コップにカビがつく原因と対処法!キレイに保つためのコツとは

ガラスのコップ

コップにもカビが生えてしまうのは知ってましたか?食事のときなどに使用するコップは食後に洗うのでカビの心配はありませんが、歯磨きに使うコップは置いてある場所が洗面所などの水周りになるので、保管の方法も気をつけないとカビが発生してしまったり雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。今回は歯磨き用のコップの汚れの原因と対処の方法と保管の方法を紹介します。

コップはカビだらけ?

コップと歯ブラシ

コップにもカビが生えてしまうのは知ってましたか?

食事のときなどに使用するコップは食後に洗うのでカビの心配はありませんが、歯磨きに使うコップは保管場所が洗面所などの水周りになるので、保管するときの状況によってはカビが発生してしまいます。

歯磨きコップにはカビがつきやすい

毎日使用する歯磨き用のコップは、とても汚れやすいものです。

きれいにしているつもりでいても、歯磨き用のコップを置いてある場所は主に洗面所になるので、湿度が高い状態が続き、カビやぬめりが発生しやすい場所になります。カビは湿度が高いところで繁殖しやすくなります。

歯磨き用のコップは、ほとんどの場合使用した後さっと水で流して元の場所に置いて濡れたまま放置してしまう事が多いので、油断しているとカビが生えてしまうことがあります。

特にプラスチックコップは注意

歯磨き用のコップの中でも特にプラスチック製のコップは、使用していると細かい傷がついてしまいます。細かい傷は水切りが悪くなるだけではなく、その傷の中に雑菌が入り込むので、そこからカビが発生しやすくなってしまいます。

カビ菌はプラスチックそのものを栄養にしてしまうので、より注意が必要になっているのです。

《 ポイント 》

歯磨き用のコップは水周りの洗面所に置いてあるので、カビやぬめりが発生しやすくなります。特にプラスチック製の場合、細かい傷からカビが発生しやすくなってしまいます。

コップの汚れの原因

コップと歯ブラシ

コップの主な汚れは3種類あります。汚れの種類と原因を解説します。

白い汚れ

コップにつく白い汚れの原因は、水道水に含まれているカルシウムやミネラルが乾燥してできる水垢です。この白い汚れはアルカリ性になるので、酸性の洗剤で中和することで落としやすくなります。

ピンクのぬめり

コップにつくピンク色のぬめりの原因は、コップの底に残った水分で繁殖してしまった酵母のロドトルラやメチロバクテリウムです。スポンジを使って洗うと簡単にきれいになりますが、原因となる酵母は残ってしまうので、熱湯消毒をすると安心できます。

黒い汚れ

黒い汚れの原因は、黒カビです。黒カビは湿度の高い環境で繁殖するので、洗面所などの水周りでは繁殖しやすくなっています。アルコール消毒に弱く、熱にも弱いのでカビの中でも比較的対処がしやすいカビになります。

《 ポイント 》

コップにつく主な汚れは3種類、白い汚れとピンク色のぬめりと黒カビの汚れがあります。

コップにカビや汚れが付いた時の対処法

コップを洗う

コップについたカビや汚れの対処の方法を紹介します。それぞれの方法でどんな汚れに対して効果があるのかも紹介するので、汚れの種類に合わせた対処をしてください。

熱湯消毒

黒カビは50度を越えると死滅します。直接口にするコップなので強力な洗剤を使いたくない場合は、熱湯消毒をすると黒カビを退治することができます。

但し、コップの素材によっては耐熱温度からいためる結果になってしまうので注意が必要になります。プラスチック製の場合は熱に弱いので耐熱温度の確認が必要になります。

熱湯と言っても沸騰しているほどの高温のお湯を入れる必要はありません。60度くらいのお湯を黒カビができたコップに注ぐだけで5秒ほどで殺菌ができます。

熱湯消毒でカビ菌の殺菌はできますが、細かい傷の内部に入り込んでしまった色素は落とせません。色素を落とすためには漂白剤を使用してください。

マウスウォッシュやうがい薬

プラスチック製品のコップは熱湯消毒をしてしまうと変形したり傷めてしまうことがあります。プラスチック製のコップの消毒をするときは、マウスウォッシュやうがい薬といった消毒液を使用するのをおすすめします。
マウスウォッシュやうがい薬でコップを洗ってよくすすげばきれいにすることができます。

漂白剤

黒カビの対処方法として漂白剤をおすすめします。但し、プラスチック製の中でもメラミン樹脂製のコップは塩素系漂白剤を使用する事ができないので注意してください。

塩素系漂白剤が使用できるコップの場合

簡単で手軽な方法は、泡が出るタイプのキッチン用塩素系漂白剤を使う方法です。

黒カビがある部分に吹きつけて放置したら、すすいできれいにするだけです。コップの内側などの側面で吹きつけても流れてしまう場合はキッチンペーパーを使用してパックするように貼り付けて放置します。

泡が出るタイプではない液体の塩素系漂白剤の場合は、水1Lに対して10mlの塩素系漂白剤を入れて2分程度浸け置きしてからすすいできれいにしてください。

注意しなければいけない点として、塩素系の漂白剤は他の洗剤と混ざってしまうと、有毒ガスを発生させてしまう場合があるので、塩素系漂白剤は他の洗剤と混ざらないよう単独で使用してください。

また、洋服に水滴がはねてしまうとその部分だけ色落ちしてしまうので、汚れても良い服を着て作業しましょう。

塩素系漂白剤が使用できないコップの場合(メラミン樹脂製の場合)

塩素系漂白剤が使用できないコップの場合は、酸素系の漂白剤を使用してください。酸素系漂白剤は45度くらいのお湯2Lに10gを溶かして、その中にコップを入れて30分~1時間程度浸け置きしてからすすいできれいにしてください。

クエン酸

コップについた白い汚れの水垢はアルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れを落とすには酸性のクエン酸や酢を使うときれいに落とすことができます。

1Lのお湯に25gのクエン酸を溶かし、白い汚れがついたコップに入れます。そのまま1~2時間放置すると、固くなっている白い汚れが柔らかくなっているので、スポンジでこすって汚れを落とします。

白い汚れが取れない場合は、お湯の中に入れるクエン酸の量を増やして濃度を上げてみたり、放置しておく時間を長くしてみてください。

クエン酸が無い場合は酢を使って白い汚れを落とすこともできます。使用する酢は米酢や穀物酢を使用しましょう。寿司酢やポン酢は酢に他の材料が加わっているので使用しないでください。

酢と水を1:1で混ぜてスプレーボトルに入れて使用します。コップの白い汚れにキッチンペーパーをあてて、そこに酢をスプレーしパックをするようにして、1~2時間放置します。

その後キッチンペーパーを外しスポンジでこすると白い汚れを落とせます。汚れが取れない場合は繰り返し同じ行程で汚れを落としてください。

スプレーボトルが無い場合、酢を10倍に薄めた水にコップを1時間ほど浸けてからスポンジでこすって洗うと汚れを落とすことができます。ツンとくる酢のにおいは、蒸発するので気になりません。

重曹

黒カビの汚れは重曹と酢を使ってもきれいに落とすことができます。まずは酢と水を1:2で混ぜてスプレーボトルに入れておきます。

コップの黒カビの汚れに重曹を振りかけてから酢のスプレーを吹きかけるとシュワシュワと発泡します。そのまま2時間程度放置してスポンジでこするときれいに黒カビの汚れを落とすことができます。最後にきれいに水で重曹と酢を流してください。

《 ポイント 》

コップをキレイに洗うときは汚れに合わせた洗い方をする簡単にキレイにすることができます。

コップにカビをつけないようにするには

白いコップ

コップにカビがつかないように予防する方法を紹介します。参考にして実践して衛生的にしましょう。

キレイに洗い乾燥させる

まずは簡単にできる上に1番重要な点です。使用後にキレイに洗って乾燥させることです。

歯を磨いた後に口の中をゆすいだ後のコップは、水でさっと流してそのまま置いてしまうことが多いかと思いますが、そこには歯を磨いた後の歯磨き粉が残ってしまうことがあります。

コップは歯磨き粉が残らないようしっかりきれいに洗い、しっかり乾燥させましょう。

水切れのよい場所に置く

きれいに洗ったコップは上を向けて置いてしまうと、コップの底に少量の水が残ってしまいます。その水が汚れの原因となってしまうので、逆さに伏せて置きましょう。

その際に直置きしてしまうと、コップの底に残った水がそのまま伏せたコップのふちに溜まってしまうので、直置きはしないでにコップスタンドを使用して水はけを良くしましょう。

歯ブラシを定期的に交換する

コップ以外にも洗面所には歯ブラシがあります。歯ブラシを使用した後はよく振って、しっかり水気を切っておきましょう。歯ブラシも使用を続けると劣化します。劣化した歯ブラシは雑菌が増殖しやすくなっています。

また毛先が広がった歯ブラシは汚れが落としづらくなっています。歯ブラシは一カ月に一回交換するようにして、清潔にしておきましょう。

棚の中には置かないほうがいい

歯磨きで使用した後のコップを、洗面所の棚の中に収納すると洗面所の見た目はスッキリしてきれいになりますが、密閉されてしまうので湿気が溜まりやすくなってしまいます。

湿気が溜まるとカビが発生しやすくなるので、棚の中に収納する場合は、しっかり水気を切って乾燥させてから収納して時々棚の扉を開けて換気するようにしましょう。

《 ポイント 》

コップは使用後にきれいに洗ってしっかり水気を切って乾燥させて保管して汚れの予防をしましょう。

コップのカビに関するQ&A

コップと歯ブラシ

Q.洗面所で使うコップにプラスチックのコップを使うことはおすすめでしょうか?

A.カビの発生のリスクを考えるとプラスチックのカップを使うことはおすすめしないのですが、洗面所という場所を考慮すると不安定な面が多いことや濡れている手で触ることが多いので陶器やガラスのコップを使用すると破損させてしまうリスクがあります。

また子供が使用する場合は持ちやすさと割れない素材であることも重要になります。よって、毎日きれいに洗って水気をしっかり切れるように置くことができれば、プラスチック製のコップを洗面所で使用することはおすすめできます。

コップにカビがつきにくくなるおすすめアイテム5選

レック Wコート コップスタンド 吸盤

レック Wコート コップスタンド 吸盤

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置き式でも壁面でも使えるコップスタンドで吸盤でしっかり固定できます。スタンドは汚れやサビに強いダブルコーティングで安心。シンプルで使いやすいコップが付属しています。


下村企販 小さなうがいコップ ステンレス 日本製

下村企販 小さなうがいコップ ステンレス 日本製

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出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B007H2KB80

小さめで丸みを帯びたかわいらしい丈夫で長持ちなステンレス製のコップです。シンプルなデザインで洗面所の隙間に置けるコンパクトサイズで女性やお子様の手にもピッタリな大きさです。


マーナ コップ取っ手付き スタンドセット

マーナ コップ取っ手付き スタンドセット

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はみがきやうがいに、場所をとらないコンパクトで丸みを帯びたかわいいデザインのコップと底面に滑り止めが付いたスタンドのセットです。逆さに置けるのでコップ内に水を残さず快適に使えます。


【GLASTER】逆さま歯磨きコップ 吸盤フック 跡なし

【GLASTER】逆さま歯磨きコップ 吸盤フック 跡なし

【GLASTER】逆さま歯磨きコップ 吸盤フック 跡なし グラスター

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07BZG15QN

温度と湿度の変化も時間が経っても吸着力が変わらない吸盤フックとフックにかけると逆さになって水はけの良いシンプルなコップが付いたセットです。


CARPOW 珪藻土トレー

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CARPOW 珪藻土トレー 天然素材 吸水速乾 消臭抗菌 防カビ 洗面台のコップや石鹸置き 珪藻土マット

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天然素材の珪藻土トレーです。吸水速乾に優れているので、歯磨きで使用したコップを逆さに置けば中に残る水滴も流れ落ちて吸水してくれる上に消臭抗菌や防カビの効果もある優れものです。

最後に

コップと歯ブラシ

洗面所で使用するコップは、湿度の高い環境に長く置くことになるので、カビや雑菌などの汚れが発生しやすくなっています。直接口にするコップなので清潔にしておかないと健康に被害を及ぼしてしまう恐れもあります。

きれいにお手入れをしてカビの発生を予防して快適に使用しましょう。

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よくある質問

  • カビの落とし方は?

    小さなカビの発生であれば簡単に落とすことができますが、黒カビにはカビキラーなどの塩素系漂白剤を使わないと、なかなか落としきれません。

    他にも、片栗粉と塩素系漂白剤を混ぜ合わせた洗剤や、重曹とクエン酸を混ぜ合わせたスプレーなどもカビに有効のようです。カビの発生した場所や状態に応じて洗剤も使い分けましょう。

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  • 黒カビの落とし方は?

    水周りの黒カビには塩素系の漂白剤と片栗粉が効果的です。風呂場のタイル目地の黒カビは取りにくい場所ですが、酢と重曹を使うと効率的に落とす事が出来ます。壁やマットレスなど水洗い出来ない場所は、消毒用エタノールが便利です。

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