目次
柔軟剤がドロドロになる原因は3つ
柔軟剤がドロドロな状態に固まってしまう現象には3つの原因があります。
- 保存場所の温度。
- 長期保存。
- 違う種類の柔軟剤を混ぜてしまった。
それぞれの原因を詳しく検証してみましょう。
原因①:保存場所の温度
柔軟剤は30℃以上0℃以下になると固まりやすいと言われています。
何℃という明確な数字はありませんが、急激な温度変化でも固まってしまうことがあります。暑い夏に30℃以上になる場所で保管していたり、寒い冬に0℃以下になる場所で保管していると固まってしまうことがあります。
柔軟剤がドロドロになってしまった状態で、洗濯機の柔軟剤投入口に入れてしまうと詰まってしまったり、溶けなかった柔軟剤が洗濯する衣類に溶け込まずシミになってしまう恐れがあるので注意しましょう。
原因②:長期保存
柔軟剤は食品ではないので消費期限といった表記はありませんが、商品には「柔軟剤に使用期限はありませんが、早めに使用してください」と明記されています。購入後2ヵ月~3ヵ月以内、遅くとも半年以内には使い切るようにしてください。
詰替え用で未開封のものでも長期保存をするとドロドロに固まってしまうことがあるので、安く販売されているからと大量に購入してストックしておいたらドロドロに固まってしまっていたということもあるので、大量買いには注意しましょう。
る原因③:違う種類の柔軟剤を混ぜてしまった
使い終えた柔軟剤の容器を洗わずに少量の柔軟剤が残っている状態で、詰替え用の違う種類の柔軟剤を入れてしまうと元の柔軟剤と新しい柔軟剤が混ざり合って固まってしまうことがあります。
新製品を試してみたいと思ったり、安い詰替え用の柔軟剤を使いたい場合は、必ず前の柔軟剤を使い切ってからよくすすいでから容器を再利用しましょう。
また、違う種類の柔軟剤を混ぜてしまうと香りが悪くなってしまうことが多いので、基本的に詰替え用を使う時は同じ柔軟剤を選ぶようにしましょう。
《 ポイント 》
- 柔軟剤がドロドロに固まってしまう原因は、保存場所の温度・長期保存・違う種類の柔軟剤を混ぜてしまうことがある。
- 柔軟剤は保存場所に注意して、2ヵ月~3ヵ月以内は使い切るようにして、違う柔軟剤が混ざらないように注意する。
柔軟剤がドロドロになった時の対処法
柔軟剤がドロドロに固まった場合、もう使用することができないというわけではなく、対処法はいくつかあります。
ドロドロのままだと洗濯機の柔軟剤の投入口が詰まってしまったり、溶け切らなかった柔軟剤が洗濯物の衣類に残りシミになってしまうことがあるので、しっかり対処してから使用するようにしましょう。
対処法①:よく振ってみる
まずは手軽な方法としてよく振ってみましょう。ドロドロに固まった状態によっては振った事による振動で固まりを崩せて蓋で計量することができる状態に戻せることがあります。振るだけで戻らない場合は違う方法を試しましょう。
対処法②:温度の高い場所に置く
よく振ってもドロドロに固まった状態から戻らなかったら、しばらく温度の高い場所に置いておきましょう。柔軟剤は低温で固まってしまうことが多いので、20℃前後の常温の室内に置いておくことで液体に戻ることがあります。
暖房器具の前に置いておくことも早くあたたまるので急いでいる場合にはおすすめですが、柔軟剤は高温でも固まってしまうことがあるので、状況をこまめに確認してください。
対処法③:お湯で溶かす
振ってみても、温めてもドロドロに固まった状態から戻らない場合は、熱めのお湯で溶かしてみましょう。柔軟剤の容器内に直接お湯を注いで蓋をしてからよく振ります。お湯でドロドロに固まった柔軟剤が溶ければ液体に戻ります。
但し、しっかり溶けていない状態で使用してしまうと洗濯物の衣類に固まりが付着してシミになってしまうことがあるので、よく溶けていることを確認してから使用するようにしてください。
対処法④:色々試してダメならメーカーに問い合わせ
ここまで紹介した対処方法でダメだった場合や、未開封の状態で固まっていることがわかる場合は、メーカーのお客様センターなどに問い合わせてみましょう。
メーカーによって対応は異なると思いますが、未開封の場合は交換品を送ってくれたり、使用中のものでしたら、そのメーカーで検証した正しい対処方法を紹介してくれることもあります。
ドロドロに固まってしまって使えないからと処分してしまう前に1度問い合わせしてみましょう。
洗濯機の柔軟剤投入口で固まってしまっている場合
洗濯機で柔軟剤投入口から使用していると投入口から洗濯槽に移動する時に固まってしまっていることがあります。放置していると洗濯機の故障を招いてしまうこともあるので、汚れに気がついたらすぐに掃除をして汚れを取り除くようにしましょう。
柔軟剤投入口を掃除する方法
- 柔軟剤投入口に60℃くらいのお湯をかけて固まった柔軟剤を溶かす。
- 使い古しの歯ブラシを使用して柔軟剤の固まり汚れをこすって落とす。
- すすぎと脱水で洗濯機を運転する。
- 柔軟剤投入口がきれいになっていれば掃除完了です。
洗濯機を使用する時にこまめに拭くようにしていれば、柔軟剤投入口周辺で柔軟剤が固まってしまうことを防ぐことができるので、日頃から注意しておきましょう。
固まったままの状態や分離してしまった柔軟剤を使用しない
色々と対処方法を試してみてもドロドロに固まってしまったままの状態や成分が分離してしまっている柔軟剤は、無理して使用せず処分するようにしましょう。
特に成分が分離してしまった柔軟剤は洗濯に使用してしまうと衣類にシミがついてしまうなどのトラブルの原因になります。また成分が分離してしまった柔軟剤は元の状態に戻すことはできません。対処方法を試す前に処分してください。
《 ポイント 》
- 柔軟剤がドロドロになった時の対処法は、柔軟剤をよく振ってみる・温度の高い場所に置く・お湯で溶かすという方法が有効ですが、実行しても柔軟剤が戻らないこともある。
- 柔軟剤の成分が分離してしまった柔軟剤は元の状態に戻すことができないので諦めて処分する。
柔軟剤がドロドロになるのを防ぐ方法
柔軟剤がドロドロになるのを防ぐ方法は主に4つあるので、注意してドロドロと固まった状態にならないようにしましょう。
予防法①:早めに使い切る
柔軟剤を長期に渡り動かすこと無く保管していると柔軟剤の成分が分離してしまうことがあります。
分離の状態が少ない場合はしっかり混ぜ合わせることで再利用することも可能ですが、完全に分離してしまうと元の状態に戻すことは出来なくなってしまいます。
色々な柔軟剤が販売されているので、使い分けをしてしまうと使い切るまでの時間が長くなってしまうので柔軟剤はドロドロに固まってしまう前に1つずつ使い切るようにしましょう。
予防法②:容器をしっかり洗う
柔軟剤がドロドロになって固まる原因には違う柔軟剤が混ざってしまうことがあります。
使用していた柔軟剤が無くなり詰替え用を入れる時に、元の柔軟剤と違う柔軟剤を入れるとドロドロになってしまうことがあるので、違う柔軟剤を入れる場合には容器をしっかり洗ってよくすすいでから違う柔軟剤を入れるようにしましょう。
予防法③:ストックは控えめに
安売りしていてお得だからと、必要以上に多くの柔軟剤をストックしておくことをやめましょう。特に冬場は柔軟剤が固まってしまったという声が多くなります。
柔軟剤などの洗剤をストックしている場所はリビングと違い寒く冷えた場所にストックすることが多く0℃以下になると柔軟剤は固まりやすくなってしまいます。
また、多くストックしすぎてしまうことで成分が分離して柔軟剤を使用することが出来なくなってしまうこともあるので、必要以上に多くの柔軟剤をストックしておくことはやめましょう。
予防法④:直射日光の当たる場所に置かない
柔軟剤を直射日光に当たる場所に置いてしまうと、昼間は日光によって温められた柔軟剤が夜になると冷えるということが繰り返されます。
特に冬の場合は温度差が大きくなるので固まりやすくなってしまいます。柔軟剤は通年直射日光の当たらない場所に置いて保管しましょう。正しい保管の方法は柔軟剤の容器に書かれているので確認して正しい保存の方法をしましょう。
《 ポイント 》
- 柔軟剤は正しい保存の方法をすることで、ドロドロに固まってしまうことを防ぐことができる。
- 柔軟剤がドロドロに固まってしまうと、再利用するためには手間が掛かってしまうので、無駄な手間を防ぐように日頃から心掛ける。
固まった柔軟剤の正しい捨て方
柔軟剤がドロドロに固まってしまったり、成分が分離してしまった柔軟剤を処分するときは正しい捨て方をしましょう。
ドロドロに固まってしまった柔軟剤が少量の場合は水やぬるま湯と一緒に排水口に流したり、トイレに流して捨てることができます。必ず詰まることが無いように水やぬるま湯と一緒に流しましょう。
ドロドロに固まってしまった柔軟剤が多量にある場合は、基本的に袋に新聞紙などを敷き詰めて固まった柔軟剤を流し込んでしっかり口を閉じて可燃ごみの日に出して捨てましょう。
但し、ゴミの分別はお住まいの自治体のルールによって異なるので、分別に関してはお住まいの自治体に問い合わせてから、正しい分別の日に捨てるようにしてください。
《 ポイント 》
- ドロドロに固まってしまった柔軟剤が少量の場合は、水やぬるま湯と一緒に排水口で流して捨てる。
- ドロドロに固まってしまった柔軟剤が多量の場合は、袋に新聞紙を敷き詰めて固まった柔軟剤を流し込んでしっかり口を閉じて、お住いの自治体のルールに合わせた分別の日にゴミとして捨てる。
ドロドロになりやすい柔軟剤とは?
インターネットでドロドロに固まった柔軟剤の口コミなどを確認すると、ドロドロになりやすい柔軟剤があることがわかります。調べていると容器のサイズが大きいタイプや香りが強い柔軟剤が固まりやすいという傾向があるようです。
日本製の柔軟剤ではレノアハピネスといった香りが強いタイプがドロドロに固まりやすいという声が見られます。海外製の柔軟剤ではダウニーやガーネッシュの柔軟剤がドロドロに固まりやすいと言われています。
《 ポイント 》
- 海外製の柔軟剤は日本の製品よりも大きな容器に入って販売されているため、使い切るまでの期間が長くなるためドロドロに固まりやすくなる。
- 香りが強い柔軟剤も匂いの成分が多く含まれているためドロドロに固まりやすいと言われている。
最後に
今回は柔軟剤がドロドロの固まった状態になってしまう原因と対処の方法から予防する方法を紹介しました。
柔軟剤を洗濯で使用することで洗濯後の仕上がりが香りとふわふわした肌触りになるので気持ちよくなるので欠かすことはできません。柔軟剤がドロドロになると手間が増えてしまったり使えなくなってしまうこともあります。
原因と対処方法を理解して柔軟剤がドロドロに固まることのないようにしましょう。