目次
生卵の正しい捨て方5つ
生卵の捨て方のおすすめ方法をご紹介します。
①そのまま捨てる
卵のパックを可燃物としている自治体の場合、生卵をパッケージに入れたまま燃えるゴミに出すことができます。パッケージを不燃物としている場合は卵とパッケージを分別して捨てましょう。
生卵が割れて中身が出てくる可能性がありますので、ビニール袋に入れてしっかり密封しましょう。
②ゆで卵にする
生のまま卵を捨てると割れた時に中身がドロっと出てくるのが気になる場合、ゆで卵にしてから捨てる方法があります。
ゆで方はいつものゆで卵と変わりません。沸騰したお湯に卵を入れて10分ほど茹でればOKです。ゆで卵は冷めてからビニール袋に入れてすてましょう。茹でる手間がかかりますが、ゆで卵にすれば割れても中身が出てくることはありませんね。
③卵を焼いて捨てる
ゆで卵にする捨て方と同じに、生卵が割れて中身が出るのが嫌な方はフライパンで焼いて捨てましょう。
④牛乳パックに入れて捨てる
牛乳パックの中に生卵をそのまま入れ、牛乳パックの口をしっかり閉じて中身が漏れないようにガムテープで止めましょう。牛乳バックはもともと液体が入っていましたので生卵が割れて中身が出ても外漏れすることはありません。
⑤新聞紙に包んで捨てる
新聞紙で生卵をぐるぐる包み、ビニール袋に入れて袋の口をしっかり閉じましょう。卵の殻が割れて中身が出ても新聞紙が水分を吸い取ってくれます。
《 ポイント 》
卵の捨て方5選
- 生卵をパッケージに入れたまま燃えるゴミに出す。
- 生卵をゆで卵にしてから捨てる。
- 生卵を焼いてから捨てる。
- 生卵を牛乳パックに入れて捨てる。
- 生卵を新聞紙に包んで捨てる。
やってはいけない生卵の捨て方
卵の捨て方に特にルールはありませんが、間違った捨て方、やってはいけない捨て方はあります。
キッチンの排水溝に流す捨て方は、配水管の詰まりの原因になりますので止めましょう。
卵の捨て方で、生卵をパックごと捨てる場合、パックを燃えるゴミに出してもいいか確認してから捨てましょう。お住まいの自治体によってパックを不燃物としているところもあります。その場合、卵は燃えるゴミ、パックは燃えないゴミに出しましょう。
生卵を捨てる前に知っておくべきこと
卵の捨て方として、生卵のまま捨てることができますが、捨てる前にまだ食べることができるのか確認しましょう。食べることができる卵を捨てるのはもったいないですからね。
卵の賞味期限は?
卵の賞味期限はパッケージに記載されているか、パッケージの中に賞味期限が書かれた紙が入っています。パッケージに書かれている賞味期限は、「生で食べることができる期限」です。
卵の賞味期限は保存状態や温度によって異なりますが、一般的に、卵をパック詰めしてから2週間程度を賞味期限としているところが多いようです。
卵は賞味期限が切れても食べることができる?
記載されている賞味期限は「生で食べることができる期限」ですので、正しい保存方法をしていれば賞味期限が切れても1日~2日は加熱すれば食べることができます。
賞味期限が切れて卵の中にサルモネラ菌が発生している場合、サルモネラ菌は加熱処理すれば死滅しますので食べることができますが、生のままだと食中毒の原因になりますので必ず加熱しましょう。
《 ポイント 》
- 卵の賞味期限は保存状態や温度によって異なるが、一般的に、卵をパック詰めしてから2週間程度です。
- 卵を正しい保存方法をしていれば賞味期限が切れても1日~2日は加熱すれば食べることができます。
食べてはいけない卵の見分け方
食べてはいけない・危険な卵の見分け方を説明します。危険な卵は捨て方で紹介した方法ですぐ処分しましょう。危険な卵の見分けかたには、卵の殻を割って確認する方法と殻を割らずに確認する方法があります。
卵の殻を割って見分ける方法
卵を割ったとき以下のような状態のものは危険です。
- 強烈な硫黄のような臭いがする
- 生臭い異臭がする
- 白身が変色している
- 黄身が破れて白身と混ざってドロドロしている
など
卵の殻を割らずに見分ける方法
卵を割らずに見分ける方法は2つあります。
①卵を光にかざして分かる方法
新鮮な卵は光にかざした時、透けて中身が明るく見えますが、腐敗が進んだ卵は黒ずんで中が透けません。卵は古くなってくると、黄身が破れて白身と混ざってきますので、だんだん光が透けてこないようになり最後は黒ずんできます。外からは鮮度の判定はできませんが、危険な卵の目安にはなります。
②卵を水につけて分かる方法
卵を水につけた時、新鮮な卵は横向きで底まで沈みますが、完全に水面に浮かび上がった卵は危険です。卵は古くなってくると二酸化炭素がだんだん抜けて卵の上に溜まってきますので、縦向きに浮いてきます。
その他の見分け方
ヒビ
卵にヒビが入っている卵は要注意です。ヒビから菌が入って早く腐敗することがありますので生のまま食べるのは止めましょう。
水分
殻の表面が濡れたまま保存しているとサルモネラ菌が繁殖しやすくなります。殻の表面の水分から殻の穴をすり抜けて菌が卵の中に浸入しますので危険です。卵の殻に水分がついている時は、キッチンペーパーなどでしっかり拭き取りましょう。
《 ポイント 》
- 食べてはいけない卵の見分けかたには、卵の殻を割って確認する方法と殻を割らずに確認する方法があります。
①卵を光にかざして確認する。
②卵を水につけて確認する。 - 卵にヒビが入っていたら、生のまま食べるのはやめましょう。
- 卵の殻に水分がついている時は防菌のためしっかり拭きましょう。
生卵の正しい保存方法
卵の捨て方はお分かりいただけましたか?ここでは卵が長持ちする正しい保存方法をご紹介します。
正しい保存方法
卵を購入してきたら、すぐに冷蔵庫に入れて冷蔵保存をしてください。衝撃などが原因で卵にひびが入り劣化するのを防ぐために、パック詰めで購入した卵はそのままの状態で冷蔵庫に入れて保存してください。
他に、意外かと思われますが、一般的によく冷蔵庫についているドア上部にある卵の収納ケースに入れるのは、冷蔵庫のドアの開閉のたびに卵に衝撃が加わりひび割れなどがおきやすく、卵が揺れることで劣化するなど品質を悪くするのでドア上部に入れるのはおすすめしません。できるだけ衝撃が少ない冷蔵庫の内部に入れて保存してください。
卵を冷蔵保存しておくときは、卵のとがってる方を下向きにして置いてください。卵はとがってる方が殻の強度があり、こちらを下におく方が卵の収納ケースでも安定します。
また、卵の逆側の丸い方は、卵が呼吸をするために必要な空間の気室があり、こちらを下にすると気室内の空気が卵黄と触れやすくい状態になり卵に細菌が入りやすくなります。
《 ポイント 》
- 卵を購入してきたら、すぐに冷蔵庫に入れて冷蔵保存する。
- 卵は冷蔵庫のドア上部にある、卵の収納ケースには入れない。
- 卵を冷蔵保存しておくときは、卵のとがってる方を下向きにする。
さいごに
生卵の捨て方で一番気になるのは中身が出てくることですね。ゆで卵にするのはちょっと面倒、牛乳パックがないなどの場合は、新聞紙に生卵を包んでビニール袋に入れて捨てるのが一番簡単ですね。
卵の賞味期限や腐った卵の見分け方も説明しましたが、一見危なそうに見えて大丈夫なものもあります。たとえば、白い卵の殻の表面に灰色の斑点がついているものがまれにありますが、これは点斑卵と言われ殻に水分が溜まった箇所が灰色に見えるだけですので食べても大丈夫です。