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年賀状は受取人と差出人の個人情報(住所・氏名・電話番号など)がまる見えです!
そのままゴミに出すと個人情報を第三者に見られる可能性があり、悪用される危険がありますので、次のような処理をしてから捨てましょう。
1.年賀状をシュレッダーにかける
年賀状の捨て方でこの方法が一番安全で簡単です。シュレッダーには電動と手動があり、家庭用の電動シュレッダーだと2,000円くらいから買えるようで、手動だと1,000円以下のものもあるようです。
※機能を確認してから購入することをおすすめします。
2.年賀状をシュレッダーはさみで細かく切る
シュレッダー用のはさみが100円ショップでも販売されています。
縦横と切り刻むと電動シュレッダーより細かくすることができますので、個人情報を確実に処分したいという人にはおすすめです。散らかりやすいので、大きな袋の中で切り刻みましょう。
3.個人情報保護スタンプを使う
年賀状にスタンプすることで個人情報を隠します。
個人情報保護スタンプは100円ショップでも販売されています。時間をかけず処理できるので、簡単に個人情報保護をしたいという人にはピッタリです。
ただし、光沢のある年賀状にはインクが定着し難いので不向きです。
4.油性マーカーで塗りつぶす
極太などのできるだけ太いマーカーを使うと楽です。
身近にある道具で簡単にできる処理ですが、年賀状の枚数が多い場合は塗りつぶすのにかなりの時間と労力がかかります。枚数が少ない時におすすめの方法です。
5.瞬間接着剤とガムテープで巻く
年賀状を重ねて瞬間接着剤で接着させ、ガムテープでぐるぐる巻きにして燃えるゴミとして処分します。中身がわからないようにしっかりと巻いているのであれば、瞬間接着剤は必要ないかもしれません。
余った未使用の年賀状の活用方法
余った未使用の年賀状の4つの活用方法をご紹介します。
郵便局で交換してもらう
余った年賀状は郵便局で次のものと交換してもらえますが、1枚につき 5円の手数料がかかります。
交換してもらえるもの
- 通常切手(弔事用切手を含みます)
- 通常はがき、往復はがきなど
- 郵便書簡
- 特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)
尚、近親者の不幸のため年賀状が使用できなくなった場合は、無料で交換してもらえます。
交換の際は郵便局の窓口に備え付けの請求書がありますので、請求される方の住所、氏名と、亡くなられた方との続柄等を記入して提出してください。無料交換期間は、年賀状の販売開始日から販売期間終了日までですのでご注意ください。
※詳しくは郵便局にお問合せください。
換金する
年賀状を金券ショップで換金することができます。買取価格や条件などは金券ショップによって異なりますのですので、換金する金券ショップに直接ご確認ください。
なお、郵便局では現金での返金はおこなっていません。
余った年賀状や書き損じた年賀状は郵便局で交換するのが理想的でしょう。1枚5円の手数料がかかりますが、その他の金額の切手やはがきに交換してもらえます。
年が明けてからですと金券ショップでの買い取り額は低くなってしまいますのでご注意ください。
またメールが普及した現代ではなかなかハガキを出すという機会も少なくなってしまいましたので、忘れないうちに郵便局で交換することをおすすめします。
普通はがきとして使用する
年賀状を普通はがきとして使用する際は、「年賀」の文字を二重線で消してから投函してください。もし消さずに投函した場合、郵便局が年賀状として扱う可能性があり、翌年の元旦に届く可能性がありますので必ず消してください。
ユニセフやNPO法人に寄付する
寄付を募集しているNPO法人は多数ありますので、ネットなどで探して寄付したいNPO法人などに年賀状を送ってください。一般的に、寄付された年賀状は現金化されて福祉に利用されます。
風水を取り入れた年賀状の捨て方
風水的には、年賀状はためずにもらった年の春分前までに処理すると良いそうです。ため込むと、以下のような影響があると言われています。
- 仕事運や発展運に悪影響がある
- 現在の良い運気を吸収しづらくなる
風水では、紙は「木」の気に属するものなので、古い紙(古い年賀状)をため込むと、「木」の持つ発展運、仕事運に悪影響があると考えられているようです。でも大好きな人からの年賀状はとっておきたいと思いますよね。
そんな時は、カゴなどの風通しの良い箱にいれて、日当たりの良い窓側にしまうと良いそうです。
年賀状を捨てる派と捨てない派の比率
情報元:カシャポ (GREETING WORKS Co.,Ltd.)
年賀状を捨てるか?捨てないか?「カシャポ」が実施したアンケートによると、200人中53%が捨てない、47%が捨てる、という結果になったようです。
年賀状を「捨てる派」と「捨てない派」の比率はほぼ半分で大きな差は無いようですね。
捨てる派の年賀状の保管期間
情報元:株式会社コネクティット調査
年賀状を捨てる派の保管期間を見てみましょう。
年賀状の保管期間について「年賀総研(株式会社コネクティット)」が実施したアンケートによると、600人中、74.1%が2年以上保管しているそうで、保管せずすぐ捨てる人は3.0%のようです。
まとめ
年賀状の捨て方や余った未使用の年賀状の活用方法などをご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
年賀状を処分する際は、必ず個人情報を削除してから捨ててくださいね。
また、余った未使用の年賀状は、郵便局で他のものと交換するだけでなく、NPO法人などに寄付する方法があることも覚えておいてくださいね。
年々溜まり続けて保管場所に困っている年賀状を今年こそは思い切って処分してみましょう。
冒頭でもご紹介しましたが紙のものはこれからの時代、ドキュメントスキャナーなどでデジタル化して保管することをおすすめします。年賀状の保管場所は要りませんし、もちろんデータのバックアップは必要ですが、基本的には何年経って見ることができます。
住所録と連動させて保管することもできるソフトもあるので、データとして活用できるものになります。
スキャナを使い始める前は難しそうと思われるかもしれませんが、使ってみれば難しいことは何もなく、クラウド(自宅のハードディスクではなく外のサービスに保管すること)に保管すれば、いつでもどこからでも見られるようになります。
家の中の整理整頓にも是非デジタルを取り入れてみてください。驚くほど楽になりますよ。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
その次に捨てるための作業を。年賀状も立派な紙資源ですので、燃やすのではなくリサイクルに出せる方法で処分したいものですね。
年賀状全体に個人情報が入っているわけではないので、簡単なのは名前・住所が入っている部分だけシュレッダーばさみでカットすること。シュレッダーばさみは最近では100円ショップでも売られているので気軽にできますよ。