目次
古いパソコンを処分するやり方
処分の方法を検討する前に、製造年月日と製造元会社の確認をしてください。製造年月日から3年以内かどうかが売却できる目安です。いくつか検討してみて自分に合った処分方法を選んでみましょう。
買取業者に依頼するケース
- 査定を依頼する
- 査定結果を見る
- 売却するか決める
査定を依頼する時は他に売りたいものも一緒に持っていくとまとめて処分できるので楽ですよ。売りたいものが複数ある場合は事前にまとめておくと当日焦ることもなくなるのでおすすめです。
製品によっては買い取りできないものもありますが、ほとんどのものに値段が付きます。少しでもお得に処分したい方は買取業者にお願いすることも考えてみましょう。
査定後でも売るか売らないか決めることができるので、まずは持っていって査定をしてもらいましょう。
無料の回収を利用するケース
- データのバックアップを取る
- 申し込む
- 回収に来てもらう
リユース企業がおこなっているサービスです。データのバックアップさえ取っておけば企業の方でデータ削除をしてもらえるので比較的気軽に利用できます。
出張買取などをおこなっているところがほとんどなので、忙しい方でも利用できます。
申し込んで回収に来てもらうだけなので、データを消したりするのが面倒だったり分からない方にはおすすめの方法です。
製造元会社に回収依頼するケース
- 申し込む
- 製造元会社に回収資源化料金を支払う
- パソコンを梱包し、製造元会社より届いた伝票を貼る
- 発送する
持っているパソコンの製造元が回収サービスをしている場合があります。他社のものは回収してもらえないので注意しましょう。
PCリサイクルマークが貼られていない製品の場合、回収資源化料金の相場はノートパソコンやデスクトップ、モニター一体型パソコンが3,000円、ブラウン管型ディスプレイが4,000円程度です。
申込みから回収まで1〜2週間はかかってしまうので時間に余裕を持って、申し込みをおこなうようにしましょう。
家電量販店や販売店に依頼するケース
- バックアップを取る
- 新品のパソコンを購入する予定のお店に行く
- 新品のパソコンと引き換えで廃棄してもらう
家電量販店に依頼する時は新品のパソコンを購入する予定のところに行きましょう。購入予定のパソコンを値引きしてもらえたり、ポイントを通常よりももらえることがあります。
データ消去に関してはやってもらえる店舗とそうでない店舗がまちまちなので、店舗でやってもらいたい場合はよく調べてから処分を検討しましょう。
自治体を利用するケース
- データのバックアップを取る
- データを消去する
- 回収ボックスなどに処分しに行く
データ消去は各自でおこなう必要があります。正しくできていないと情報が外部に漏れてしまう可能性もあるので慎重におこないましょう。方法に関しては次の見出しで説明します。
回収ボックスは設置している地域とそうでない地域があるので自治体に問い合せるなど、確認するようにしてください。
古いパソコンのデータ消去のやり方
処分する方法としては3つあります。データ消去はほとんど自己責任でおこなわなければなりません。慎重に注意して消すようにしましょう。
ソフトウェアを使うやり方
ハードディスクに意味のないデータを上書きする方法です。ランダム書き込み、米国陸軍方式など方式は多数存在します。各製造元会社や一般法人などでデータ消去のサービスをおこなっています。自分に必要なサービスを選んでみましょう。全て自己責任なのでデータをきちんと消去するようにしましょう。この時にデータのバックアップを取るのを忘れないようにしてください。
強磁気をかけて破壊するやり方
内部に強力な磁力を放射して磁気信号を破壊する方法です。起動することができなくなったパソコンにも使えます。しかし、この方法は専門的な機械が必要になるため個人ですることはできません。こちらの方法を使いたい場合は強磁気の機械がある会社に申し込みをしましょう。
物理的に破壊するやり方
こちらの方法はハードディスクを物理的に破壊する方法です。破壊することで機能を消失させることができます。破壊する際は飛び散った破片で怪我をしないよう注意してください。長袖・長ズボン・軍手・マスクをしておくと安全に壊すことができます。
古いパソコンを処分する時に注意すること
- 事前にデータを消去する
- 粗大ごみで出さない
- 処分する時に費用がかかってしまう場合がある
処分する際は必ずデータを消去するようにしましょう。パソコンには個人情報がたくさん入っています。データを消去しないまま処分してしまうと悪用されてしまう可能性があります。自分だけではなくそのパソコンに保管してあった他の人の個人情報までも危険に晒すことになるので、データ消去は確実におこなうようにしてください。
パソコンは粗大ごみとして回収してもらえないので注意しましょう。平成15年から資源有効利用促進法が制定されたためです。処分する時は、この記事の前半に書いた方法を参考にしてください。
処分する時は殆どの場合無料であることが多いです。しかし、メーカーや企業によっては有料になってしまうこともあるので注意して正しく処分するようにしてください。
製造元会社による回収手順
前半でも少しだけ触れていましたが、ここではもっと詳しく製造元会社による回収の流れを説明します。
- 電話またはHPから申し込む
- PCリサイクルマークがない場合は製造元会社に回収資源化料金を支払う
- 宅配用伝票が届く
- 伝票を貼る
- 発送して終了
大切なことなのでもう1度言いますが、回収してもらうときには必ずデータを消去してから依頼するようにしましょう。周りと自分の情報を守るためです。
廃棄するものが複数ある場合はきちんと整理してから申し込みましょう。そのほうがスムーズになおかつ一括で廃棄することができます。
梱包する際は、緩衝材でパソコン全体を覆って、ダンボールに入れたら隙間を紙で埋めましょう。角に小さく切ったダンボールを入れておくと角が潰れるのを防止できるので試してみてください。
梱包したものは持ち込みまたは集荷で発送します。持ち込んでもいいですが、面倒な方は集荷サービスを利用すると家まで取りに来てくれるので大変便利です。
まとめ
今回は古いパソコンを処分する方法と注意することについてお伝えしました。
最後にもう1度おさらいしますね。
- 処分方法は買取業者・無料回収・製造元会社・家電量販店や販売店・自治体の5つから選ぶことができる
- データ消去方法はソフトウェア利用・強磁気での破壊・物理的に破壊の3つ
- 処分する時は必ずデータを消去する
- 粗大ごみに出さない
以上のことを頭に入れながら処分するようにしてください。この記事を参考に、安全に正しくパソコンを処分しましょう。
パソコンを買い換えるとき処分に困った経験はありませんか?大事なデータが入っていたりして、そのまま処分するのはこわいですし、かと言って消去する方法もあまり知られていませんよね。
実はパソコンを処分する方法はたくさんあります。今回は処分する方法やデータの消し方などをご紹介します。パソコンを安全に処分するために、是非参考にしてみてください。