目次
突っ張り棒とは
突っ張り棒とは、壁に設置できる伸縮可能な棒のことです。素材は、ステンレス製やプラスチック製があります。
壁と壁の間に挟み、しっかり密着させることで、ある程度の重量に耐えることができます。その強度を利用して、洗濯物をかけたり、小物入れをかけたり、カーテンレールや棚の設置に活用できます。
また、タンスなどが地震によって転落しないよう、万が一のための転落防止としても利用される、万能アイテムです。
突っ張り棒で洗濯物を部屋干しする方法
突っ張り棒で洗濯物を部屋干しする方法を、2つの工程で紹介します。
- 突っ張り棒の選び方
- 部屋干しの仕方と注意点
1つ目の突っ張り棒の選び方から見ていきます。設置する場所に合わせた長さの突っ張り棒を用意してください。部屋で使うなら、取り付けには長さが必要になることが多いです。部屋用の突っ張り棒を購入するなら、2m以上の物を選びましょう。逆に、クローゼットやお風呂場など、狭い場所で使用するなら、短い突っ張り棒でなければいけません。狭い場所で使用するなら、1m以内の長さの突っ張り棒を選ぶのがよいでしょう。場所に合わせた長さを選ぶ必要はありますが、設置場所に対して「ギリギリの長さ」の突っ張り棒は避けてください。長さがギリギリだと設置する時に苦労します。余裕のある長さの突っ張り棒を選ぶことをおススメします。
次に2つ目、部屋干しの仕方と注意点です。突っ張り棒を設置したら、シャツやズボンにハンガーを通し、突っ張り棒へ引っ掛けるだけです。大きめのバスタオルを干す場合はそのまま突っ張り棒にかけてください。また、靴下や下着を大量に干せるピンチハンガーを付けても良いでしょう。
洗濯物は、脱水後でも水分の重さが加わります。「どれぐらいの量の洗濯物をひっかけるか?」を想定して、突っ張り棒の耐荷重をチェックする必要があります。脱水後のシャツの重さは約250g、脱水後のシャツ50枚で、大体12.5kgくらいです。
しかし、これはあくまで目安です。バスタオルやズボン、またシャツの素材によって重さは変わるので、大量の洗濯物を干すなら、十分な耐荷重が必要になります。安定して使用するためにも、突っ張り棒の耐荷重は、25kg以上のものを選びましょう。
突っ張り棒を付ける場所も重要です。部屋干しは洗濯物が乾きにくく、生乾きになっしまうと嫌な臭いがついてしまうので、その場合は洗い直しです。部屋干しでもしっかり乾かせるようにするには、風通しの良い場所、換気のできる場所、日当たりの良い窓側に突っ張り棒を設置するのがベストです。
突っ張り棒で洗濯物を干すメリット・デメリット
突っ張り棒で洗濯物を干すメリットとデメリットを見ていきましょう。
突っ張り棒のメリット
まずは突っ張り棒で洗濯物をするメリットです。
狭い空間を利用できる
部屋干しするためのアイテムは、突っ張り棒以外にもあります。組み立て式のハンガーラックタイプや、キャスター付きで移動が楽にできるタイプなど、様々です。
しかし、いずれも足が付いており、面積も大きいので、部屋のスペースを埋めてしまいます。その点、突っ張り棒はただの1本の棒です。壁と壁に取り付けるだけなので、無駄にスペースを消費しません。
壁に穴を開ける必要がない
壁にフックなどを取り付ける場合、ハリや釘、ネジを通す必要があります。賃貸に住んでいる人は、退室時にお金を請求されるので、簡単に壁に穴をあけることができません。しかし突っ張り棒は穴をあける必要がなく、壁に傷をつけることもないので気軽に取り付けることができます。
雨や、花粉を気にせず洗濯物が干せる
突っ張り棒を使えば、洗濯物を部屋干しすることができます。天気に左右されず洗濯物を干すことができるので、とても頼もしいアイテムですね。例えば、外出中に急に雨が降っても、室内に洗濯物を干しておけば心配いりません。また、花粉の季節に、外に洗濯物を干してしまうと洗濯物に花粉がついてしまいます。付着した花粉が室内に広がってしまうので、花粉の季節は洗濯物を外に干さないのが鉄則です。雨が連日続く5~6月の梅雨時期や、花粉が舞いやすい2~4月は、部屋干しができる突っ張り棒を重宝するでしょう。
突っ張り棒のデメリット
次に、突っ張り棒を使って洗濯物を干すデメリットです。
邪魔、圧迫感がある
突っ張り棒を、常に部屋に設置しておくと、使わない時は部屋のスペースを圧迫してしまい、邪魔に感じてしまいます。簡単に取り外すこともできますが、また設置するのも面倒!設置時は棒がズレないように神経を使いますよね。突っ張り棒の取り付け場所は、ほとんど使っていないデッドスペースなどに設置しましょう
突っ張り棒は長さが長くなるほど耐荷重が低くなる
突っ張り棒は長さを調整できて便利ですが、長くすればするほど、重量に耐えられなくなってしまいます。耐荷重に優れたタイプといえど、たった1本の棒であることには変わりありません。大量の洗濯物を干すなら、短くしなければならないので、どんなに長い突っ張り棒でも結局は使える長さが限定されます。
突っ張り棒の両側に力が平等にかかるように干さないとすべり落ちる
洗濯物を干す時は、重さのバランスに注意!突っ張り棒には耐荷重がありますが、重さが偏ると、重量のある側がだんだん滑り落ちてくるので、洗濯物を干す時は、重さのバランスを考えて干してください。
洗濯物の部屋干し用突っ張り棒おすすめ3選
おススメの部屋干し用突っ張り棒を3つ、ご紹介します!
「TITIROBA 強力突っ張り棒」
バスルームや脱衣所に小物や、衣服を入れる突っ張り棒が欲しい!けれど、湿気や水気の多い場所に突っ張り棒を設置すると、滑って落ちやすくなるし、素材によっては錆びてしまいますよね?
そんな時は、「TITIROBA 強力突っ張り棒」がおススメです!TITIROBA 強力突っ張り棒は、取り付け範囲50~80㎝なので、バスルームや脱衣所などの、狭い場所でも取り付けができます!しかも、最大で45~50kgの重さに耐えることが可能。バスルームなら、シャンプーやボディソープなど、重いボトルをいくつもひっかけることができます。脱衣所なら、突っ張り棒にカゴを引っ掛けてバスタオルを収納してもよいでしょう。また、脱衣所に洗濯機が設置されている部屋も多いので、洗濯用の洗剤や柔軟剤を引っ掛ければ狭いスペースを効率よく使うことができますね。
その上、TITIROBA 強力突っ張り棒はステンレス製なので、錆びる心配もいりません。取り付け後に、付属のナットで固定を強化するので、滑り落ちることもないです。
レビューを見ると、実際に使用した人達から高い評価を受けています。信頼できる突っ張り棒だということがうかがえますね。
「平安伸銅工業 突っ張りパワフルポール」
キッチンや、クローゼット、洗面所のような、狭い部屋でも対応できる突っ張り棒です。
取り付け可能な範囲は、75㎝から、1m20㎝まであります。
突っ張りパワフルポールは、狭い室内に対応できる短さだけでなく、優れた耐荷性も魅力です。耐荷性の秘密は、突っ張りパワフルポールの棒の中に入っている内バネです。内バネによって壁にピタッと密着するので、普通の突っ張り棒よりも、重量に耐えることができます。余程の重さではない限り、ズレて落ちることもないでしょう。
では、どれくらいの重さに耐えられるかというと、突っ張りパワフルポールを一番短くした状態(75㎝)で、約50kgの重さに耐えることが可能です。
賃貸アパートの洗面所の長さは大体1mほどなので、それに合わせて伸ばしても30~40kgの重さに耐えられます。小さな子どもが、2人ぶら下がっても問題ありません!シャツ50枚くらいなら余裕で干すことができるでしょう。
「平安伸銅工業 突っ張りスーパー極太ポール特大」
こちらも、突っ張りパワフルポールと同じメーカーから発売されている突っ張り棒です。
極太、特大の名前の通り、突っ張り棒の中でもずば抜けた長さを誇ります。2.83mも伸びるので、突っ張り棒を付ける場所を見つけやすいですね。広い部屋に住んでいる人にはおススメです。
「でも、長すぎると取り付けが安定しなさそう・・」「伸ばして使うと重さに耐えらないんじゃない?」という不安もありますよね?突っ張りスーパー極太ポール特大は、その心配もいりません!取り付け面は普通の突っ張り棒の先端よりも広く作られています。取り付け時のズレも少なく、壁にピタッとくっつく構造です。
太さもあるので、耐荷性も強い!最も短いサイズにすれば55kgも耐えることができます。
ただし、最も短いサイズでも1.78mの長さがあるので、洗面所やクローゼットなどの狭い場所には、取り付けることができません。この突っ張り棒を選ぶなら、広い部屋に住んでいる人におススメします。
まとめ
以上が、突っ張り棒で部屋干しする方法や、メリットとデメリット、おススメの突っ張り棒3選でした。突っ張り棒を上手く活用できれば、無駄なスペースを使わず、洗濯物を部屋干しでしっかり乾かすことができます。突っ張り棒は、洗濯物を干すためだけではなく、小物をかけたりするのにも便利です。用途に合わせて使い分ける必要があるので、おススメの突っ張り棒を参考に、自分のライフスタイルに合った突っ張り棒を活用しましょう。