目次
魚焼きグリルでアルミホイル使うメリット
片付けがとてもラク
魚を焼くときに、アルミホイルを焼き網の上にのせ、その上に魚を置いて焼くと、焼き終わった後にアルミホイルを捨てるだけでよいので、後片付けが楽になります。
また、アルミホイルを受け皿トレイに置いておけば、落ちた脂をアルミホイルがキャッチするため、受け皿トレイの中が魚から出る脂で汚れることもありません。
焼き網の隙間から魚の身が落ちない
焼き網には隙間があるため、ししゃものような小さい魚を焼くとき、焼き網の隙間から身が落ちてしまうことがあります。アルミホイルを敷いておけば、並べやすく、身が下に落ちてしまうのを防げます。
アルミホイルを使う時の裏ワザ
引火に注意
アルミホイルを魚焼きグリルに使うと、魚の脂がアルミホイルにたまり、そこから引火することもあります。サンマやサバなど脂がのっている魚には要注意です。
ガスコンロの取扱説明書にも、脂の多い料理にはアルミホイルを使用しないように、という内容の注意書きがある製品もあるそうです。
そのため、数か所穴を空けたアルミホイルを、網の上に置いて下さい。そうすれば、脂が出たとしても、アルミホイルの穴から脂が下のトレイに落ち、アルミホイルの上で脂がたまることが避けられます。
また、焦げの防止として、ひれなど焦げ付きが気になるところに、アルミホイルを使うときも、包んだアルミホイルに引火しないよう気をつけましょう。
焼き網に薄く油を塗っておく
焼き網にアルミホイルがくっつくと、なかなかはがれないこともあります。そのため、アルミホイルが焼き網にくっついてしまうことがありますので、ハケなどを使い焼き網に油を薄く塗っておくとよいでしょう。
魚焼きグリル用シートを活用すれば安心
アルミホイルを使うのが心配という人は、魚焼きグリル用シートなどを活用してみましょう。受け皿に水の代わりに入れて使うタイプなどを使えば、脂や気になるニオイを吸い取ってくれます。
使用後は受け皿シートを捨てるだけで良いので、後片付けも楽です。アルミホイルと違い、保水性が高く燃えにくい素材のため、安心して使えます。焼き網が汚れる点とししゃもなどの小さ目の魚が網から落ちてしまう点については改善できませんがおすすめです。
魚焼きグリルをきれいにする方法
片栗粉を使う
どこの家庭にも常備してあることが多い片栗粉を使って、魚焼きグリルをキレイにする方法です。魚を焼くときにこの方法を使うと、後片付けがグンと楽になります。
やり方
- 水200~300㏄に片栗粉大さじ4杯程度を混ぜて、良くかき混ぜたら、魚焼きグリルの受け皿トレイに流し入れます。
- いつもと同じ手順で魚を焼き、その後、受け皿トレイはそのままにしておきます。
- 魚から落ちた脂が水と片栗粉に混ざり、冷えると一緒に固まり、グミのようになりますので、そのまま手で簡単に剥がしてください。
固まった片栗粉を剥がした受け皿トレイは洗う必要ありませんが、気になる場合は簡単に水洗いしてください。また、受け皿トレイに固まった片栗粉水をそのままに残してしまうと、カビの原因になりますので、忘れないようにましょう。
それから、水の量が多すぎたり、片栗粉の量が少ないと、うまく固まらないこともありますので、分量はできるだけ正確にしてください。
重曹を使う
油汚れの掃除にも役立つ重曹を使う方法もあります。重曹は水と溶かさずに敷くだけでもよいため、水無し受け皿トレイのグリルにも使えます。重曹は、弱アルカリ性のため油汚れに効果的で、キッチン掃除にもよく使われます。
食品添加物としても使われるものなので、安全面でも安心です。そして、重曹が脂もニオイも吸収してくれるほか、受け皿トレイの焦げ付きも防止できるので、とても便利です。
やり方
- グリルの受け皿トレイに重曹を敷き詰めます。水を入れるタイプのトレイは、水300㏄と重曹大さじ4杯の水をよく混ぜたものもを、受け皿トレイに流し入れます。
- いつもと同じ手順で魚を焼きます。
- 魚を焼き終えたら、重曹だけの場合は汚れやニオイが気になるまでは、繰り返し使えます。洗う時は、重曹を洗剤代わりにして水洗いしてください。重曹水の場合も、そのまま水洗いしましょう。
グリルストーンを使う
グリルストーンとは、魚などを焼くときにでる脂や焼き汁を吸収したり、臭いを吸収する消臭効果もある、天然の沸石を高熱処理してできた無害の石です。さらに、遠赤外線効果で炭火に近い、こんがりふっくらとした焼き上がりとなります。
使い方
- 受け皿トレイにアルミホイルを敷き、グリルストーンをまんべんなくのせます。
- いつもと同じ手順で魚を焼きます。
- グリルストーンは、混ぜながら何回か使えます。脂を吸うことで石が黒くなりますので、全体が黒くなってきたら交換してください。
黒くなったグリルストーンをそのまま使っていると、発火の危険もあるので、全体が黒くなってきたら速やかに新しいものと交換しましょう。
魚焼きグリルで魚をおいしく焼く方法
魚焼きグリルで魚を美味しく焼くための手順やポイントを覚えておきましょう。
1.まずは強火で5分ほど予熱
魚を焼き始める前に、グリルの中の温度を上げておくことで、魚が焼き網にくっつきにくくなります。強火にして約5分ほど、予熱をしておきましょう。
2.焼き網に油を塗り魚をのせる
焼き網にハケなどで油を少量塗りましょう。さらに魚のくっつきが減ります。魚をのせるときは、盛り付けた時に表になる面を上にしてのせましょう。
3.弱火から中火にして魚を焼く
魚焼きグリルは弱火にしても、温度がすぐに低下するわけではないため、焦げ防止のためにも中火までの強さで焼くことがおすすめです。途中にハケで、酒やみりんを塗るとキレイな焼き目が出ます。
魚焼きグリルの種類とタイプ
グリルの種類
魚焼きグリルの種類は、水あり片面焼きグリル・水なし片面焼きグリル・水なし両面焼きグリルと、大きく3つに分けられます。水ありタイプは、昔ながらのグリルで、受け皿トレイに水を入れてから使います。
このタイプは、「水を入れる・魚を焼く・水を捨てる・グリルと焼き網を洗う」と4工程あります。一方、水無タイプは、受け皿トレイに水を入れなくても良いため、「魚を焼く・グリルと焼き網を洗う」の2工程で済みます。
水あり片面焼きグリル
メリット
片面を焼いたら魚をひっくり返す必要があるため、焼き網に魚がくっつきにくいです。そして、グリル機能は低いため、価格は低価格というメリットがあります。
デメリット
水を入れる準備や使用後の手入れの手間がかかります。また、ひっくり返すので、身が崩れやすく、片面ずつ焼くため焼き時間もかかります。
水なし片面焼きグリル
メリット
片面焼きグリルのため、水あり片面焼きグリルと同じく、焼き網に魚がくっつきにくいというメリットがあります。さらに、水無のため、受け皿トレイに水を入れないため、準備や使用後の手入れの手間が省けます。
デメリット
水あり片面焼きグリルと同じで、ひっくり返すので、身が崩れやすく、片面ずつ焼くため焼き時間もかかります。
水なし両面焼きグリル
メリット
片面焼きより早く焼けて、途中でひっくり返す手間もありません。また、受け皿トレイに水を入れないため、準備や使用後の手入れの手間も省けます。
デメリット
途中でひっくり返さないため、焼き網に魚がくっつきにくく、コンロの価格も高いものが多いです。
まとめ
アルミホイルを使うことで、受け皿トレイや焼き網のお手入れが楽になるというメリットがあります。しかし、魚の脂がたまると発火の危険性があるため、焼く魚の種類によってはおすすめできません。
そのような場合は、受け皿トレイに片栗粉や重曹、グリルストーンを利用すると良いでしょう。焼いた後のお手入れを簡単に済ませることができ、ニオイを軽減でき、アルミホイルのように発火の危険もないのでおすすめです。