目次
電気ケトルのカビのような汚れの正体とは

電気ケトルのカビのような汚れの正体は、実はカビではありません。では一体なんなのか詳しく説明します。
カビではなくカルキ
電気ケトルの底についているものはカビではなくカルキです。
カルキとは水道水に含まれるミネラル分が斑点状に固まってしまった水あかです。色は白以外にも赤や青、黒に見えることもあります。色が違えどすべてカルキになります。
体への影響
電気ケトルのカルキが人へ与える影響は全くありません。しかし、放置していると熱効率が下がる可能性があります。
熱効率が下がってしまうと、お湯を沸かすのに時間がかかってしまうデメリットが発生します。デメリットを解消するためにも、定期的に掃除することが大切です。
《 ポイント 》
- 底に付いているものはカルキ
 - 水道水のミネラル成分が原因
 - 人への影響はない
 - 放置していると熱効率が下がる
 - 定期的に掃除する
 
電気ケトルのカビのような汚れをキレイにする方法

ここからは、実際にキレイにするときのお手入れ方法について紹介します。もっともオーソドックスな方法からです。
用意するもの
- 水
 - クエン酸
 
手順
電気ケトルを掃除するときは以下の手順でやってみましょう。
- 上の線まで水を入れる
 - フィルターを外して水の中へ入れる
 - クエン酸を入れて混ぜる
 - スイッチを入れて沸騰させる
 - 2時間放置する
 - 中をすすぐ
 - 水分を拭き取って完了
 
クエン酸の量は1.2リットルに対して大さじ3くらいの割合で入れましょう。水あかが再度付いてしまうと大変なので、最後は必ず拭き取るようにしましょう。
こちらの方法は電気ポットにも応用できるので試してみてください。
《 ポイント 》
- クエン酸の量は1.2リットルに対して大さじ3
 - 最後は拭き取る
 
電気ケトルの外側もキレイにする

電気ケトルは内側だけではなく、外側もキレイにしておきましょう。やり方は以下の方法がおすすめです。
用意するもの
- ぬるま湯
 - 重曹
 - スプレーボトル
 - ふきん
 
手順
以下の手順を守って掃除をしていきましょう。
- ぬるま湯に重曹を入れる
 - 重曹水をスプレーボトルに入れる
 - ふきんに重曹水をスプレー
 - 外側全体を拭く
 - 水拭きして完了
 
電気ケトルを拭くときには外側だけではなく、台座やコードもきちんと拭くようにしましょう。
また、重曹水で掃除をすると白い粉が出てくることがあります。それは溶け残った重曹です。白く残らないように水で二度拭きするようにしてください。
《 ポイント 》
- 台座やコードをしっかり拭く
 - 二度拭きする
 
電気ケトルをクエン酸以外でキレイにする方法

電気ケトルはクエン酸以外でもキレイにすることができます。使うものごとに紹介するので、自分に合った掃除方法を見つけてみてください。
レモン
まずはレモンを使った方法です。以下の手順で実践してみましょう。
- 水を電気ケトルの上の線まで入れる
 - 沸騰させる
 - レモン汁を入れる
 - 2時間放置する
 - 流してガーゼで擦る
 - すすいで完了
 
レモンにはカルキだけでなく、カビ臭さも消す効果があります。なので、臭いも同時に取ってしまいたい方にはとてもおすすめです。
食卓レモンでも代用が可能なので試してみてください。量は1リットルに対して大さじ2〜3くらいでOKです。
《 ポイント 》
- カルキ臭も消せる
 - 食卓レモンでも代用可能
 
お酢
お酢でも代用可能です。どの家庭にもあるので試しやすいのではないでしょうか。
- 水を電気ケトルの上の線まで入れる
 - 沸騰させる
 - お酢を入れる
 - 2時間放置する
 - 流してガーゼで擦る
 - すすいで完了
 
レモンを使用するときと手順はほとんど変わりません。
お酢の量は水の1/10くらいで大丈夫です。すし酢には調味料が含まれており、掃除には向いていません。
《 ポイント 》
- お酢の量は水の1/10
 - すし酢はNG
 
ポット洗浄中
市販のポット洗浄中ももちろん効果があります。使い方は以下のとおりです。
- 水を電気ケトルの上の線まで入れる
 - 洗浄中を入れる
 - 沸騰させる
 - 1時間放置する
 - 4〜5回すすいで完了
 
ポット洗浄中の主な成分はクエン酸と界面活性剤です。そのため、お酢やレモンで掃除するのとあまり変わりません。頑固な汚れ以外ならばお酢などで代用することをおすすめします。
《 ポイント 》
- クエン酸と界面活性剤でできている
 - 頑固な汚れ以外はお酢やレモンがおすすめ
 
電気ケトルに関連するQ&A

ここからは電気ケトルのカビ(カルキ)に関する質問にお応えします!気になっていたことも解決できるかもしれないのでぜひ見てみてください。
A.およそ5年と言われています。しかし、使う頻度によって多少前後する可能性もあります。
A.購入元のメーカーで修理をしてくれることがあります。まずは一度問い合わせをしてみましょう。
A.自治体が回収している場合は自治体に。持っていく時間がない方は、不用品回収業者に依頼しましょう。
《 ポイント 》
- 寿命はおよそ5年
 - 購入元のメーカーで修理可能
 - 自治体または不用品回収業者に依頼
 
電気ケトルの寿命を延ばす使い方

せっかく買った電気ケトル。どうせなら長く使いたいですよね。ここからは寿命を伸ばす方法を紹介します。参考にしてみてください。
定期的に掃除をする
電気ケトルは定期的に掃除するようにしましょう。
4週間に1回のペースで掃除ができるのがベストです。最低でも3ヶ月以上は放置しないようにしてください。掃除するときは内側はもちろん外側のホコリもきれいに取り除くようにしましょう。
使わないときは水を抜く
家電は水に弱いものです。使わないときも水を入れていると寿命が縮んでしまいます。使った後は必ず水を捨てる癖をつけておきましょう。
買い換え時のサイン
買い替え時のサインもあります。以下にまとめましたので御覧ください。
- 電源が入らない
 - お湯が沸かない
 - お湯が漏れる
 
上記の3点に1つでも当てはまる場合は、買い換えることをおすすめします。
緑色に腐食している場合も壊れる寸前なので買い替えましょう。壊れたものを使い続けると思わぬ事故に繋がり兼ねません。注意しましょう。
《 ポイント 》
- 4週間に1回のペースで内側・外側両方キレイに掃除する
 - 使った後は水を捨てる
 - サインが見られたら買い換える
 
最後に

今回は電気ケトルにつくカビについて紹介しました。
電気ケトルのカビは実はカルキです。人の体内に入っても問題ないので安心してください。落とし方はクエン酸やレモンを使うのがおすすめです。ついでに外側も掃除してしまうようにしましょう。
大切にお手入れすれば寿命を延ばすこともできます。電気ケトルを長くキレイに保てるようにしましょう。







					

