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アボカドの正しい保存方法、できてる?
熟す前の皮が緑色は常温保存
皮が緑色の熟していないアボカドは風通しの良い冷暗所で保存しましょう。3~5日ほど常温保存しておくと食べごろに熟していきます。早く追熟させたい場合はリンゴの近くに置くかリンゴと一緒に保存袋に入れて常温保存すると、リンゴから発するエチレンガスで追熟が進みます。
注意点としては、27℃以上になると腐りやすくなるため夏場の暑い季節の常温保存には気を付けてください。また、熱帯地方が原産のアボカドは、熟す前に5度以下で保存すると低温障害を起こしやすいと言われています。
低温障害を起こすと果肉が黒ずんだり風味も損なわれますので、冷蔵庫で保存する際は7℃以下である野菜室を利用しましょう。
食べごろは野菜室で保存
皮が緑色から茶色、黒っぽい色のアボカドは食べごろです。冷蔵庫の野菜室で保存して数日以内に食べ切ります。切ったアボカドには、レモン汁をお酢、オリーブオイルを果肉部分に塗りラップをして保存袋に入れることで、切り口の変色を防ぐことができます。
食べてはいけないアボカドの特徴7選
1.皮に白いフワフワしたカビが付いている
アボカドの皮に白いフワフワしたものが付いている場合は、カビの可能性が高いため食べるのはやめたほうがいいでしょう。フワフワしていない粉のような斑点状のものもありますが、これは、ヘタ腐れ防止として使われた消石灰の残りであり、よく洗って皮をむけば問題ないようです。
2.ヘタが浮いていて隙間がある
ヘタが浮いてきてふかふかしていたり、皮や種と果肉の間にやたらと隙間ができているアボカドは腐り始めている可能性があります。腐敗が進むとヘタの部分や隙間に白いカビが発生してくることもありますので食べないよう気を付けましょう。
3.酸っぱい味
アボカドの見た目や匂いに異常が無くても、食べてみた時に酸っぱい味がするアボカドは腐っている可能性があります。酸っぱい味でなくてもいつもと違った味がするときは、食べないほうが良いでしょう。
4.ツンとした匂い
アボカドは若いと青臭い匂いが気になりますが、この匂いは食べても問題ありません。一方、腐っているアボカドは皮をむいた時にツンとした匂いや酸っぱい匂いがします。このような場合は食べると体調に影響が出る可能性があるため気を付けましょう。
5.ぐにゃぐにゃしていて種が簡単に取れる
手で持った時に熟している柔らかさを通りこして、ぐにゃぐにゃと柔らかくなっているのは果肉部分が腐っている可能性が高いです。
また、切った時に種が簡単に落ちてしまうのも、熟し過ぎから腐敗へと変わっている可能性があるようです。柔らかすぎるアボカドは食べる前に匂いや状態をよく確認しましょう。
6.汁が出たりドロドロしている
野菜や果実は腐ってくると汁が出てきたりドロドロしてきます。こうなると腐敗がかなり進んでいるため、迷わず捨てるようにしましょう。
7.果肉全体が黒っぽい
切った時にアボカドの果肉が全体的に黒ずんでいるアボカドは、低温障害などで傷みが進んでいる可能性が高いです。カビが発生している場合もありますので、全体的に黒っぽいアボカドは食べるのは控えたほうが良いでしょう。
部分的な黒い斑点や筋は食べても大丈夫!
果肉全体の色を見る
アボカドを切った時に黒い斑点や筋が入っていることがあります。果肉全体が黒ずんでいるアボカドは腐っている可能性があります。ですが、果肉全体が黄緑色で部分的に黒い斑点や筋が入っているような場合は、体に害もなく食べても問題ないと言われています。
黒い斑点や筋は酸化してできたもの
アボカドの果肉の一部が黒くなっているのはカビなどの腐敗ではなく、酸化によるメラニン色素が原因だそうです。変色している部分がどうしても気になる場合はその部分だけ取り除いて食べるとよいでしょう。
さいごに
アボカドは見た目では食べごろなのか腐り始めているのか分かりにくいです。また、切ってみたら中が黒くなっていることもありますよね。全体的に黒ずんでいるアボカドは腐敗が始まっている可能性がありますが、一部の斑点や筋は酸化によるものなので捨てずに食べても大丈夫です。