油の捨て方10選!簡単に処理するコツと驚きのリサイクル方法

油の捨て方をいくつ知っていますか?天ぷらや揚げ物をした後に残る使用済みの油や賞味期限が切れてしまった油など、油の捨て方にもいろいろあってどの捨て方が良いのか迷ってしまう方が多いと思います。たとえ少量でも流しやトイレにそのまま油を捨てると排水管を詰まらせたり水質汚染から環境への影響が出てしまいます。今回は油の正しい捨て方をご紹介します。

①凝固剤を利用した油の捨て方

油固めるタイプ

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油の捨て方で一番手間がかからない楽ちんな方法です。市販されている凝固剤で油を固めるだけで、燃えるゴミと一緒に捨てることができます。凝固材を入れるときの注意する点は油の温度です。油の温度が低いと凝固材が溶けないのでうまく固めることができません。

油の温度が低くうまく固めることが出来ない場合は、少々面倒でも再度コンロで油を加熱しなければなりません。再加熱の状態で放置してしまいますと発火して火事の原因になってしまいます。加熱中は目を離さずに、加熱後はすぐ火を止めましょう。

固めた油の中心にさいばしを差して、ぐるぐると大きく鍋の外側に渦を書いて鍋から油を浮かし、浮かんだ油の中心に再度さいばしを差して鍋を傾けて油を引っ張るようにすると、つるんと固まった油が一気にはがれ落ちるので気持ちがいいですよ。

固まった油の捨て方は、少しづつ分けてビニール袋に入れて燃えるゴミとして捨てることをおすすめしています。

凝固材で一番有名な「固めるテンプル」の場合1包で600mlの油を固めることができます。1包で固められる油の量も多いので大量に天ぷらや揚げ物をした場合は処理のコスト的にも安く済みます。

また、固めるという点で冷凍して固めて捨てるという方もいらっしゃるかと思いますが、ゴミに出す時は固まっていて便利なのですが、ゴミに出した後油が溶けて流れ出してしまいます。冷凍して油を廃棄する場合は固めた油を新聞紙などの油を吸収する紙で包んでその上でビニール袋に入れて処理しましょう。

②吸わせるタイプのパッドを利用した油の捨て方

油 吸わせるタイプ

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油を固める商品ではなく油を吸わせる商品もあります。こちらは天然パルプ素材のパッドで油に浸すと油がしみ込み吸収して燃えるゴミとして捨てることができます。

油を吸わせて捨てるタイプは、冷めた油でも吸収してくれるので、凝固材のように再度加熱をしなくても良いのが利点です。ただし油が熱い時はやけどをしてしまう危険があるので油を十分に冷ましてから吸収パッドを入れましょう。油を十分に吸わせたパッドは燃えるゴミとして捨てる事ができます。

有名な「吸わせるテンプル」の場合、パッド1枚あたり110mlの油を吸うことができます。パッド1枚あたりの油の吸収量は少ないので、少量の油を処理する際に利用するのがおすすめです。

③紙パックを利用した油の捨て方

紙パック

市販の凝固材や吸収パッドを購入しなくても家にあるもので油を処理して燃えるごみに捨てることができます。それは牛乳パックなどの紙パックを利用して油を捨てる方法です。紙パックに丸めた新聞紙やキッチンペーパーやトイレットペーパーなどを詰めると簡易油処理ボックスが作れます。

最近は新聞を取らない家庭も多いので新聞紙がない場合があると思います。古くなってもう着ないかな?と思うTシャツや下着類は綿100%の物が多く、油をよく吸収してくれるので活用することができます。

油を十分に冷ましてから染み込ませます。油が熱いうちはやけどをしてしまう危険があるので必ず油を冷ましてください。自然発火の防止ために油を注いだ後は水を染み込ませておくのがポイントになります。油を入れたあとはしっかりと口をガムテープで塞いで燃えるゴミの日に捨てます。

④ビニール袋を利用した油の捨て方

ポリ袋 コンビニ袋 ビニール袋

基本的なやり方は紙パックの利用と同じです。スーパーのレジ袋などのビニール袋に新聞紙やキッチンペーパーやトイレットペーパーなどを丸めて入れます。油を入れる前に必ず袋に穴があいていないかチェックして漏れることがないように注意してください。

破れたり漏れていると掃除が大変になりますので、袋は念のため2重にしておきましょう。十分に冷ました油を染み込ませこちらも自然発火の防止に水を染み込ませておきます。自然発火は油が空気に触れて酸化することで熱が発生し、その熱が上昇することで発生します。

油を入れたあとは袋の口をしばり、輪ゴムやガムテープで密閉して燃えるゴミの日に捨てましょう。

⑤小麦粉や片栗粉を利用した油の捨て方

片栗粉 白い粉

キッチンにある食材を使った油の捨て方として小麦粉や片栗粉を使う方法があります。賞味期限切れの小麦粉や片栗粉がありましたら、油凝固剤の代用品として使用することができます。

油料理に使用したフライパンやナベの油が冷える前に油と同量の小麦粉や片栗粉を入れると油が固まります。キレイに油を固めることができますのでビニール袋に入れて捨てます。

小麦粉や片栗粉の場合使用する量が多いので、賞味期限が切れてしまった小麦粉や片栗粉がご自宅にある場合は是非お試しください。

⑥ペットボトルを利用した油の捨て方

ペットボトル

燃えるゴミとして処理される他に、多くの自治体で資源ごみとして回収しています。自治体の他にも色々なスーパーや企業でエコ活動の取り組みとして回収し車の燃料やインクや石鹸にリサイクルされています。

方法は不要なペットボトル用意してじょうごを利用してこぼさないようにペットボトルに油を注いで詰めた状態でフタをしっかり閉めて回収拠点に持参します。日時の指定があるので回収拠点と日時をお住まいの自治体や回収している企業やスーパーなどに必ず確認しましょう。

⑦未使用の油の捨て方

未使用油

未使用の油でも賞味期限切れとなると処分に困りますよね。先に紹介したペットボトルを利用した捨て方と同様に資源ごみとして回収してもらう方法でも良いでしょう。

未使用の油の場合はペットボトルのように油を移し変えなくてもそのままの容器で回収拠点に持っていくことが出来ます。移し変えの手間もなく資源としてリサイクルされるのでおすすめです。

⑧大量の油の捨て方

油 大量廃棄

お歳暮などで貰って使用を忘れ賞味期限の切れた油が大量に残ってしまったり、業務で使用した油を大量に処分したい場合はお住まいの自治体に問い合わせてください。

賞味期限の切れた油はペットボトルや未使用油の捨て方の項目で紹介したとおり捨てるよりもリサイクルに回すことが理想的と思われます。特にスーパーなどではリサイクル品回収でポイントを還元してくれるところもあるのでお得な場合があります。

業務で使用した大量の油の場合は、ご自分で捨てる為の処理や運ぶのが困難な場合は有料になってしまうかも知れませんが不用品回収業者に問い合わせてみましょう。

⑨油の捨て時を判断する方法

1回の食事分の天ぷらや揚げ物で利用した油を捨てるのは何だかもったいない気がしますよね?何度か使えるのならば使用してから捨てればゴミの量も減らすことが出来ますし、油代も節約することができます。

まずは、使用した油を保存します。油が熱いうちに網じゃくしで揚げかすを取り除き、油こし器で細かいかすを取り除いた油を油ポットに入れて保存します。油をこす際は油の温度が低いと粘りが強くなりこしにくくなってしまうので、触っても問題ないくらいの温度でこしましょう。

1度使用した油は酸化しやすいので長期間保存することはできないのでなるべく早く使い切るようにしてください。

油を捨てる判断方法

・透明な薄黄色の油の色が茶色に近い色になる

・無臭だった油から不快な臭いがする

・揚げ物で使用の際に立つ泡が消えづらくなる

・油を加熱すると何も入れていないのに煙が立つ

・サラサラだった油に粘り気が出てくる

保存していた油が上記のような状態になったら、元の状態に戻す方法はありませんので、今回ご紹介した油の捨て方のご自分にあった方法で処理して捨ててください。

調理する順番を考えて使用すると油を汚さずに長く使うことができます。野菜から魚介類、肉類の順に料理するのがポイントです。献立を考える時に順番を考えて上手に食材を選んで料理をすれば油をより長持ちさせることができます。

⑩ご家庭で簡単リサイクル

油 リサイクル せっけん

油の捨て方として、ゴミとして捨てるか回収してもらう事を紹介してきましたが、ご家庭でリサイクルして再活用する方法もあります。お子さんと一緒に工作をするつもりでチャレンジしてみてはいかがですか?

アロマキャンドルにリサイクル

市販されている油を固める凝固剤とご家庭内にある材料で自宅で簡単に作ることができます。色々な色を付けたり、お好みのアロマオイルを足して楽しむことができます。

使用する材料

  • 廃油(200ml)…色が変色していない油を使うと発色が良いです。
  • 凝固剤(60g)
  • 芯(太めのタコ糸)
  • 容器(空き瓶)…ジャムの空き瓶を使うとカワイイ
  • わりばし
  • 好きな色のクレヨン
  • アロマオイル…お好みの香りをつけて楽しんでください。

作り方

手順① 廃油をしっかりコーヒー用ペーパーフィルターで濾して揚げかすなどのゴミを取り除きます。2、3回繰り返してきれいにします
手順② 好きな色のクレヨンを細かく砕きます
手順③ 濾した油を熱してから砕いたクレヨンを入れます。加熱しながらクレヨンを溶かします
手順④ 油凝固剤を入れて、軽くかき混ぜます
手順⑤ 火を止めて少し冷ましてお好みのアロマオイルを入れてかき混ぜてください。(※温度が高すぎるとアロマオイルの香りが蒸発してしまいます。低すぎてしまうと油が固まってしまいます)
手順⑥ 容器の空き瓶に注ぎます
手順⑦ わりばしで芯を挟んで芯が容器の中央になる位置に置きます
手順⑧ 冷めて固まったら芯をカットして完成です

上記の方法をアレンジしてクレヨンの色を変えて何層かにしてカラフルなキャンドルを作ったり、100円ショップなどで購入することができる星やハートの型を使ってミニキャンドルを先にいくつか作っておき容器空き瓶のなかに油を注ぐ時に浮かべてみるのもかわいいですし楽しいです。

せっけんにリサイクル

アロマキャンドルよりもハードルは上がってしまいますが、せっけんを作ることもできます。

使用する材料

  • 廃油(300cc)
  • 水(100cc)
  • 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)40g
  • お好みのアロマオイル

※苛性ソーダは劇薬です。たんぱく質を溶かす性質があるので大変危険なものです。ゴム手袋や眼鏡をして長袖の服を着て慎重に作業してください。必ずお子さんの手が届かないところに保管して取り扱い時も注意してください。薬局で購入することできますが購入には記名と印鑑が必要になります。

使用する道具

  • 500mlのペットボトル
  • はかり
  • じょうご
  • クッキングペーパー
  • 牛乳パック
  • ビニール袋(スーパーの手さげ袋)

作り方

手順① ゴム手袋、眼鏡(ゴーグル)、長袖の服を着て肌や目に苛性ソーダが触れないようにします
手順② はかりにクッキングペーパーを敷いて苛性ソーダを計ります
手順③ 水を100ccをペットボトルに入れ、苛性ソーダを少しずつ入れます。じょうごを使って少しずつ入れてこぼさないよう注意してください。(※苛性ソーダと水が混ざるとかなりの高温になります。一気に混ぜてしまうと温度も急激に上がってしまうので必ず少しずつ混ぜるようにします。また混ぜた際に発生する蒸気は有毒ですので吸い込まないようにしてください。換気扇の下などで作業しましょう)
手順④ ペットボトルの口をしっかり締めて苛性ソーダを溶かします
手順⑤ 苛性ソーダが完全に溶け、温度が人肌程度に冷めたらペットボトルに廃油(300cc)入れます。お好みのアロマオイルも数滴入れます
手順⑥ ペットボトルの口をしっかり締め、スーパーの手さげ袋に入れて口を結んで閉じたら、よく振って混ぜます。約20分振るとマヨネーズのような固さと色になります
手順⑦ 牛乳パックに中身を移して5日ほど放置しすると固まります。牛乳パックの外側から触って固まったか確認できます。(※この時の状態でも直接触ると危険です。放置する場所に注意してください)
手順⑧ 固まったことが確認できたら、牛乳パックごとお好きなサイズにカットします。カットしたら牛乳パックを外します。(※この時の状態でも直接触ると危険です。必ず手袋をして作業してください)
手順⑨ カットしたせっけんを1ヶ月ほど風通しの良い日陰で寝かせておけば完成です

完成したせっけんは、洗濯の部分洗いや運動靴を洗ったり、お風呂洗いや食器洗いまで様々な場所で活躍することができます。

苛性ソーダを使うのは怖いという方にオススメです。

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最後に

油 ボトル

油の捨て方を紹介しましたがいかがでしたか?油には色々な捨て方があります。資源として再利用する事もできます。環境汚染対策にもなるので必ず正しい処分方法で油を捨ててください。また、ご家庭でのリサイクルの方法も紹介しました。アイデア次第でアレンジも出来るので楽しみながらエコな生活をしてみてはいかがですか?

油 液体

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