クッキングシートを代用する方法と食材で代用する裏ワザ

オーブンで調理中のパン

料理をしていると使うことが多い「クッキングシート」。とても便利ですが、買うのを忘れて切らしてしまうこともあるかもしれません。わざわざクッキングシートだけを買いに行くのも大変なので、代用できるものがあれば便利ですよね。今回は、普段家にあるものでクッキングシートを代用する方法と、食材で代用する裏ワザを紹介します。

クッキングシートを代用する方法5選!

オーブンからパンを取り出す女性

オーブンでお菓子や食材を焼くときや、落としぶたとしてクッキングシートを使いたいと思っても「クッキングシートが無い」ということがあるかもしれません。

そんなとき、身近にあるもので代用できます。今回は、オーブンで代用する方法を3つ、落としぶたとして代用する方法を2つ紹介します。

①アルミホイル+油脂性の食材

アルミホイル

オーブンで代用する1つ目に紹介するのは、アルミホイルを使う方法です。

クッキングシートのようにアルミホイルを天板に敷き、バターやマーガリン、サラダ油などを薄く塗ればクッキングシートの代用に。その上に焼き菓子や食材を乗せて焼けばこびりつきにくくなります。天板の上に直接バター等を塗っても代用できますが、複数回焼く場合は天板が熱くなっているのでアルミホイルを使ったほうがいいでしょう。

ただ、アルミホイルを使うときには注意点が2つあります。

オーブン機能ではなく電子レンジを使うときにアルミホイルは厳禁

アルミホイルを入れたまま電子レンジを使うと火花が発生し、故障や最悪の場合火災になってしまいます。

アルミホイルは熱の通りが良いので焼き時間に注意すること

いつもより温度を低めにしたり、焼き時間を短くしたりして調整しましょう。

②コピー用紙

コピー用紙の束

オーブンで代用する2つ目に紹介するのは、コピー用紙を使う方法です。

天板にコピー用紙のツルツルしたほうを上にして、その上に食材などを乗せて焼けば代用できます。他にも、チラシでも代用できます。ただ、チラシを使う場合はインクが移らないようにするためにも、裏の白いツルツルした面を使いましょう。そして、コピー用紙を使う場合にも注意点があります。それは、焦げないように端を下に折り込むことです。

一般的なオーブンの温度ではコピー用紙を使っても発火する可能性は無いとされていますが、紙が丸まり端のほうから焦げる場合があります。万が一、丸まって熱源に触れてしまうと燃えてしまう可能性があるので、端を折り込むようにしましょう。

③習字用の半紙

半紙と筆と硯の書道セット

オーブンで代用する3つ目に紹介するのは、習字用の半紙を使う方法です。

コピー用紙と同じくツルツルしたほうを上にすると代用できます。間違えてザラザラしたほうを上にしてしまうと、食材などがこびりついてしまいます。他にも、コピー用紙と同じく端を下に折り込まないと焦げる可能性があるので注意しましょう。

④キッチンペーパー

キッチンペーパー

落としぶたとして代用する1つ目に紹介するのは、キッチンペーパーを使う方法です。普段クッキングシートを使うようにキッチンペーパーに穴をあけて、食材の上に被せるだけで代用できます。アクを取る効果もあります。

⑤紙皿

紙皿

最後に落としぶたとして代用できるものに紙皿が挙げられます。こちらもキッチンペーパーと同じように穴をあけて使うと代用できます。紙皿はバーベキューなどのあとに余りがちかと思いますが、一工夫することで活用できます。

食材を使ってクッキングシートを代用する裏ワザ2選!

料理をしていると、意外とクッキングシートを使う場面は多いですよね。オーブンを使うときに食材がこびりつかないようにする以外にも、蒸し料理などにも使えます。実はクッキングシートは「食材」で代用することも可能です!

ここでは、食材で代用する2つの方法をご紹介します。

①キャベツ、白菜などの葉野菜

キャベツの葉

1つ目に紹介するのは、キャベツや白菜などの葉野菜を使う方法です。

食材を蒸し器にかけるときに葉野菜を下に敷くことで代用できます。食材がこびりつきにくくなり適度な水分を保つことができますし、そのまま食卓の上に出すと彩りにもなり食べることもできます。ただ、葉野菜は熱を加えることで縮むことがあるので、少し大きめに切るか隙間なく敷き詰めるのが上手に仕上げるコツです。

②厚めの昆布

昆布だし

2つ目に紹介するのは、昆布を使う方法です。

昆布で出汁をとった後どうしていますか?実は、落としぶたとして昆布を活用できます。しかも、出汁をとることができるので一石二鳥なのが嬉しいですね。落としぶたに使用した昆布は、そのあと小さく切って煮物にしたり、細かく刻んで佃煮などにしたりして食べることができます。

クッキングシートとは

子供とお菓子

クッキングシートとは、オーブンでお菓子や料理を焼くときに使う半透明の薄い紙のことです。
「ベーキングシート」や「オーブンシート」とも呼ばれることがあります。

オーブンでお菓子や料理を焼くとき、そのまま天板や焼き型に入れてしまうとこびりつくことがあります。しかし、クッキングシートを使うことによってお菓子や料理がこびりつかずに取り出せるのです。

これは、紙の表面にシリコンやテフロンがコーティングされており、ツルツルしているため食材がこびりつくことを防げます。しかも、水に溶けず耐熱性が250度程度あるため、蒸し料理や電子レンジ、煮込み料理や焼き料理にも使えます。紙で出来ているため好きな大きさに切って使えますし、後片付けが簡単です。

ただ、クッキングシートには以下の欠点があります。

  • 紙のため裂けやすい
  • 形を作るために折りにくい

クッキングシートを加工して切れ込みを入れたあと、強く引っ張ると裂けることがあります。また、折っても筋が薄くつくだけで、形を変えることができないという欠点もあります。どうしても形を変えたい場合は、はさみで切ると良いでしょう。

クッキングシートとオーブンシートの違い

オーブンで調理中のパン

クッキングシートを買おうと思いスーパーなどに行くと、オーブンシートというものも近くに売っていることがありますよね。2つの違いはどういったものかを紹介していきます。

クッキングシート

クックパー クッキングシートL 30cm×15m

使い捨てのものが多く、使い道が多いのが特徴です。耐熱性は上限が250度付近のものが多く、オーブンやフライパンでの焼き料理、蒸し料理や落としぶたとしての利用に最適です。

オーブンシート

(Tm&Co.) シルパン 36cm×24cm シルパット オーブンシート ベーキングシート
パール金属 ふっ素加工 オーブン シート 280×240mm H-7967

オーブンシートはオーブンでお菓子や食材を焼くときに敷く専用の紙です。

クッキングシート同様、シリコンやテフロンでコーティングされており、ツルツルしているため食材がこびりつくことを防いだり油汚れを少なくする効果があります。

クッキングシートとの違いは、耐熱性の上限が250度以上のためより高温で調理できることです。火にかけたフランスパンを乗せたり、鳥の丸焼などの調理に最適です。しかも、繰り返し使える商品が多いので経済的なアイテムとも言われています。

ただし、注意点が2つあるので以下の内容を確認しておきましょう。

商品によっては落としぶたとして使えないものもある

「焼き」に特化した商品が多く、クッキングシートのように万能さが無いものもあります。

商品によっては耐熱性がクッキングシートと同じくらいのものがある

高温調理に使いたい場合は、耐熱性の温度を確かめてから買うようにしましょう。

クッキングシートを切らしても代用できる!

パーチメント紙と家庭用アルミ箔

クッキングシートを代用する方法と裏ワザを紹介しました。

とても便利に使えるクッキングシートですが、切らしてしまうと不便なものです。しかし、今回紹介した方法を使えば簡単に代用できます。アルミホイルや葉野菜などの食材を使えばいいだけなので買いに行く手間も省けます。

もしクッキングシートを切らしてしまった場合は試してみてください。

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