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人形を「家庭ごみ」として捨てる
不要になった人形は、通常、金属が含まれていなければ自治体の燃えるゴミに出すことができますが、自治体によっては人形の捨て方が異なる場合があります。
日本人形のように複数の材質で創られたものはゴミの分類が分かれる可能性もあるかもしれませんので、お住まいの市区町村の自治体に人形の捨て方を確認し、ルールに従って捨てましょう。
人形を「神社仏閣で供養」して捨てる
神社やお寺にお願いして人形を供養し、捨ててもらう方法です。
全ての神社やお寺で供養してもらえるわけではありませんので、お願いしようと考えている神社やお寺に事前にお問合せください。
捨てる人形は神社やお寺に、直接持参するのが一般的ですが、遠方などのため直接持参できない場合は宅配便で受け付けてくれるところもあります。
人形供養をしてくれる神社やお寺を3社厳選しましたのでご紹介します。
人形供養の神社仏閣3選
1.所澤神明社(ところさわしんめいしゃ)埼玉県
所澤神明社は、埼玉県所沢市にある人形供養で有名な神社です。通常9時~15時まで社務所で人形供養の申込みを受け付けており、人形を収めることが可能です。
※年末年始や祭事時期などは受付できない場合がありますので事前に確認してから人形を持って行きましょう。
人形供養の費用
供養料は、お気持ち代として自由にきめることができます。お気持ち代の一般的な相場としては、1体500円程度が多いようですが、人形の大きさや自分の気持ちで料金を決めることをおすすめします
所在地:埼玉県所沢市宮本町1-2-6
電話番号:04-2922-3919
交通アクセス:西武池袋・新宿線所沢駅から徒歩で12分
2. 不動ヶ岡不動尊總願寺(ふどうがおかふどうそうがんじ)埼玉県
不動ヶ岡不動尊總願寺は、埼玉県加須市にあり、毎年5月の第3日曜日に開催されるこいのぼり感謝祭(※)に人形供養をおこなっているお寺です。人形供養の際は大勢の僧侶が一斉に読経を行い、お焚きあげで厳粛に供養します。
※こいのぼりと銘打っていますが、こいのぼりだけでなく、五月人形、市松人形、ぬいぐるみなど、様々な人形に対して感謝しながら供養するお祭りです。
人形供養の費用
1体3,000円から受け付けており、大きな人形や、複数の供養の場合は供養料が上がるため受付でご確認ください。
所在地:埼玉県加須市不動岡2-9-18
電話番号:0480-61-0031
3. 本寿院(ほんじゅいん)東京
本寿院は、東京都馬込にあり、毎月第2日曜日朝9時から公開で人形供養の法要を行っています。9時~18時に社務所で人形供養の申込みを受け付けており、時間内であればいつ人形を持って行ってもかまいません。また、郵送や宅配便なども受け付けています。
人形供養の費用
人形が何対であっても、一箱ごとの料金になります。
お布施供養料の目安(箱の大きさ:縦+横+高さ)
- 70cm以内:5,000円
- 140cm以内:10,000円
- 280cm以内:20,000円
※燃えないもの(陶器・ガラス・金属類)がある場合、別途2,000円
所在地:東京都大田区南馬込1丁目16-2
電話番号:03-3772-8889
受付時間:9時~18時(年中無休)
交通アクセス:都営地下鉄浅草線『馬込駅』徒歩7分
人形を捨てずに売る方法
人形を捨てずに売ることで、人形を引き継いでくれる人を見つけることが出来ます。
リサイクルショップに人形を売る方法
人形をリサイクルショップへ持ち込み、有料で引取ってもらいますが、人形の汚れや破損状態などによっては引取ってもらえないことがありますので注意してください。
また、人形を扱っていないリサイクルショップもありますので、持ち込む予定のリサイクルショップに事前にお問合せください。
また、汚れや穴があいているなど状態が悪い人形は引取ってもらえないことがありますので注意してください。
人形買取業者に人形を売る方法
人形買取業者の場合、「宅配買取」や「出張買取」がありますので、労力的には一番楽な方法です。
買取価格も事前に無料で査定してくれますので、複数の業者に査定してもらい、一番高い価格をつけたところに販売することができます。
買取業者によって、ホームページから査定の申込みができ、商品の写真をつけて送ることにより査定してもらえます。
人形買取業者の中には、日本人形を専門としているところも多数ありますので、インターネットで調べて確認してみてください。
汚れや穴があいているなど状態が悪い人形は買い取りを断られることがありますので注意してください。
インターネットオークションやフリーマーケットで人形を売る方法
インターネットオークションの場合、最低金額(オークションスタート時の金額)を決めて出品すると、欲しい人が集まってオークション形式で価格がきまりますので、比較的高く売れる可能性もあります。
インターネットフリーマーケットやアプリの場合は、自分で販売価格を決めることができますので、自分が納得した価格で販売することができます。
ただし、オークションやフリーマーケットでの販売では、相手とのやりとり、問合せへの返答などの手間や、商品の梱包や発送、振込み手続きなど、面倒な部分もあります。
オークションやフリーマーケットのサイトやアプリは多数ありますが、以下が有名です。
- オークション:ヤフオク
- フリーマーケット:メルカリ、ラクマ
それぞれ、使用方法やルールが異なりますので、トラブルを避けるためにもサイトやアプリの基本的な使い方を十分理解してから利用しましょう。
人形を寄付する方法
人形の捨て方として「寄付」という方法があります。
ユニセフ、赤十字、NPO、NGOなどのボランティア団体で人形の寄付を受け付けているところがあります。「NPO法人 国際子供友好協会」では、寄付された人形を発展途上国の子供たちに贈っています。
NPO法人「国際子供友好協会」に贈る
家庭内で不要となった、おもちゃ・ぬいぐるみ・遊具を無料で引取り、発展途上国の子供達に直接手渡しの支援を行っているNPO法人です。
人形を寄付する際、必ず送料元払いで送ってください。詳しくはホームページでご確認いただくか、メールなどでお問合せください。
住所:〒285-0852 千葉県佐倉市青菅443
電話番号:043-464-3555
メール:info@npo-icfa.org
HP:npo-icfa.org
人形を地域のバザーに出す方法
地域でバザーを開催する場所・施設を探すには、以下のような方法があります。
インターネットで検索する
googleなどから検索する場合「バザー 大崎 幼稚園」というふうに、地域名と場所を入れて検索するとたくさんでてきます。
地域の情報掲示板でバザーがないか調べる
- 地域の幼稚園、保育園、福祉施設などのホームページで調べるまたは問い合わせる
- ご近所の場合は、直接行って張り紙やポスターがないかを確認する
保育園や幼稚園などのバザーに参加できるのは在園児・来入園児の保護者のみとしているところが多いので、近隣に該当する方がいるか探してみてください。
風水的に考えた人形の捨て方
風水的には、不要な人形、古くて汚い人形などを持ち続けていると「金銭運や恋愛運が低下する」「自分や家族などの容姿に影響を及ぼす」などといわれています。
風水的な捨て方は次の通りです。
- 全体を塩水につけた布で綺麗に拭く
- 人形の顔を白い布で包む
- ありがとう、と感謝の気持ちを伝える
- 他のゴミとは分けて単体で捨てる
まとめ
いかがでしたでしょうか?人形を捨てない理由はいくつかあると思いますが、「人形には魂が宿る」といわれると、恐くてやっぱり捨てられなくなりますよね。
供養する方法もありますが、そんなに大ごとにしたくないと思った方は、風水的な人形の捨て方のように「汚れを拭いて綺麗にする」「ありがとうと感謝の気持ちを口にする」「綺麗な布につつんであげる」これだけでも気持ちに区切りがついて捨てられると思います。
ご自分で納得いく捨て方が決まるといいですね。