目次
お弁当が美味しく見える詰め方とコツ
お弁当の詰め方の基本は、「ごはん」→「大きいおかず(メイン)」→「小さなおかず」→「彩りのおかず」の順に詰めていきます。大きいおかずを入れた後の隙間を小さいおかずで埋める順番にすると、全体のバランスがとりやすくなります。
お弁当を詰める前にすること
野菜の水分をふき取る
キッチンペーパーなどで野菜の水分をふき取りましょう。水分が残っていると他のおかずに水分がしみ込んで味や色合いや食感を変えてしまう可能性があります。せっかくの美味しさが半減してしまわないよう水分はふき取ってくださいね。
おかずの汁気を少なくする
煮物など汁気が多いお弁当の詰め方としては、お椀やお皿などに煮物を入れ、汁気を落として具だけをお弁当に詰めましょう。汁気が他のおかずについてしまい具の味が変わって美味しくなくなりますし、汁気によって型崩れすることもあります。
おかずを冷めてから詰める
おかずを冷めないうちにお弁当箱のふたを閉めると、中に熱がこもって水滴ができるので雑菌が発生しやすくなります。衛生第一で、熱がこもらないよう冷めてからふたを閉じてください。
見栄えとしても、水滴や蒸気でおかずが型崩れする可能性もありますので気をつけてくださいね。
お弁当の詰め方の手順
ステップ1.ご飯の詰め方
一段タイプのお弁当箱の場合、仕切りがあるものは仕切り内に平らにご飯を詰めます。仕切りが無いものはお弁当箱の半分にご飯をなだらかな坂のように斜めに詰めます。ご飯を斜めに詰めることで、斜めの部分におかずを置けば、仕切りがなくても他のおかずを詰めやすくなります。
お弁当箱にご飯を詰める際、お弁当箱の縦半分にご飯を詰めるのが一般的ですが、縦半分だけではなく、横半分や斜め半分などご飯の詰め方を工夫するだけでもおしゃれなポイントになりますね。
ステップ2.大きいおかずの詰め方
最初に大きいおかず(メインのおかず)を詰めます。大きいおかずを先に詰めることで他のおかずを入れる場所が分かりやすくなります。おかずを詰める順番としては、大きいメインのおかずで形が崩れないもの→形が崩れやすいもの→隙間に入れるもの、の順番に詰めるとバランスよくきれいな仕上がりになります。
ステップ3.小さいおかずの詰め方
小さいおかずは隙間を埋めるためにかかせないおかずです。先に大きいおかずを入れてありますので、隙間が一目で分かり、全体的にバランスが取れる位置や色合いにすることができます。また、おかずの隙間にあわせて食品をカットすると立体感ができて見栄えがよくなります。
煮物や焼き物は地味な色合いが多いですが、レモンやブロッコリーなどのフレッシュなおかずを組み合わせることで新鮮感のあるお弁当の詰め方になります。また薬味やケチャップなども入れると、色合いを明るくするだけでなく、細やかな気を利かせたイメージになります。
色と食材
- 白色:ポテト、えのき、レンコン
- 赤色:トマト、にんじん、赤ピーマン、ラディッシュ、レッドキャベツ
- 緑色:ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、きゅうり
- 黄色:卵、たくわん
- 茶色:肉、魚、きのこ
メインのおかずとしても使える食材は常備しおくと楽ですよ。
ステップ4.彩りのおかずの詰め方
大きいおかずと小さいおかずを詰めた後、全体の色のバランスを見て、彩りをつけます。華やかなイメージにするには、赤や緑や黄色のように鮮やかな色を使いましょう。
詰めてあるおかずが煮物や焼き魚などの場合、色合いが地味になりがちですので、そばに緑・赤・黄などのワンポイント置くと新鮮なイメージになります。もし緑・赤・黄のものがなければ、無理やりカラフルにしようとせず、ご飯の上にワンポイントものをのせてみましょう。
ワンポイントものとして、梅干、しそ、ごま、ゆかりなどをつけるとぐっと見栄えがよくなります。
お弁当をおしゃれにするコツ
- 立体感がある:おかずの高さを変える
- バランスがいい:大きいおかずの隙間を埋める
- フレッシュ感がある:野菜などフレッシュ感のあるものを置く
- 気が利いて細やか:薬味やケチャップを入れる
- 食欲をそそる:彩りで食欲をそそる
お弁当箱の形に合わせたおしゃれな詰め方
お弁当箱にはさまざまな形があります。お弁当箱の形別にお弁当の美味しく見える詰め方をご紹介します。
「長方形」のお弁当箱の詰め方
長方形のお弁当箱の詰め方は、のり弁のように、しゃけなどのメインのおかずをまるごとのせると食欲をそそります。大きいおかずをまるまるのせた場合、小さいおかずは2品ほどでも美味しそうに見えます。
また、おしゃれなお弁当の詰め方として仕切りを1つだけではなく2つ使う、十字に仕切る、三角に仕切るなど、仕切り方を変えるだけでもかっこいい見栄えの良いお弁当になります。
「楕円形」のお弁当箱の詰め方
楕円形のお弁当箱の詰め方は、仕切りがあるかないかで見栄えが変わります。仕切りがないものはごはんの片側を斜めにしておかずを上にのせやすくしましょう。最初に乗せるのはレタスやシソやブロッコリーなどの緑のおかずを置くとフレッシュ感のある仕切りになります。
「丸型」のお弁当箱の詰め方
丸型のお弁当箱は、カーブ面に隙間ができないようお弁当を詰めましょう。メインのおかずを小分けにカットしたり、カーブにそっておかずを立てるなど立体感をだしましょう。
カーブ面に隙間ができやすので、ちいさなおかずとしてきんぴらごぼうのような細いもの、漬物のように小さくカットできるもの、マッシュポテトなどの固定しやすいものがおすすめです。
「細長」のお弁当箱の詰め方
細長型のお弁当箱は、横幅が細いので、こぶりなおかずや、おかずを小さくカットしてお弁当を詰めましょう。おかずの並べ方は、縦に左右同じおかずをおいたり、左右違うおかずをおいたり、配置のバランスでワンランクアップできます。
食材の色に合わせてキレイに配置するコツ
お弁当の詰め方はおかずの色のバランスでキレイに美味しく見えるコツがあります。
地味な色のおかずの横に緑を置く
煮物やから揚げなどの地味な色の横に、ゆでたブロッコリーやほうれん草やパセリなどグリーン系を配置するとフレッシュ感が出ます。お弁当に詰めたブロッコリーやパセリなどは、味のしみ込みが弱いので彩りとしては最適ですね。
黄色のおかずの横には赤を置く
黄色と赤の組み合わせはコミカルな印象があります。卵焼きにミニトマトや塩もみしたにんじん、赤ピーマンやにんじんのピクルスなどをカラフルに配置します。
お弁当の詰め方を工夫してマンネリ防止!
食材の形やお弁当の詰め方を工夫すると同じ食材でも斬新で楽しめることができます。
ごはんをまるめる
ごはんにゆかりや細かくカットした青菜の塩漬け、たくわんのみじん切りなどを少々混ぜて、一口大の大きさにまるくにぎり、お弁当箱に並べることでいつものご飯が可愛く見えます。
立体感を出す
食材を立てて詰めることで立体感を出します。茹でたえんどう豆を半分にカットしてざっくり置いたりお弁当箱の深さに合わせてカットしたアスパラガスなどを立てて詰めましょう。
常備食の工夫
きんぴらごぼうやひじきの煮物にみずななどの細い野菜を混ぜてサラダ風にするなど工夫することでいつもの常備食がぐっと彩りが良くなります。
まとめ
お弁当の詰め方で美味しくみせるテクニックはお弁当を詰める順番にありましたね。
ごはん→大きいおかず→小さなおかず→彩りのおかず、この4つのステップさえ守れば、誰でも簡単にバランスの良いキレイなお弁当が作れます。
私はお弁当の彩りに困るとゆかりをごはんにふりかけます。シソの匂いも食欲をそそりますので、お弁当のお助け食材として常備しておくと何かと使えますよ。