで包んだ方が、海苔がべったりとくっつきにくくなります。先にご紹介しましたが、アルミホイルでおにぎりを包む際には、くっつき防止のために一度アルミホイルをくしゃっとさせてから再度広げてふんわりと包む事をお勧めします。
【雑菌の繁殖を防ぎやすい】
アルミホイルは遮光性ですので、おにぎりが日にあたって中の温度が上昇することを抑制してくれますので、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
おにぎりをアルミホイルで包むデメリット
【電子レンジで再加熱が出来ない】
アルミホイルの電子レンジ使用は厳禁です。電子レンジでのおにぎりの加熱ができないので、ホカホカのおにぎりをお弁当で…ということが出来ません。
最後に
おにぎりはラップで包むか、アルミホイルで包むか…、どちらにもメリットがありデメリットがあることは分かりました。
最近では、保冷剤や保冷バッグなど様々な種類のものが出回っていますので、これらのアイテムも併用しながらその時々に応じて、アルミホイルとラップの使い分けをしていくことをおすすめします。
まずは一番のポイント「おにぎりは熱をとってから包む!」という基本を守って、美味しいおにぎりを是非お召し上がりください。