目次
オキシクリーンはトイレ全体をキレイにできる!
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01LY4151V/
オキシクリーンという洗剤を見たことがあると思いますが、実はトイレ掃除にもおすすめなんです。そもそもオキシクリーンとは何なのか、詳しく解説します。
オキシクリーンとは
オキシクリーンは、アメリカ生まれの酸素系漂白剤。洗い物や洗濯、浴槽などあらゆる掃除シーンに利用できる、主婦の強い味方です。
オキシクリーンをお湯に漬けると、もこもこの泡が出来上がります。これは頑固な汚れを落とす酸素の泡で、これこそがオキシクリーンの最大の特徴です。また、過炭酸ナトリウムから活性酸素が発生するため、消臭にも効果があります。しみ取りのイメージが強いオキシクリーンですが、実は除菌効果もあるんですよ。
オキシクリーンは粉状なので、汚れにかけたり溶かして使ったり、掃除の幅が広いのも特徴です。また酸素系漂白剤なので塩素系よりも肌への負担が少なく、日本版製品においては香料や界面活性剤が入っていないのも魅力となっています。
オキシクリーンはトイレにも使える!
もちろんトイレ掃除にも活用できます。なぜトイレに使えるかというと、そもそも家の中の汚れは油や皮脂などがメインですが、ほとんどが酸性です。酸性の汚れはアルカリ性の洗剤で落とせるのですが、オキシクリーンは弱アルカリ性。つまり、尿石やカビが汚れの大半を占める、トイレにも使えるというわけです。
例えばトイレの黒ずみは、普通の洗剤ではなかなか落とせないですよね。黒ずみの元は、雑菌やカビ。オキシクリーンは除菌効果があるので、こびりついた黒ずみもキレイに落とせるというわけdす。
オキシクリーンには粉状やスプレーなどいろいろなタイプがあり、便器・壁・タンクなど、トイレのありとあらゆる場所をオキシクリーン1本で綺麗にできるのでおすすめです。また除菌・消臭効果があることも、オキシクリーンがトイレ掃除に最適な理由の一つ。トイレにこびりついたニオイやシミ、汚れもしっかりと除菌消臭できるので、ぜひ使ってみてください。
≪ポイント≫
- 洗い物、洗濯、浴槽の掃除などあらゆる掃除シーンで使える漂白剤
- 除菌効果や消臭効果もある
オキシクリーンでトイレ掃除をする方法
それでは、オキシクリーンを使ってトイレ全体を掃除する方法や手順をご覧ください。
用意するもの
- オキシクリーン
- バケツ
- 雑巾
- ゴム手袋
- トイレットペーパー
- トイレ用掃除シート
- ブラシ
- アルコールスプレー
以上のアイテムを用意してください。
掃除の手順
1 オキシ洗浄液を作る
オキシクリーンは粉状の洗剤なので、40~50℃のお湯で溶かして洗浄液を作りましょう。ペットボトルにオキシクリーンを入れて、お湯を混ぜてペットボトルのフタを締めてよく振ってください。オキシクリーンはお湯を注いでもなかなか溶けないので、しっかり振って溶かしてください。
2 便座や壁、床を拭く
手袋を着けて、オキシ洗浄液を染み込ませたトイレシートで便座を、雑巾でトイレの壁や床を水拭きし汚れを取りましょう。
ちなみに、オキシ洗浄液の濃度が高いとクロスが剥がれる恐れがあります。濃度に問題がないかテストする必要があるので、トイレ内を拭き上げる前に、目立たない場所を試しに少し拭いてみましょう。
問題なければ、オキシ洗浄液を染み込ませた雑巾でトイレ内を拭き掃除します。拭き終わったら、雑巾を水洗いしてオキシ洗浄液を落としてください。
3 便器内はオキシ漬けをする
便器の中にオキシクリーンを溶かした洗浄液を流し、汚れが落ちるまで浸け置きしましょう!汚れが隠れていそうな便器の内側にもしっかり流し込んでください。
オキシ洗浄液を流したら、30分から6時間くらい放置します。たったこれだけで、便器内のカビや汚れをごっそり取り除いてくれます。
4 水を流す
たまに様子を見て「汚れが落ちたな」と感じたら、トイレの水を流してオキシ洗浄液をすすいでください。ちなみに、オキシ洗浄液の泡立ちが良すぎると、すすぐ時に手間がかかるので、泡立てすぎないように洗浄液を作りましょう。
落ちにくい場所はオキシ湿布
便器のふち裏は洗浄液が流れやすく、浸け置きがむずかしい場所です。そんなふち裏には、トイレットペーパーにオキシ洗浄液を染み込ませて貼り付ける「オキシ湿布」で浸け置きしましょう。
手順ですが、まずは平たいバケツにオキシ洗浄液と広げたトイレットペーパーを一緒に入れてください。便器の手前側から流し込み、トイレットペーパーが便器の隅々に張り付き、効果的にオキシ漬けできます。
《 ポイント 》
- オキシクリーンによってクロスが剥がれないか、目立たない場所でテストしよう
- 便器内の頑固な汚れは、30分から6時間のオキシ漬けで落とす
- オキシ洗浄液に浸したトイレットペーパーを貼ると、便器に密着して汚れが落としやすい
オキシクリーンでトイレのタンクもキレイにする
オキシ洗浄液を使えば、便器のタンク内にはびこる汚れもスッキリ綺麗に落とせます。必要な物は、手袋・歯ブラシ・オキシ洗浄液だけでOK。
では、手順を細かく見ていきましょう
- タンクのフタを開ける
手袋を着けて、タンクのフタを開けます。タイプによってはドライバーが必要です。 - タンク内に洗浄液を流し込み、1時間浸ける
タンク内にオキシ洗浄液を流し込みます。タンクの大きさにもよりますが、お湯8リットルとオキシクリーン220グラムでタンク内に必要な洗浄液が作れるでしょう。流し込んだら、1時間浸けてください。 - レバーを引いてタンク内の水を流す
トイレのレバーを引いて、タンク内に入っているオキシ洗浄液を流しましょう。 - 汚れの付いた場所を歯ブラシで磨く
タンク内のパイプなどにこびりついた汚れを、歯ブラシでこすって落としてください。こする前にオキシ洗浄液を歯ブラシにも付けておけば、より汚れを落としやすくなります。 - タンクに水を入れて流す
タンク内に水を入れ、レバーを引いて水と一緒に汚れを流してください。
以上で、タンク内の洗浄は完了です。ちなみに、フタの裏側や手洗い器に汚れがついている場合は、オキシ洗浄液を入れたバケツに浸け置きして、歯ブラシで汚れを落としましょう。
《 ポイント 》
- タンク内をオキシ洗浄液で着けおきし、歯ブラシで汚れを落とす
- 汚れを落としたら、しっかりすすぐ
オキシクリーンに関するQ&A
A.オキシクリーンはドラッグストアやホームセンターなどで手に入ります。ただし、価格が高いです。安く購入するなら、アメリカの製品を広く扱っている「コストコ」で購入するか、Amazonや楽天などのネット通販での購入をおすすめします。
A.オキシクリーンは「アメリカ版」と「日本版」の2種類が販売されています。成分はほとんど一緒です。違いは「香料と界面活性剤が入っているか否か」。それによって、アメリカ版と日本版では性能に若干の違いがあります。
- アメリカ版
- 香料と界面活性剤が入っている。洗浄力が強く、掃除の後にほんのりいい香りが付きます。泡立ちが良いのですすぎがしにくいのが難点です。
- 日本版
- 香料と界面活性剤は入っていません。洗浄力はアメリカ版よりも劣りますが、泡が立ちにくいのですすぎやすく、無香料なので扱いやすいです。
《 ポイント 》
- オキシクリーンはネット通販の方が安く購入できる
- 洗浄力は強いが、泡立ちが良すぎてすすぎに手間がかかるアメリカ版、洗浄力は弱いけどすすぎやすいのが日本版
オキシクリーンでトイレ掃除をする時のコツや注意点
オキシクリーンを取り扱う際は、いくつかの注意点があります。使い方を誤ると、便器にダメージを与えたり人体に悪い影響を与えるということを、覚えておきましょう。
溶かすお湯の温度や濃度に注意
オキシクリーンは溶けにくい粉なので、温度の高い水だと溶かしやすく洗浄液が作りやすいです。
しかし、あまりに高温の水で洗浄液を作ると、陶器製のトイレがひび割れてしまう恐れがあります。オキシクリーンを溶かすときは40℃から50℃のお湯で溶かしましょう。
また、強い漂白力を持つオキシクリーンは、高い濃度で洗浄液を作ると壁や便器の塗装が剥げたり色落ちしてしまいます。取り扱い説明書にしたがって希釈してください。
オキシ液は作り置き不可
トイレ掃除に重宝するオキシ液は、たくさん作って備えておけば便利なんじゃないかと思いますよね。ですが、オキシ液の作り置きは不可となっています。
オキシクリーンをお湯に入れると酸素の泡が発生しますが、これはだんだんと消えていき、6時間後には効果がほとんどなくなるとされています。ですので作り置きしても、翌日には十分な効果を発揮できなくなっているというわけです。
またオキシ液をタッパーなどで密封保存すると、中でガスが溜まり爆発する危険性があります。このことからも、オキシ液は作ったらすぐに使いきるようにしましょう。
しっかりふき取る
オキシクリーンは漂白剤なので、拭き残しがあると、壁や床が変色してしまう恐れがあります。なので、洗浄した後はしっかりと拭き取るかすすぎ洗いしましょう。
また、素手で触ると肌表面の油を落として肌荒れの原因になるので、扱う際は必ず手袋をしてください。
換気をしながら掃除する
オキシクリーンは有害なガスを発生させるわけではありませんが、換気しながら掃除した方がいいでしょう。とくにトイレのような狭い環境では、気分が悪くなる可能性も。トイレの換気扇をつけながら掃除して、気分が悪くなったら休息をとるようにしてください。
アルカリ性のものを近づけない
オキシクリーンと同じアルカリ性のものを近くに置いていると、洗剤が付着して変色や変形を招くことがあります。掃除の際は、近くにアルカリ性のものがないか必ず確認しましょう。
アルカリ性のものとは、革製品や麻、金属全般や木材などがあります。これらはそもそもオキシクリーンを使えない材質なので、使用には十分注意してください。
仕上げにアルコール除菌スプレーがおすすめ
オキシクリーンを使ったトイレ掃除の仕上げは、アルコール除菌スプレーでトイレを隅々まで拭き上げましょう。
おすすめのアルコール除菌スプレーは「パストリーゼ」。
パストリーゼは天然成分を100%使用したアルコール除菌スプレーで、人体に対しての安全性が非常に高い商品です。食品にかけても、口に入れても問題ありません。
なので、便座にかけて素肌に触れても安心です。また、水分も油分も分解しやすい性質なので、拭き残しを防ぎます。
パストリーゼ77 スプレーヘッド付 500ml
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B001JZ0DBG/
《 ポイント 》
- オキシクリーンを溶かす水温は40℃から50℃、また濃度は希釈度を守ること
- オキシクリーンは拭き残しがあると肌荒れの原因になるので、しっかり拭き取る
- オキシクリーンでトイレ掃除した後は、パストリーゼで拭き上げしよう
最後に
トイレは常に清潔に保ちたい場所。しかし、トイレならではの頑固な汚れや気になるニオイを落とすのは大変ですよね。
そこで活躍するのが、高い洗浄力・消臭・除菌効果をかねそなえたオキシクリーン!壁や床、便器の中やタンク内と、トイレを隅から隅まできれいに掃除できます。とはいっても、オキシクリーンは「漂白剤」なので扱いには注意しましょう。
洗浄力が強い分、肌には刺激が強すぎます。扱う際は手袋を着け、掃除の後は拭き残しがないように注意してください。