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醤油は使い勝手のいい日本人に馴染みのある調味料
日本のご家庭には必ずと言っていいほど置かれている醤油は、お寿司などにはもちろん、様々な料理の味付けなどに利用されます。
使い勝手のいい調味料「醤油」ですが、色素が濃く、誤って衣類などにこぼしてしまうとシミになってしまうことも…。特に小さなお子様がいるご家庭では、気をつけていても醤油をポタポタとこぼしてしまい、その度に慌ててしまうという方もいるのではないでしょうか。
醤油は衣類にこぼしてしまうと染み込んでしまい、落ちにくくなってしまうのが難点です。素早く正しい対処をしなければ、お気に入りの服から汚れが落ちなくなる恐れがあるため、スピード勝負となります。
落ちなくなるかも!?醤油をこぼした時の『NG行為』3選
醤油をこぼした時、皆さんはどのように対処していますか。「醤油をこぼしてしまった!」と慌てて誤った対処をしてしまうと、余計に汚れが広がったり、シミが落ちなくなったりする恐れがあります。ここでは醤油をこぼした時のNG行為について紹介します。
1.そのまま放置する
まず、醤油をこぼした時に「後でどうにかすればいいや」と長時間放置するのは絶対NGです。醤油は色素が濃く、放置すればするほど衣類に染みこんでしまい落としにくくなってしまいます。
また、シミ抜き対処をせず、そのまま洗濯機に入れてしまうのも推奨できません。洗濯機に入れただけではシミがきちんと抜けず、かえって衣類に色が染み込んでしまう恐れがあるからです。
醤油をこぼしてしまった際は、できるだけ早く対処するように心がけましょう。もしも外出時にこぼしてしまった際は、ティッシュなどに水を染み込ませ、ポンポンと少しでもシミを抜いておきましょう。
2.慌ててこすって落とそうとする
醤油をこぼしてしまった際、つい慌てて近くにあるティッシュやおしぼりなどでゴシゴシとこすってしまう人がいますが、これは絶対にNGです。
衣類に溢れた醤油は、そのまま擦ってしまうと余計に広がってしまったり、衣類の素材に染み込んでしまう恐れがあります。すると、その後、正しく対処しても落としにくくなってしまい、衣類の汚れを落とせないだけでなく、素材を傷めてしまうこともあります。
醤油をこぼしてしまった際は、慌てず落ち着いて正しい対処をすることが大切です。まずはティッシュで軽く押し当てるようにして醤油の水分を抜いたり、外出先ではティッシュを濡らして少しでもシミを抜けるように軽く押し当てましょう。
3.塩素系漂白剤で落とそうとする
醤油をこぼしてしまった際、最終手段として漂白剤を使用する方法があります。しかし、この際気をつけるべき点は酸素系漂白剤を使う点です。塩素系漂白剤でシミを落とそうとする人がいますが、この方法は推奨できません。
塩素系漂白剤は漂白力が強く、色物や柄物のいるに使ってしまうと色褪せてしまいます。また、素材によっては衣類を大きく傷めることにもなるため、塩素系ではなく酸素系漂白剤を使うことをお勧めします。
醤油をこぼした時の正しい対処法を解説
醤油を衣類にこぼしてしまった際、素早く対処することでシミを抜くことができます。ここでは醤油をこぼした時の正しい対処法を解説していきます。
- ティッシュで醤油の水分を押し当てるようにして拭き取る
- 醤油シミの裏側にタオルを当てて食器用洗剤をつける
- 歯ブラシや綿棒などで叩くように裏側のタオルにシミを移す
- シミが移り始めたら少しずつタオルを裏側から外す
- 水ですすぐ
この方法で基本的には醤油のシミを衣類から落とすことができます。落とす際は叩いてシミを落としてください。こすってしまうとシミが広がってしまう恐れがあるので要注意です。
もしも上記で紹介した食器用洗剤を使う方法でシミを落とすことができなかった場合は、酸素系漂白剤をかけた後、お湯を注ぐようにして10分ほど浸け置きしてください。浸け置きすることで、醤油のシミが衣類から浮くため、その後、水ですすぎ洗濯機で洗いましょう。
ただし、酸素系漂白剤は、衣類の色を落としてしまう恐れがあるため、おしゃれ着などはクリーニングに出すことをお勧めします。
醤油をこぼした時は慌てず正しい対処をして
いかがでしたか。醤油をこぼした時は、慌てて擦らず、落ち着いて正しい対処をすることが大切です。また、放置してしまうと時間経過と共に汚れが染みこんでしまいます。なるべく早めに対処するようにしましょう。