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『毒親』の特徴
毒親とは字の通り子供にとって毒になる親のことを指し、アメリカの専門家が提唱した概念が日本でも浸透してきたものです。虐待や育児放棄などに加え過保護や過干渉も毒親になるなど、さまざまなパターンが存在しています。
親の都合を優先して子供をコントロールしたり、子供を構わない親なども含まれます。過保護や過干渉など、良かれと思ってしている行為も、実は子どもにストレスを与え、心身の不調を招くこともあるのです。近頃は自分では自覚できていない毒親も少なくないようです。
自分の『毒親度』をチェックする6項目!
知らないうちに自分が毒親になって、子どもに害を与えていないか『毒親度』項目をチェックしてみましょう。
1.子供の主張を無視する、否定する
子どもを自分の所有物のようにコントロールする、子どもの主張を無視する・否定する、などの行為は肉体的な虐待ではないため自覚していないことが多いですが、毒親に分類されます。
必要以上に厳しく育てていませんか?子どもの主張を無視すると、主体性や能力が育たずいつまでも自立できない人間になってしまいますので、しつけもほどほどにしましょう。
2.見栄っ張りで世間体を気にする
周囲の目が気になって、子どもの気持ちより世間からの目を優先する親。見栄っ張りなため、ありのままではなく本来より良く見せようとします。
見栄を張り世間体を気にする親に育たてられた子供は、愛情不足を感じたり、親の目を気にし過ぎて自分が何をしたいのか、何を感じているのかなどに鈍感になってしまうと言われています。「あなたのため」と自分の価値観や理想を押し付けたりしないように気を付けましょう。
3.放任主義ではなくほったらかし子育てになっている
伸び伸び育てる放任主義といい、家事や育児を放棄していると毒親になってしまいますので気を付けましょう。放任主義はほったらかしではなく子どもの意志を尊重する教育方針のため、子育てとしてハードルが高いとも言われています。
家事や育児を放棄する毒親によって、子どもは親に愛されなかったのは自分がダメな人間だからだ、と自分を追い込み自己否定が強くなってしまう傾向があります。
4.過保護、度を越した心配をする
過剰に心配したり、子どもが困らないよう何でも先回りする、子どもの言うことをすべて受け入れる、などの行為も毒親と言えます。なぜなら過保護や度を越した心配の親を持った子どもは、自立心が芽生えず大人になってから困ることが多い傾向にあるためです。
自分自身や子育てに自信が無いと、過保護になりやすいとも言われています。心当たりがある方は自分のことも子供のことも俯瞰してみるようにするのが良いかもしれません。
5.愚痴が多い
毎日のようにパートナー、祖父母、近所の人、職場の人間関係など周囲の人の愚痴を子どもにこぼす親も注意です。誰に対しても愚痴が多い人は、相手が加害者で自分が被害者であるように決めて、良好な関係を目指そうとしません。
親から他人の悪いところを毎日のように聞かされる子どもは、大人になっても精神的に不安定になりやすく、心に闇を抱えたたりすることもあるそうです。また、ネガティブな思考や歪んだ価値観の親の元に育つ子どもは、否定的に考えるのが当たり前になりやすいとも言われています。
6.ヒステリックに怒鳴る
しつけであっても、大きな声で怒鳴ったり、急にヒステリックを起こすことも毒親のパターンに当てはまります。子どもは怒られることが嫌なので、言うことをきくようになりますが、自分で考えて行動する力が損なわれてしまい、子どもには悪影響となります。
悩んでいる人はカウンセラーに相談を!
幼少期の影響は大人になっても大きく関係するため、毒親に育てられた人は自分自身も毒親になりやすいという傾向が指摘されています。
自分は毒親かもしれない、と苦しんでいる人もいるはずです。そのような場合は一人で思い悩まず、専門のカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。