目次
マニキュアの捨て方の基本
一部の自治体を除き、マニキュアは「ビン」「キャップ」「ハケ」「中身」に分けて捨てます。
内容ごとの分別
- ビンは燃えないゴミの分別
- キャップはプラスチック製容器包装、または燃えるゴミに分別
- ハケは燃えるゴミに分別
- 中身は燃えるゴミに分別
マニキュアは水に溶けない(溶けにくい)材質ですので、決して排水口に流さないでください!自治体によって分別が異なりますので、お住まいの自治体に確認しましょう。
自治体別マニキュアの捨て方例
マニキュアの中身とハケは「燃えるゴミ」、ビンは「燃えないゴミ」、キャップは「プラスチック製容器包装」に分別される。
マニュキアは中身や内容を分けることなく、マニキュアの中身が残っていても「燃えないゴミ」に分別される。
マニュキアは中身や内容を分けることなく、マニキュアの中身が残っていても「燃えないゴミ」に分別される。
マニキュアのビンは「空きびん」、キャップは「プラスチック製容器包装」に分別される。
マニキュアの中身が空のビンは「飲食用・化粧品びん」に分別される。
中身が残っているマニキュアの捨て方
千葉市やさいたま市のように、マニキュアの中身ごと「燃えないゴミ」に出せる自治体以外は、新聞紙や布などにマニキュアの「中身」を出して「燃えるゴミ」に出します。
中身の捨て方の手順
- ビニール袋に新聞紙や布を敷きます。
- マニキュアのビンを逆さまにして中身を新聞紙や布の上に出します。中身がスムーズに出ない場合や、底に残ってしまった場合は綿棒などで中身をかき出すようにしてみてください。
- ビニール袋をしっかり閉じます
マニキュアは匂いがキツイので、気になるようでしたらビニール袋を二重にして捨ててください。マニキュアの中身を出すポイントは、除光液や薄め液を入れて上下にシャカシャカふり、綿棒などで中身をかき混ぜると出やすくなります。
中身が固まっているマニキュアの捨て方
除光液を入れて上下にシャカシャカふると、中身が溶けて簡単に出すことができます。一度で中身が取れない場合は、除光液を入れてふった後、綿棒などでかき混ぜたり、再度除光液を入れなおしたりして作業を繰り返してみてください。
もし、マニキュアの中身が固まりすぎて除光液を入れても取り出せない場合は、そのまま燃えないゴミに出すことができます。固まったマニキュアの捨て方は面倒ですので、日ごろから固まらないよう気をつけてください。
マニキュアを固めないためのポイント
- 直射日光をさけて通気の良いところに保管する
- 使用後はボトル口についているマニキュアをしっかりふき取る
- キャップをしっかり閉める
もし固まったマニキュアを再度使いたい場合は、薄め液を入れると使えますのでやってみてください。ただし、薄め液で薄めたマニュキュアは、発色やツヤが少々劣化して比較的剥がれやすくなりますので仕上がりのツヤや色落ちが気になる方にはおすすめしません。
マニキュアの捨て方の注意点
マニキュアを排水口やトイレに流さないでください。マニキュアは水に溶けない・溶けにくいので詰まりの原因になります。また、マニキュアの中身を出す作業は、風通しの良い場所でおこなってください。マニキュアや除光液の匂いで気分が悪くなることがありますので換気には気をつけてください。
除光液の捨て方
除光液は「特別廃棄物」になりますので捨て方にも注意が必要です。
新聞紙や布に染み込ませて可燃ゴミに捨てる方法
牛乳パックなどの空き容器に新聞紙や雑誌、または不要になった布などを詰めて、除光液を染み込ませ、蓋をしっかり閉じたら可燃ゴミに出してください。
除光液のボトルの蓋を開けて放置する方法
除光液は揮発性なので、蓋を開けて置いておけば蒸発してなくなります。ベランダや野外に放置すれば除光液のニオイは風に流されていきますので気分が悪くなることもありません。
放置した時の天気や温度によって蒸発のスピードも変わりますが、おおよそ一日くらいにはほぼなくなっているかと思います。放置する捨て方は簡単ですのでおすすめですね。
除光液の捨て方の注意点
排水口やトイレに流さないでください。除光液のニオイが逆流して気分が悪くなったり、マンションなどの集合住宅の場合、流した除光液のニオイが配水管を通して他の部屋にも広がったりして迷惑をかける可能性もあります。
万が一、流してしまった場合は、しばらく水を出しっぱなしにしてください。除光液に含まれているは「アセトン」という成分は、人体にとって有害がありますので必ず換気をしながら作業してください。
マニキュアの捨てるタイミング
一般的にマニキュアが次のような状態になると捨てたほうが良いと言われています。
- 中身が固まった
- ビンの中で中身が分離している
- 中身がドロドロしている
- 変色してきた
- ハケが中身に届かない
中身が固まった
固まると塗ることができなくなりますので捨てるしかないでしょう。中身が固まるまでの寿命は保管場所やメーカーや商品によって異なりますが、平均的に2年~3年くらいだそうです。
ビンの中で分離している
ビンの底に濃い色が溜まり上にはオイルのような液体が溜まって上下で分離します。ビンを上下にふったり、つまようじでかき混ぜたりすれば使えるようになるのですが、綺麗に発色しませんし、乾くのが遅くなります。
中身がドロドロしている
固まり始めている状態なので、ハケにドロドロにつきますので塗りムラがあり表面がでこぼこして汚い仕上がりになります。また、塗った後はべたべた感が続いて乾きが遅くなります。
変色してきた
色がくすんで発色がなくなりますし塗った後色が剥がれやすくなります。ナチュラル系の色は劣化が比較的ゆっくりですが、原色カラーは早い傾向があるそうです。
ハケが中身に届かない
中身が3分の1くらいの量になると、ハケ先が中身に届かないので塗ることができません。なぜハケが底まで届く長さになっていないか不思議に思ったことありませんか?
それはナイロン製のハケが硬化しないためです。マニキュアの中身は底の方から硬化が始まりますので、ハケが底についていると一緒に硬化して抜けなくなるからです。
2~3回しか使ってないから捨てるのがもったいない、また使うかもしれない、そう思っているうちに完全に固まってしまうこともあるかと思いますが、マニキュアの捨て方でご説明しましたとおり、固まると捨てる時に手間が増えてしまいます。
商品の違いだけでなく使う頻度や塗る量も影響しますので、「綺麗に塗れなくなった」と思われた時が劣化のサインとしてマニキュアの捨て方を考えるタイミングかもしれませんね。
まとめ
マニキュアの捨て方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?マニキュアの中身を出して、ボトルとキャップとハケを分別するのは、とても面倒な気がしますがこれもエコになり環境面からみても正しい捨て方といえますね。また、固まったマニキュアに薄め液を入れると再度使用することができますので試してみてください。