目次
オーブンシートの代用品
コピー用紙
- 四隅を下に折り込む
- つるつるした面を上にして使う
クッキーなどを焼くときにオーブンシートが無い場合、コピー用紙で代用することができます。
紙のため、燃えてしまいそうですが、オーブンの温度では燃えません。ケーキを焼くのであれば型紙にする方法や、クッキーを焼くのであれば天板に敷き詰めて使います。その際は、表側のツルツルしたほうを上にしてください。
また、用紙の端部分は、オーブンの熱で焦げる可能性もあるため、四隅は下に折りこみましょう。ただし、調理用に作られているものでないため、漂白や蛍光剤の使用や加工など考えられますので、使う際は自己責任で使ってください。
わら半紙
- 状況によってはオーブンシートよりも良い
- ケーキをふんわり仕上げたい時におすすめ
わら半紙は環境にも優しく、安心、安全な紙のため、ふんわり感を出したいケーキ作りの時などはおすすめです。
わら半紙もコピー用紙と同様、燃えてしまいそうですが、燃えることなくオーブンでケーキ作りの時の型紙に利用できます。特に作るお菓子によっては、オーブンシートより適している場合もあります。
オーブンシートなどは、生地が剥がれやすいよう加工されているため、ふんわり感を出したいケーキなどは、冷める段階で生地が敷き紙からはがれて、しぼみやすくなってしまうそうです。
また、オーブンシートでは仕上がりが油っぽくなることや、側面が固くなることもありますが、わら半紙で代用することで、焼き色のついた部分がほどよくはがれて、ソフトなふんわりとした生地に仕上げることができるという意見もあります。
アルミホイル
- 表面に油やバターを薄く塗る
- オーブンはOKだが、レンジは絶対NG!
アルミホイルはオーブンで使用しても、燃えたり有害物質が出る心配はないため、天板に敷き詰めてオーブンシートの代用として使うことができます。ただし、アルミホイルは表面がくっつきやすくなっていますので、使う際は表面に薄く油やバターを塗っておきましょう。
また、気をつけたい点としては、オーブンレンジの場合はオーブン機能ではアルミホイルは使用できますが、レンジ機能では火花が散ることがあり、オーブンレンジの故障の原因になります。自動で切り替わるタイプのオーブンレンジでは注意してください。
葉物野菜(※)
- 白菜やレタス、ホウレン草などを敷く
- 蒸し料理のときにおすすめ
オーブンシートを蒸し料理に使う時の代用であれば、葉物野菜を使うことが出来ます。蒸し器の下に、葉物野菜を敷き詰めて使ってください。
白菜やレタス、ホウレン草、水菜などをクッキングシートの代わりに敷けば、野菜も一緒に蒸し調理ができ、料理の彩も良くなり一石二鳥です。葉物野菜以外にも、輪切りにした大根など水分を多く含む野菜でも良いでしょう。
葉物野菜は、葉っぱの部分を主として食べる野菜を指します。
オーブンシートの代用に「シリコン製マット」もおすすめ
オーブンシートの代用に便利なアイテムとして、洗って繰り返し使えるシリコン製のシートが人気です。クッキーなどのお菓子作りの他、パンやピザを焼いたり、生地をこねる時や型抜きにも使えます。
耐久性に優れているためおすすめ
シリコン製マットは耐久性にも優れており、耐熱も200度以上の商品が多く、オーブンシートの代用として十分使えます。パンやクッキー、肉を調理するさいにも、食材を焦がさずにすみます。
体にも優しく衛生的
非毒性のシリコンを使っているので、体にも環境にも優しく、洗えば何度でも使うことができるエコな点も人気です。素材が柔らかいので、洗いやすく衛生的で、使わない時は丸めることも、折り曲げることもできるため、保管にもとても便利です。
おすすめのシリコン製マット
シリコン製 断熱パッド オーブンクッキングマット
こちらの商品はオーブンにも電子レンジにも使えます。それ以外の用途として、揚げ物の時の油きりや、鍋つかみ、鍋敷きなど、クッキングマット以外にも幅広く使えるので、一つあると重宝します。
cotta(コッタ) cotta シルパン(240×360) 87677
こちらは耐熱温度はマイナス40度から250度までとなっているため、オーブンでの使用のほか、そのまま冷凍することもできます。お菓子作りやパンやピザを焼いたり、肉料理などさまざまな料理に使えます。
オーブンシートの役割
オーブンシートは、クッキングシートと同じように、オーブンを使った料理やお菓子作りに、天板や焼き型に敷く紙のことをいいます。
食材が張り付かない役割
シリコンやテフロンで特殊な加工が施されているのが特徴です。それによって、調理する際の食材が天板などにくっつくのを防ぐ役割や、お菓子作りやパンを作るときには、型紙として使うこともできます。
オーブンの油汚れ防止にも◎
オーブンシートを敷いておくことで、調理中のオーブン内の油汚れを軽減できる効果もあります。グリル料理では食材を包むのに使えるほか、落し蓋の代用としても使えます。また、オーブンシートは、種類によっては繰り返して何度も使えるタイプもあります。
オーブンシートとクッキングシートの違い
オーブンシート
耐熱温度は250度以上で繰り返し使える
オーブンシートの特徴は250度以上の温度で、フランスパンを焼いたり、鶏の丸焼きを作ったりなど、本格的なお料理を作ることが多い人向けです。
見た目は茶色い紙のように見えますが、耐久性に優れたガラス繊維のグラスファイバーにフッ素樹脂加工した安全性の高いテフロンシートでできています。燃えにくく使い終わっても洗って乾かせば、再利用できる種類もあるため、頻繁に本格的なオーブン料理を作る場合は経済的です。
ベーキングシートとの違い
オーブンシートと同じような使い方ができるベーキングシートというものもあります。
両者の違いは、ベーキングシートはさらに耐熱温度が高く270度まで対応でき、高強度、高温耐性により優れています。熱電動がよいため、焼き時間が短縮できることや、よりサクサク感が出せます。
焦げ付きもなく、ラッピングやアイロン、ホットプレスなどにも使用できます。オーブンシートと同様、繰り返し使うことが出来ます。
ワックスペーパーとの違い
ワックスペーパーとは薄手の紙に、パラフィンろうなどが塗布されて、水が浸み込まないよう撥水加工された紙のことを言います。
表面がツルツルしているので、オーブンシートの代用になりそうですが、ワックスペーパーは耐熱性が無いため、オーブンも電子レンジも使えませんので、誤って代用しないようにしましょう。ワックスペーパーはお菓子のラッピングやお弁当の仕切りなどに使うものです。
クッキングシート
耐熱性の上限は250度で使い捨て
クッキングシートは使い捨てですが、オーブンやトースターも使用できます。シリコン加工で表面はつるつるしているので、油を通さないため、焼き菓子などがくっつく心配もありません。
耐熱温度は250度なので、一般家庭のオーブンやレンジでは問題なく使えますが、直火には弱いことと、鶏肉を丸ごと焼くときは設定温度が250度以上のことが多いため不向きです。
ケーキやクッキーなどの焼き菓子やパンを作るときには最適です。
クッキングペーパーとの違い
名称は似ていますが、この2つは全く違うものなので、混同しないように気をつけましょう。
クッキングペーパーは食材を洗った時に、包んで水を切ることや、揚げ物をしたときに油をとることや、出汁を濾すときに使うなど、幅広い用途で手軽に使えます。便利ですが、高熱や直火には対応していないためオーブンやトースターには使えません。
まとめ:オーブンシートは様々なもので代用できる!
オーブンシートは耐熱温度が高く、本格的な料理にも対応できますが、一般的なお菓子作りなどの場合は、代用品でも十分のようですね。ただオーブンシートは、クッキングシートと違い、洗って繰り返し使うことができる点がとても便利ですね。