アルミホイルに裏表はある?くっつく面との違いとは?効果的な使い方まで

アルミホイルは、トースターやオーブンを使った料理をはじめ、さまざまなシーンで便利に使えるキッチンアイテムのひとつですよね。ところで、アルミホイルのどちらが表で、どちらが裏なのかをご存じですか?今回は、アルミホイルに関する豆知識と、効果的な使い方をご紹介します。これまで何となくアルミホイルを使っていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。

実はアルミホイルに裏表はない!

アルミホイル

一般的なアルミホイルには、ピカピカした光沢面と、光沢のないくすんだ面がありますよね。アルミホイルを使うときは、光沢面のほうが上になって出てきます。そのため、光沢面のほうを表だと思っている人が多いようですが、実際には裏表はないそうです。

単純に見た目が違うだけなので、どちらの面を表にしようが、アルミホイル本来の性能には大きな違いはありません。それならば、なぜ光沢面とつや消し面という2つの面が存在するのでしょうか。その理由は、アルミホイルの製造過程にありました。

なぜアルミホイルの面に違いがあるの?意味は?

シワの入ったアルミホイル

アルミホイルは、アルミニウムという金属を薄く伸ばしたものです。アルミニウムには、熱伝導率が高く急速に冷える特性があるため、幅広い飲料品に使われています。

ビールや清涼飲料などのアルミ缶が代表的ですよね。他にも、お菓子や乳製品などの包装材料として、フライパンや水筒といった日用品にもアルミニウムは使用されています。

ちなみに、一円玉もアルミニウムです。アルミホイルを作る工程には主に2段階あり、まずはアルミの板を、回転する2本のロール(鉄の円柱)で挟み薄く伸ばしていきます。この作業をくり返し行って、より薄い箔(ホイル)を作るのです。この段階のアルミホイルは、両面とも光沢があります。

次に、そのホイルをさらに薄くするために、2枚重ねてロールにかけます。この工程では、アルミどうしが接している面は、ローラーに当たりません。柔らかいアルミどうしが接触するため、わずかに凹凸ができます。その凹凸によって光が乱反射し、くすんだように見えるというわけです。

つまり、ローラーが当たる側は「光沢面」に、ローラーが当たらない側は「つや消し面」になります。アルミホイルの面の違いは、このような製造過程によって生じるものなので、つや消し面も光沢面も同じアルミニウムから作られています。

アルミホイルのくっつく面との違いは?

アルミホイルの塊を持つ手

つや消し面のほうが、食材がくっつきやすいようです。つや消し面にあるわずかな凹凸が、食材との接触面積を大きくするからだと考えられます。とはいうものの、どちらの面を使ったとしても、くっつきやすい食材はあります。

くっつかない加工が施されたアルミホイルも手に入りますので、くっつきやすい食材を使うときは利用してみるとよいでしょう。あるいは、アルミホイルをくしゃくしゃにしたり、油やバターをホイルの表面に塗ったりするのも効果的です。おにぎりを包むときや、餅を焼くときなどに、ぜひ試してみてください。

つや消し面と光沢面には、性能の違いはほとんどありません。同じアルミニウムから作られているわけですから、熱伝導率(熱の伝わりやすさ)は変わらないはずですよね。

ただし、わずかではありますが、光沢面のほうが熱を反射しやすいという傾向があります。そのため、加熱調理に使うときは、光沢面側に食材がくるようにすると、熱が伝わりやすく食材に火を通しやすいといえます。

アルミホイルの活用法7選

アルミホイルロール

アルミホイルの2つの面の違いがわかったところで、アルミホイルの便利な活用法をみていきましょう。どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ実践してみてください。

①ホイル焼き

ホイル焼きは、アルミホイルで食材を包み蒸し焼きにする調理法です。主に魚介類や肉の調理に使われますが、鮭のホイル焼きが定番ですよね。魚介類や肉の付け合わせとして、野菜を一緒に入れてホイル焼きするのもおすすめです。

ホイル焼きの場合は、光沢面を内側にします。熱を中に閉じこめて食材に火が通りやすくなりますし、見栄えもいいからです。ホイル焼きはそのまま食卓に出すことも多いので、ホイルを開いたときに光沢面が見えると、料理もきれいに見えます。

②餅を焼く

餅は、くっつきやすい食べ物の代表格ですよね。アルミホイルをうまく活用して、無駄なストレスをなくしましょう。まずは、アルミホイルをくしゃくしゃに丸め、再び広げます。

しわをつけるのが目的です。そして、表面にサラダ油を薄く塗り、その上に餅をおいてトースターで焼きます。熱が伝わりやすいように、光沢面を上にしてくださいね。

③焼きおにぎり

トースターを使えば、焼きおにぎりが簡単に作れます。アルミホイルの準備は餅を焼くときと同じで、くしゃくしゃにしてサラダ油を塗ってください。

みそをみりんで少し伸ばし、それをおにぎりに塗ったら、トースターで軽く焦げ目がつくまで焼きます。みりんを使うのがポイントで、香ばしい焼きおにぎりができますよ。

④焼きいも

焼き芋とアルミホイル

焼きいもを買うとすると、けっこういいお値段がしますよね。そんな焼きいもだって、ご家庭で簡単に作れるのです。

さつまいもを洗ってからアルミホイルで包み、170度のオーブンで約60分焼きます。その後、2時間くらいオーブンの中で放置するだけです。たったこれだけで、ほくほくの焼きいもが出来上がります。

⑤フライパンで焼き魚

魚焼きグリルは、後片付けが面倒なので敬遠しがちという方も多いのではないでしょうか。実は、フライパンでも焼き魚はできるのです。しかも、アルミホイルを使うことで、後片付けがとても楽になります。

熱したフライパンに、光沢面を上にして魚をおき、弱火で約2分加熱したら蓋をして約2分蒸し焼きにします。裏返して同様に焼けば、完成です。

魚によって焼き時間は異なりますので、火の通り具合を見ながら調整してください。コンロの火力では意外と早く魚が焼けるため、火加減が強くなりすぎないように注意しましょう。

⑥落とし蓋にする

落し蓋の代わりに、アルミホイルを使うこともできます。この場合は、熱を反射しやすい光沢面を下に向けて置きます。料理のほうに光沢面を向けることで、熱を閉じ込める効果があるのです。また、アルミホイルはアク取りにも使えます。丸めたアルミホイルを鍋の中に入れるだけという、非常に手軽な裏技です。

⑦食材を保存する

果物などの日持ちが気になる食材を保存するときに、アルミホイルが活躍します。食材をアルミホイルで包むことで、空気との接触を最小限に抑えることができるからです。果物などをアルミホイルで包んでから冷蔵庫で保存すると、日持ちがよくなりますよ。

また、アルミホイルの冷えやすい特性を生かして、急速冷凍にも活用しましょう。一度では使いきれない肉や魚は、ラップで包んでからアルミホイルで包み、冷凍保存します。アルミホイルを使うことで素早く冷凍できるため、食材の劣化を防げます。

まとめ

アルミホイル

アルミホイルには、つや消し面と光沢面がありますが、裏表はありません。ただし、光沢面は熱を反射しやすい特徴があるので、加熱調理に使うときは光沢面側に食材がくるようにすると、熱が伝わりやすいというメリットがあります。つや消し面と光沢面、この2つの面をうまく使い分けて、幅広い用途でアルミホイルを活用していきましょう。