焼き魚をフライパンで作る方法と上手に焼いておいしく作るコツ

焼き魚

焼き魚はヘルシーで栄養価も高いため、積極的に取り入れたいメニューです。そんな焼き魚を魚焼きグリルではなくフライパンで作っても、美味しく簡単に焼くことができます。フライパンで焼き魚を作る方法と、上手に美味しく焼くコツをご紹介します。

焼き魚をフライパンで作る方法

鯵の干物の焼き魚

切り身以外の魚もOK

焼き魚をグリルで焼くと、焼いている時の臭いや煙が気になったり、焼き終わった後の後片付けが大変と感じることもあります。そこで、後片付けもラクで簡単に焼き魚を作れる、フライパンを使った方法が注目されています。

切り身の魚以外の、さんまやあじを1尾丸ごと焼くことや、干物や開きといった魚も美味しく焼くことができます。焼き方の簡単なポイントを覚えてしまえば、魚の種類に関係なくフライパンで手軽に焼き魚が作れます。

セラミックのフライパンや魚焼き専用のフライパンがおすすめ

焼き魚を作るのにおすすめのフライパンはセラミックコーティングのフライパンです。セラミックは陶磁器と同じ素材のため、硬く耐久性にも優れています。また、熱に強く傷がつきにくいのも特徴です。

熱伝導性も高いため、熱が食材に十分伝わり、耐熱温度は400度と高温です。そして食材がくっつきにくいというメリットもあり、ホワイトやピンク、ブルーなどキッチンを明るく料理を楽しくしてくれるような色合いやデザインも人気です。

オーバル型を選べば、長いサンマもそのまま調理できます。中でも、溝がついているタイプのセラミックフライパンは、余分な脂を落としてくれるので、焼き魚にはとてもおすすめです。また、魚を焼くための専用フライパンもあります。

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フライパンで魚を焼くメリット

フライパンを洗う女性

臭いも少なく後片付けが簡単

魚焼きグリルで魚を焼くと、グリルから出る煙や臭いが気になりますが、フライパンで作る焼き魚はグリルに比べると、煙や臭いが抑えられるでしょう。また、後片付けの際、焼き網に魚の皮や脂がこびりつき、落とすのが大変なときもあります。フライパンも洗う必要はありますが、焼き網に比べると簡単に汚れが落とせます。

ヘルシーでふっくら美味しく焼ける

特に溝がついているタイプのフライパンは、余分な脂を落としてくれるので、ヘルシーで焼き魚にはとてもおすすめです。また、ふた付きで焼くことで、蒸しながら魚を焼きあげるため、身がふっくらとした焼き魚になります。

フライパンで上手に魚を焼く方法

白いフライパン

準備する物

フライパンで上手に魚を焼くために必要な物は、フライパンの他にクッキングペーパーやアルミホイルがあると便利です。魚がフライパンにくっつくのを防ぐことが出来ますので、アルミホイルでもよいですが、クッキングペーパーかフライパン用ホイルのほうがおすすめです。または、セラミックや溝がついているフライパン、魚焼き専用フライパンであれば、魚がフライパンにくっつく心配がないためクッキングペーパーなどは不要です。アルミホイルしかない場合は、ホイルを一度くしゃくしゃにして伸ばし、薄く油をひくと良いでしょう。

下処理

魚を焼く前には塩を振るなどの下処理を行っておくと、臭みやぬめりが取れることや、余分な水分を防げ、身が崩れにくくなります。魚のタイプによって下処理の方法は多少異なります。

サンマやアジなどの青魚の場合

青魚は臭みが気になりますので、塩を振ってしばらく置いておきましょう。出てきた水分はキッチンペーパーで拭き取ります。魚の水分と一緒に臭みも取れ、身もしまります。塩を振る量は、2%ほどと言われていますが、目安として魚1尾に対し小さじ1/2前後で良いでしょう。また、サンマやアジなど1尾丸ごと焼くときは、皮に切り込みを入れます。そうすることで、火の通りが良くなることと、食べる時にも切り込み部分に箸を入れることが出来るので、食べやすいというメリットがあります。

白身魚の下処理

白身魚は青魚に比べて、水分や臭みが少ないです。そのため、余分な水分をキッチンペーパーで吸い取り、焼く直前に塩をふるのが良いでしょう。

ぶりや鮭などの切り身魚の下処理

切り身魚はフライパンにのせる直前に塩・こしょうを両面にふります。血合いのあるぶりなどの魚は、塩をふった後少し長めに置いてペーパータオルで水分をよくふき取ってから焼きます。

塩は高いところからふるのがポイント

塩こしょうで上手に下味をつけるには、大きめのバッドなどに魚を置いて、高いところから塩をふるのがおすすめです。そうすることで、まんべんなく下味が付きます。パラパラと多めの塩を全体にふってください。

手順

  1. クッキングシートまたはフライパン用ホイルをフライパンにのせて、油を薄くひき中火でフライパンを温めます。魚焼き専用フライパンであれば、クッキングシートは不要です。クッキングシートを使う場合は、シートがフライパンからはみ出すと火にあたってしまうため、四隅を折り曲げるなどして火にあたらないよう気を付けて下さい。
  2. 魚は皮のほうから焼いていきます。身が崩れるのが防げるのと、皮がパリッと焼けるので必ず皮のほうから焼けるようフライパンにのせます。様子を見ながら中火~強火でこんがり焼いていきます。強火の場合は火が強すぎて、表面だけが焦げて中心部まで火が通らないことがありますので、注意しましょう。
  3. 片面に火が通ったらひっくり返して、両面をこんがりと焼いて下さい。

フライパンでおいしく焼き魚を作るコツ

焼き魚の切り身

脂はよく拭き取る

魚を焼くときに、魚からでる脂をその都度キッチンペーパーなどで吸い取りましょう。特にサバなど脂が多い魚を焼くときにはこまめに取り除くと、パリッと焼きあがります。

フタをして焼く

フライパンにフタがあれば、蒸し焼きにするのもおすすめです。その場合は以下の手順です。

  1. クッキングシートまたはフライパン用ホイルをフライパンにのせて中火でフライパンを温めます。魚焼き専用フライパンであれば、クッキングシートは不要です。
  2. フライパンが熱したら魚を置き、皮から焼き始めます。弱火にして2分加熱したら、ふたをして2分蒸し焼きにします。
  3. 焼き目が付いたら、裏返してフタをして同じように2分加熱します。最期はフタを外して、一気に焼き付けると美味しそうな焼き目が付きます。

粕漬けなどの焼き方

鮭の切り身の粕漬けや味噌漬けなどもフライパンで美味しく焼くことが出来ます。その場合、切り身の表面についている粕や味噌は取り除いておかないといけません。ついたままだと焦げやすくなるため、焼く前にキッチンペーパーでぬぐい取っておいてください。焼き方は他の魚と同じように焼けます。ただ、切り身の肉厚の魚は、両面を焼いても側面だけで中まで火が通りきっていないことも多いです。そのため、最後にトングや菜箸で切り身を立て、側面も焼くようにします。そして、火を止めた後にフタをして、予熱で火をしっかり通すと安心です。仕上げにトースターに移して表面を焼きつけるのもおすすめです。

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まとめ

クッキング ペーパー 代用

魚焼きグリルでなくてもフライパンで簡単に焼き魚が作れるのですね。焼き魚専用のフライパンでない時は、クッキングシートやフライパン用ホイルを活用しましょう。

フライパンで焼き魚を作ると、臭いや煙が抑えられたり、後片付けも簡単なので、日々の献立に取り入れやすくなるでしょう。フライパンを活用して、簡単で美味しい焼き魚を作って下さい!

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