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小型の鏡は燃えないゴミとして処分する
鏡の捨て方は自治体によって様々で、大きさや種類によっても違いますが、ほとんどの自治体で小型の鏡は「燃えないゴミ」として分別されることが多いようです。
鏡はガラス類と同じ自治体が決めた指定日に回収されますが、収集員が鏡の破片などでケガをしないために、事前に厚紙や新聞紙で包み「ワレモノ 危険!」「鏡 危険!」などの注意書きをすることがルールです。
小型の鏡は「燃えないゴミ」ですが、大型の鏡は、ほとんどの自治体で「粗大ゴミ」として回収されるようです。鏡の捨て方で、小型(燃えないごみ)に分類されるサイズ、または大型(粗大ゴミ)に分類されるサイズは自治体によって大きさが異なりますので、お住まい役所やゴミ処理センターにご確認ください。
自治体別「粗大ゴミ」サイズ例
- 品川区や板橋区など:一番長い部分が30cmを超えるもの
- 横浜市:金属製品は一番長い部分が30cmを超えるもので、それ以外(プラスチック製品、木製品など)は50cm以上のもの
- 大阪市:金属製品は一番長い部分が30cmを超えるもの、あるいは棒状で1mを超えるもの
- 名古屋:一番長い部分が30cmを超えるもの
割れた鏡の捨て方
鏡の捨て方によっては、鏡の破片などでケガをする可能性がありますので、以下のような処理を慎重におこなってください。
鏡が割れた直後の処理
ほうきで割れた鏡の破片を一箇所に集めてください。(※決して鏡の破片を素手で触らず厚手のゴム手袋などをしてから作業する)ほうきで集めた鏡の破片がゴミ袋に入らない大きさの場合は、屋外で、鏡の破片にガムテープをしっかり貼り、かなづちやハンマーで叩いて小さくします。
小さくした破片を何重にも重ねた新聞紙か厚紙でぐるぐる巻き包み、ガムテープやビニール紐などでしっかり止めて、ゴミ袋(ビニール袋など)に入れて袋の口をしっかり縛ってください。
鏡の表面にヒビが入っている、又は残りの鏡部が貼り付いている場合は、鏡の表面にガムテープなどを貼って割れた部分が崩れないようしっかり固定した後、新聞紙でぐるぐる巻きにしてゴミ袋(ビニール袋など)に入れましょう。
ビニール袋1枚では不安な場合は、ビニール袋ごと新聞紙で包み、ガムテープやビニール紐などでしっかり止めて、再度ゴミ袋入れます。目に見えない細かいガラスの破片が床に残っている可能性があるので、必ず掃除機をかけ、次にコロコロで貼り取った後、濡れた雑巾で拭き、最後に乾いた雑巾で拭いてください。
鏡を包んだ紙や、鏡を入れたビニール袋の表面に、赤いマジックで大きく「ワレモノ 危険!」「鏡 危険!」などの注意書きを必ず書きましょう。作業する時は、厚手のゴム手袋だけで無く、目に見えない鏡の粉を吸い込まないためにマスクもつけることをおすすめします。
全身鏡の捨て方
全身鏡の捨て方は自治体の平均的な規定サイズでみると「粗大ゴミ」として回収されるようです。「粗大ゴミ」の回収は事前に申込みが必要で処理手数料がかかりますが、料金は自治体によって異なり、平均500円~1,000円程度で、鏡の種類やサイズによっても違うようです。参考に「全身鏡」の回収手数料の例を見てみましょう。
自治体別「処理手数料」
- 品川区:1,000円
- 名古屋市:500円
- 大阪市: 500円
- 神戸市:600円
- 横浜市:500円
- 仙台市:500円
全身鏡の捨て方は、基本的に「粗大ゴミ」として扱われ、自治体で決められた日と場所に出しますが、自治体によっては、ゴミ処理センターに持ち込むなどの捨て方も受け付けています。
ゴミ処理センターに持ち込む場合は処理手数料が減額されるようです。例えば、世田谷区の場合、持ち込みだと処理手数料が収集する場合の半額(最低200円)になるようです。持ち込みは手間がかかるかもしれませんが、半額になるのはお徳ですよね。
自治体によっては、大型の鏡(粗大ゴミ)を解体して小さく分解することで、通常の「燃えないゴミ」として出すこともできますが、鏡の解体はとても危険ですのでおすすめしません。
また、世田谷区のように小さく(30cm以下)に解体しても「粗大ゴミ」になる自治体もありますので、お住まいの自治体にご確認ください。
全身鏡が割れた直後の処理
先に紹介した「鏡の捨て方「割れた直後の処理」と同じ作業を行います。もし、全身鏡に鏡が残っている部分がありましたら、その上にガムテープを貼り、かなづちやハンマーで叩くと安全に割ることができます。※必ず屋外で作業してください。
コンパクト鏡の捨て方
ファンデーションのコンパクトの場合、次のように中身を分類でき、それぞれに応じた捨て方があります。
- ファンデーション:可燃ゴミ
- ファンデーションが入っているプラスチック容器:分別ゴミ
- 鏡:燃えないゴミ
ファンデーションは「可燃ゴミ」となります。固形のファンデーションの場合は、硬い棒の先でつつくと割れますので、他の可燃ゴミと一緒に捨てましょう。
ファンデーションが入っているコンパクト容器の裏に、「プラマーク」がついているか確認してください。この「プラマーク」がついているコンパクトは、鏡を外すことなく、「容器包装プラスチック」の分別でゴミに出せます。
もし、「プラマーク」がついていない場合は、ガラスと同じ分類の「不燃ゴミ」に出してください。ファンデーションのコンパクトは、ファンデーションの詰め替えを使わない限り、コンパクトも新たに増えていきますので、一番多く持っている鏡も一番多く捨てる鏡も、ファンデーションコンパクトの鏡でしょう。
ゴミとして出す以外に、リサイクルショップやフリーマーケットなどに出展する方法もありますが、手間はかかりますので手順をよく検討した上で行うことをおすすめします。
風水を取り入れた鏡の捨て方
風水による正しい鏡の捨て方はいくつかあります。塩水で拭いた後に、お花を映してあげるやり方がおすすめだそうです。
鏡に溜まっていた邪気をはらう・清める捨て方
- 塩水で濡らした布を絞って鏡を綺麗に拭いて捨てる
- 鏡に生花や植物を映して捨てる
- 鏡を綺麗な白い布に包んで何も映らない状態にして捨てる
- 鏡の一部だけを割って捨てる
鏡のタイプ別!利用ランキングと捨て方
自宅には複数の鏡がありますが、よく利用する鏡のタイプのアンケートによると、最も利用されている鏡は「洗面台の鏡」で、歯磨きや洗顔、ヘアセットで使用するので見る機会が多いようです。次いで「全身鏡」「手鏡・折りたたみ」「お風呂場」が2位でした。
鏡のタイプ別の利用ランキング
2位:全身鏡
2位:手鏡・折りたたみ
2位:お風呂場
3位:コンパクト(ファンデーションケース)
4位:スタンドタイプ
5位:化粧台
6位:洋服ダンスの扉の鏡
7位:その他
利用ランキング1位の洗面台の鏡は、多種多様な特殊な加工を施したものが多く、取り外しにも技術が必要となりますので、今回は利用ランキング2位のお風呂場の鏡の捨て方をご紹介したいと思います。
お風呂場の壁にある鏡の捨て方
浴室の壁から鏡を外す方法は次の手順でおこないます。
鏡に枠がある場合、枠の金具やフレームを外します。フレームが上に動くような構造になっていますので、へらなどを使ってフレームを上に上げます。もし、フレームにシリコンがされている場合は、シリコン部分をカッターなどで切ります。
鏡の裏には壁に貼るためのミラーマットやシリコンやボンドが使われていますので、それを剝がす必要があります。剝がす方法としては、フレームが上にあがった状態で、鏡の裏にPPバンドを通し、ノコギリの刃のように見立ててまっすぐな状態のままPPバンドを左右に擦って引いて剝がしていきます。
接着部分が剝がれたら鏡を取り外せます。外した鏡に、不要な布や厚紙、または新聞紙で包んで、ガムテープをぐるぐる巻きにして止めて、自治体で決められた方法で捨ててください。
お風呂場の鏡の取り外しには、かなりの力が必要となりますので、女性には難しいかもしれ
せん。また、取り外し作業中に鏡が落ちてくる可能性がありますので、お一人での作業はおすすめしません。
まとめ
今回は鏡の種類別に捨て方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?全身鏡、卓上鏡、手鏡、コンパクトなど…私たちの身の回りには様々な鏡がありますが、毎日使っている鏡でないと、お化粧や髪のセットが上手にできない気がしたことないですか?長年愛用しているお気に入りの鏡はいつまでも大切にしたいですね。