目次
土鍋にカビが生えてしまったときの落とし方
土鍋にカビが生えたときの落とし方を詳しくお伝えします。また、カビ臭さを取る方法も合わせてお伝えしていくので、臭いが気になるときには試してみてください。
重曹を使って落とす方法
- 土鍋に八分目まで水を入れる
- 重曹をその中に入れて混ぜる
- 火にかけてグツグツ煮立たさせる
- 煮立ったら火を止めて1日待つ
- スポンジで軽く擦って洗う
重曹を使う場合は大さじ3杯入れるようにしましょう。あまり少ないと効き目が薄くなってしまうので要注意です。煮立たせるときは蓋も上にかぶせておくようにしましょう。蓋がカビていた場合上記でカビを浮かせることができます。
《ポイント》
- 重曹は大さじ3杯入れる
- 煮立たせるときは上に蓋をしておく
お酢を使って落とす方法
- 土鍋に八分目まで水を入れる
- お酢をその中に入れて混ぜる
- 火にかけてグツグツ煮立たせる
- 煮立ったら10〜15分そのまま火にかけておく
- 中のお湯を冷ます
- スポンジで軽く擦って洗う
お酢の量は重曹と同じく大さじ3杯で大丈夫です。お酢入りの水をグツグツ煮立たせるときは換気扇を回すようにしましょう。換気扇を回さずに煮立たせると家中にお酢の臭いが充満してしまいます。
お酢以外にもレモン汁やクエン酸でも代用ができるので家にあるもので試してみてください。お酢・レモン汁・クエン酸には殺菌・消臭効果があります。1度やればしばらくはカビが生えてこなくなりますよ。
《ポイント》
- お酢を煮立たせるときは換気扇を回す
- お酢以外でもレモン汁やクエン酸で代用可能
- お酢・レモン汁・クエン酸には殺菌・消臭効果がある
お茶でカビの臭い対策をする方法
- 土鍋に八分目まで水を入れる
- 緑茶をその中に入れて混ぜる
- 火にかけてグツグツ煮立たせる
- 煮立ったら10〜15分そのまま火にかけておく
- 中のお湯を捨てる
- 土鍋を冷ます
- スポンジで軽く擦って洗う
いくら消臭効果があってもカビ臭さが気になるときもありますよね。そんなときは緑茶を使うのがおすすめです。緑茶には臭いを吸着してくれる効果があります。
緑茶は1掴みで大丈夫です。緑茶以外にもほうじ茶でも代用は可能なのでお家にある日本茶で試してみてください。臭いが強い料理をしたあとにも効果を発揮してくれるのでこまめに掃除してみてくださいね。
《ポイント》
- 日本茶には消臭効果がある
土鍋を使ったあとのメンテナンスの方法
カビたら落とすことも大切ですが、普段からメンテナンスを心がけていると、カビが生えにくくなるので楽です。少しの手間でカビを予防できるので是非試してみてください。
熱湯で煮沸して殺菌する方法
- 土鍋に水を張る
- 火にかけてグツグツ煮立たせる
- 冷まして中の水を捨てて料理に使う
使う前に熱湯で殺菌することで、汚れが付着しにくくなります。煮沸殺菌もできるのでとてもお得です。急いでいるときはお湯を冷まさなくても大丈夫です。しかし、土鍋もお湯も熱くなっているので捨てるときにはヤケドに十分注意しましょう。
《ポイント》
- 煮沸すると汚れがつきにくくなり、殺菌にもつながる
お米の研ぎ水で殺菌する方法
- お米を洗った水を取っておく
- 土鍋に研ぎ汁を入れる
- グツグツ煮立たせる
- 研ぎ汁を冷まして捨てる
- 軽くスポンジで洗って料理に使う
お米の研ぎ汁でもメンテナンスをすることが可能です。研ぎ汁を使用することで、土鍋の耐久性が向上し、水濡れしにくくなります。殺菌したあとはスポンジで軽く洗ってから料理をしましょう。
《ポイント》
- 研ぎ汁は土鍋の耐久性が向上し、水濡れしにくくなる
メンテナンスするときに使ってはいけないもの
カビを取るときやメンテナンスのときに使ってはいけないものが2つあります。
- ハイター
- 金属製のたわし
土鍋には目には見えない小さいクレーターが存在します。ハイターを使うことによってハイターの成分がクレーターに入り込んでしまうので土鍋を傷めてしまう原因になります。劣化にもつながるのでハイターを使うのはやめましょう。
また、金属製のたわしを使うのもダメです。金属たわしで土鍋を擦ってしまうとキズが付いてしまいます。そのキズからヒビが入って土鍋が割れてしまったなんてこともあるので、普通の食器を洗うスポンジを使うようにしてくださいね。
《ポイント》
- ハイターは劣化の原因になるので使わない
- 金属製のたわしはキズが付くので使わない
そのまま片付けるのはNG!洗ったあとにすること
- 洗った土鍋の水分を拭き取る
- 数日天日干しする
土鍋を洗ったあとはそのまま片付けたくなりますが、土鍋にはまだ湿気が残った状態です。そのまま保管してしまうとまたカビが生えてきてしまいます。
土鍋から完全に湿気をなくすためにも必ず天日干ししてください。干すのは2〜3日でOKです。
《ポイント》
- 洗ったあとの土鍋は2〜3日天日干しする
鍋をしまうのに最適な場所とよくある疑問
土鍋にカビを生えさせないためには、保管場所選びも重要です。湿気の少ないところを選んで正しく保管しましょう。また、よくある疑問も合わせてお伝えします。
カビさせないため湿気のない場所に保管しよう
カビを生えさせないためには湿気の少ないところを選びます。よくシンクの下に保管する方が多いですが、シンク下は湿度が非常に高いです。湿度の低い場所を選びましょう。
湿度の低い場所は食器棚などです。どうしてもシンク下にしか保管場所がない場合は除湿剤などと一緒に保管するとカビることはありません。
《ポイント》
- 湿気の少ない場所に保管する
- シンク下しか収納スペースが無い場合は除湿剤と一緒に保管する
買ってきた箱に土鍋をしまうのはNG
土鍋を保管するときに買ってきた箱に保管してしまう方もいますがそれもダメです。
買ってきた箱には湿気がたくさん溜まっています。そこにしまうとまたカビを繁殖させてしまう原因になるので注意してください。
しまうときは蓋と本体を別々にして新聞紙で包むようにしましょう。新聞紙で包むことによって新聞紙が湿気を吸い取ってくれます。数ヶ月しまっておく場合は1ヶ月で新聞紙を取り替えるとカビが繁殖しにくくなるのでおすすめです。
《ポイント》
- 買ってきた箱にはしまわない
- しまうときは新聞紙に包む
そもそもカビが生えた土鍋は使用しても大丈夫?
土鍋にカビが生えていても気づかずにそのまま料理してしまったということもあると思います。
カビは食べても人間に害はありません。他の食材と同じように消化されてしまいます。しかし、もしもお腹が痛くなってしまった場合には、躊躇せずに病院に行ってくださいね。
《ポイント》
- カビを食べても人間に害はない
- お腹が痛い時は病院へ
まとめ
今回は土鍋にカビが生えてしまったときの対処法をお伝えしました。
カビは重曹やお酢を使えばすぐに落とすことができます。カビができたからと言って諦めてはいけません。
また、普段からのメンテナンスも大切です。ひと手間加えるだけでも違うので是非試してみてください。また保管するときは新聞紙にくるんで、湿気の少ない場所にしまいましょう。
この記事を参考に大切な土鍋をカビから守ってください。