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やかんは素材に合わせて洗い方を変えよう
やかんは、素材に合わせて洗い方を変える必要があります。やかんを掃除する場合は、事前に自宅にあるやかんの素材を確認しておくといいでしょう。
特に義両親宅や子どもの学校の行事など自宅とは違う場所でやかんを洗う必要がある場合は、素材を見極めて慎重に洗う必要があります。
具体的にはアルミとステンレスは見た目だけでは区別ができないことがありますので、手に持ったときの重さの違いでやかんの素材を判断することがおすすめです。
素材別の洗い方を紹介しますので、参考にしてみてください。
ステンレス製の場合
ステンレス製のやかんの洗い方は、クリームクレンザーとスチールたわしを使った洗い方がおすすめです。外側に付いた油汚れが綺麗に取れますので、試してみるといいでしょう。
さらにステンレス製のやかんのこびりつきがひどい場合は、油汚れ用マジックリンを吹きかけて5分ほど放置し、熱湯をかけた固い布を使って綺麗にこすっていく洗い方がおすすめです。
それでも汚れが取れない場合は、やかんを大きな鍋に入れ重曹で煮沸し、その後に固い布でごしごしして洗っていくといいでしょう。
アルミ製の場合
アルミ製のやかんの内側は、酸性の食品を使った洗い方を試してみましょう。
まずやかん内部の汚れがすべて浸かるくらいに水を入れて、リンゴの皮やクエン酸、酢など酸性の食品などを入れていきます。そして15分程度やかんを煮詰めて、中にある水やリンゴの皮などを捨てて綺麗にしていきます。
その後やかん内部に水分が残らないように拭き取っていけば完了です。アルミ製のやかんの外部は、スチールたわしなどで綺麗に磨くようにすればピカピカになるでしょう。
ホーロー製の場合
ホーロー製のやかんは、まずは食器用洗剤を付けた柔らかいスポンジを使って傷が付かないように洗っていきます。
洗った後は、綺麗に水を拭き取るようにしましょう。それでも汚れが取れない場合は、重曹を使ってお手入れしましょう。
最初に水で濡らした布に重曹をふりかけ、汚れの目立つ部分に塗ったらしばらく放置していきましょう。その後、再び重曹を付けた布でホーロー製のやかんに付いた汚れを拭けば完成です。
鉄製の場合
鉄製のやかんの基本的な洗い方は、外側に付いた水分をキッチンペーパーや乾いたふきんで拭き取っていくことです。
洗い方以前の注意点として、サビなどの原因となるため、使う度に水分を残さず空の状態になるよう保ちましょう。内側もきちんと乾燥させます。お湯の濁りやにおいが気になるようであれば、内部も洗ってみましょう。
おすすめは煎茶を煮出す方法です。お茶パックを入れた煎茶を水から30分くらい煮込んでいきます。この洗い方をすれば、煎茶のタンニンと鉄分の化学反応を起こした金気止めができます。
注意点としては、しばらくやかんに多少の色味が付いてしまう場合があります。やかん内部の濁りや金気がなくなってから、お茶出しやお湯出しなどで使っていきましょう。
銅製の場合
緑色のサビが気になる銅のやかんは、酢と塩を使った洗い方がおすすめです。同じ量の酢と塩を布に含んで、磨いていきます。その後は水洗いをして、水分をしっかり拭き取って洗いましょう。
まだサビが出ていないやかんは、食器用洗剤とスポンジを使って優しい洗い方をすることがおすすめです。食器用洗剤を使った洗い方をする場合も、しっかり拭き取ることが大切です。
注意点として銅製のやかんは、食器洗浄機を使った洗い方ができないので注意してください。
クエン酸を使った洗い方の手順
ヤカンの内部は、クエン酸を使った洗い方がおすすめです。まずはクエン酸を使った洗い方の手順を紹介していきます。
最初にやかんに水を入れて、クエン酸を大さじ1杯入れていきます。
その後やかんを沸騰させて、汚れを落としていきましょう。そして沸騰した後は、弱火にしていきます。さらに1晩そのままにしておきましょう。
次の日に水を捨てて、スポンジで再度内部を掃除していきます。そして内部の水分をしっかり拭き取って、収納してください。
重曹を使った洗い方の手順
重曹を使った洗い方は、やかんの油汚れや焦げを綺麗に取りたいときにおすすめです。
やかんを洗う際は、まず重曹に水を加えて重曹ペーストを作っていきましょう。その後重曹ペーストをたっぷりやかんに塗って、30分くらい放置します。
そして油汚れが気になる部分は、スポンジで優しく拭き取っていきましょう。油汚れを綺麗に拭き取った後は、水で洗い流していけば掃除は終了です。
それでも汚れがひどい場合は、重曹を煮沸する方法もおすすめです。
やかん掃除をするときの注意点
やかん掃除をする際は、ごしごしこすることは止めておきましょう。やかんが傷つく可能性があります。たわしではなく、スポンジを使って優しく洗いましょう。
さらに重曹は、アルミのやかんには使えません。アルミと重曹が反応して黒ずみができる可能性があるため、誤って使わないようにしましょう。そのためやかんの素材にあった洗い方が大切と言えます。
やかんを購入する際に素材をチェックしておくと、お手入れしやすくなります。
やかんが汚れる原因は?
やかんが汚れる原因は、同じ素材でも外部と内部で異なります。
洗い方も変わってきますので、汚れるメカニズムを理解しておくといいでしょう。さらにやかんが汚れる原因がわかれば、なるべく汚さないように努めることもできます。
また汚れを見つけ次第こまめに掃除すれば、油汚れなども落ちやくなります。やかんは水を温めているだけに使っていると思いがちですが、案外汚れが付いているものです。
汚れがひどくなるような使い方をしていないかにも注意してください。
外側が汚れる原因
外側が汚れる原因は、油汚れと焦げです。やかんを使っている隣のコンロで料理をしている場合は、外側に油汚れがつきやすいでしょう。
さらにやかんだけを使っている場合でも、コンロに付着した油汚れがやかんの底に付着することも少なくありません。
また強火でやかんを使っている場合は焦げでしまうこともあります。外側の汚れはがんこですので、素材に関わらず定期的に掃除するようにしましょう。
やかんがピカピカであれば、料理をする際に気分よく行えるでしょう。
内側が汚れる原因
内側が汚れる原因は、水アカやカルキです。水道水に含まれるミネラル分が固まって水アカができますので、こまめにお手入れしておきましょう。
やかんの内側は、のぞき込まないと見えにくい構造になっているものもあります。定期的に汚れがないか確認するといいでしょう。
内側が汚れていれば、お湯の味や見た目に違和感を覚えることもあります。内側の汚れは体に大きな影響を与えるものではありませんが、綺麗な状態の方が気持ちよく使えることに間違いはありません。
やかんを長持ちさせるために気を付けたいこと
やかんを長持ちさせるためには、定期的にお手入れすることが大切です。
またやかんを掃除する際は、やかんの素材に合ったお手入れをすることを心がけましょう。またやかんを洗った後で水分が残ったまま放置しておくと、錆の原因になることもあります。
特にやかん内部の汚れは気が付きにくいものです。そのためやかんの内部をこまめにチェックすること、汚れを見かけたらすぐに掃除することを意識するといいでしょう。
やかん掃除に便なアイテム5選
やかん掃除をする際は、便利なアイテムを用意しておくとスムーズでしょう。ここでは、おすすめのやかん掃除に使えるアイテムを5つ厳選して紹介していきます。
やかん掃除に便利なアイテムを購入する際は、自分の使っているやかんの素材に適したものかどうかをチェックしてからにするといいでしょう。
例えば重曹やクエン酸は、やかんの素材によっては使えません。掃除するつもりがやかんを傷めてしまう結果になることもあるため、注意しましょう。
クエン酸物語 600g
クエン酸物語 600gは、やかんの掃除や食器洗い機、電気ポット湯アカ対策、トイレ掃除など幅広く使える便利な商品です。合成界面活性剤が使われていませんので、安心して利用できます。
原産国は日本で、海外の洗剤のような気になるにおいなどはしません。チャックが付いていますので、保管する際にも便利です。
マーナ(MARNA) 注ぎ口洗い4点セット K141
マーナ(MARNA) 注ぎ口洗い4点セット K141は、洗いにくいやかんの注ぎ口を洗う際に役立つアイテムです。
サイズの違うブラシが付いていますので、やかん以外にも調味料容器やストローのつまりを綺麗に洗うことができます。ブラシ部分は豚の毛が使われていて、やかんの注ぎ口の汚れを優しく絡め取ってくれます。
レック 激落ち コゲ落とし お徳用 3個パック レック(LEC)
レック 激落ち コゲ落としは、やかんの外側にこびりついた焦げを綺麗にする際に役立ちます。強力な研磨粒子が使われていますので、水を使うだけで汚れを落とせます。
ハサミで大きさを半分にできるため、小さいやかんにも便利に使えるでしょう。ただし、やかんの素材によっては傷ができる場合もありますので、使用する際には注意してください。
シャボン玉 重曹 680g
シャボン玉 重曹680gは、やかんの掃除に安心して使えます。やかんだけでなく洗濯物などに活用する人も多く、合成洗剤が苦手と言うご家庭にもおすすめです。
ご家庭のいろいろなシーンで活躍するので、まとめ買いして家事全般に利用するといいでしょう。ただしアルミ製のやかんに重曹は使えませんので、注意してください。
クエン酸 + 激落ちくん
クエン酸 + 激落ちくんは、クエン酸とメラニンクリーナーが一体となった便利アイテムです。水垢を綺麗に落とせるので、リピートしている人も多いのではないでしょうか。
クリーナーの中にクエン酸パウダーが挟み込まれていますので、水に濡らして使うだけで手軽に掃除できます。蛇口周りや水栓金具の汚れにも使えます。
お値段もお手軽ですので、まとめ買いすることもおすすめです。
正しい洗い方でやかんをピカピカにしよう
正しい洗い方をすれば、やかんはいつまでもピカピカの状態で使えます。素材によって洗い方が違うため、お手持ちのやかんの素材をチェックするところからスタートするといいでしょう。
さらにやかんの掃除に便利なアイテムも数多く発売されていますので、気になる人はチェックしてみてください。やかん掃除が楽になって、掃除が楽しくなるでしょう。
やかん掃除の理想は、1日1回が理想です。水がやかんに残らないように、綺麗に拭いておきましょう。