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ビーフシチューの酸味が強くなる原因
ビーフシチューの酸味が強くなるのは赤ワインを入れ過ぎてしまったためです。入れ過ぎるとえぐみを感じることもあり、失敗したと思ってしまうようです。
暑い日に調理すると腐って酸味が出てしまったのではないかと考えることがありますが、作ってすぐに傷んでしまうことはありません。ビーフシチューの酸味が強くなる原因のほとんどは赤ワインの入れ過ぎです。
煮込む時の火加減
ビーフシチューを強火で煮込むことで赤ワインのアルコールを飛ばします。中火で煮込むとアルコールを飛ばしきれずに酸味が残ってしまうことがあります。
弱火でコトコト煮込みたい場合もありますが、酸味を強くする原因になることがあります。ビーフシチューを中火や弱火で煮込みたい時は事前にアルコールを飛ばすための処理をした赤ワインを使うと良いです。
酸味の強い赤ワインを入れた
もともと酸味の強い赤ワインをビーフシチューに入れたことで酸味が強く出てしまうことがあります。赤ワインにも様々な種類があり、酸味の強さも全く違います。
酸味の強い赤ワンは高温で煮込むことでビーフシチューや食材の甘味と混ざり合い、えぐみを出すこともあります。違いを知るために次は酸味の少ない赤ワインで作ってみてください。
ビーフシチューの酸味の消し方
ビーフシチューは水のみでも作ることができるのですが、赤ワインをたっぷりと使って作ることで本格的な味を楽しむことができます。そのためか、つい入れ過ぎて酸味が強くなってしまうんです。
酸味を消したい時は強火で煮込み、次のような方法を試してみてください。
ビーフシチューの酸味を飛ばして醤油で味を調える
酸味が強い時はビーフシチューを煮込んでアルコールをしっかり飛ばした後、醤油を入れて味を調えると良いです。醤油は味を確認しながら少量ずつ入れてください。ビーフシチューとも赤ワインとも相性が良い調味料です。
ビーフシチューに玉ねぎ・ハチミツ・砂糖を加えて煮込む
赤ワインを入れ過ぎてしまった時は、あめ色になるまで炒めた玉ねぎを加えると良いです。もう少し酸味をまろやかにしたい時は、ハチミツ・砂糖を加えて煮込むと良いです。最後に少しだけ醤油を加えて味を調えるのもおすすめです。
野菜の甘味を活かしてビーフシチューの酸味を抑える
じっくり煮込んでアルコールを飛ばした後、玉ねぎ・じゃがいも・にんじんなど野菜を加えて野菜の甘味を出すことで酸味を抑えると良いです。水分の多い野菜を加えるとビーフシチューが水っぽくなってしまうのでご注意ください。
牛肉とバターを加えてビーフシチューをまろやかにする
赤ワインのアルコールを十分に飛ばし、醤油やハチミツや玉ねぎを加えても酸味が気になる時は、牛肉とバターを加えるとまろやかになります。お子様でも食べやすいビーフシチューに仕上がります。牛乳の代わりに生クリームやスキムミルクを加えるのもおすすめです。
ビーフシチューに黒糖と生クリームを加えて煮込む
ビーフシチューの隠し味に使われることのある黒糖は相性も抜群に良いです。煮込んでも酸味が消えない時は黒糖と生クリームを加えて煮込むのがおすすめです。黒糖は加工黒糖でも構いませんが、純黒糖の方がまろやかな風味になります。
ビーフシチューにインスタントコーヒーでコクを加える
酸味を消そうとする過程でコクまで失われてしまうことがあります。ビーフシチューに物足りなさを感じた時はインスタントコーヒーを加えると良いです。入れ過ぎると苦味が強くなってしまうので量には十分に注意し、コクを加える隠し味としてお試しください。
ビーフシチューに味噌を加える
ビーフシチューに甘味を加えることに抵抗がある時は、逆に塩気のある味噌を加えると良いです。酸味と調和されることによって味をまろやかにすることができます。塩辛くなってしまわないように注意し、味を確認しながら少量ずつ加えてください。
ビーフシチューにコンソメを加える
酸味と調和して味をまろやかにしたい時はコンソメを加えるのもおすすめです。ビーフシチューの酸味を消したい時には固形タイプよりも顆粒タイプの方が溶けやすいです。固形タイプを使う時は細かく砕いて加えると良いです。
ビーフシチューにチョコレートを加える
酸味を消したい時にも隠し味にもおすすめなのがチョコレートです。ビーフシチューにチョコレートを加えてじっくり煮込みます。ミルクチョコレート・ホワイトチョコレート・ダークチョコレートのどれとも相性が良いのでお好みで選んでください。隠し味にはハイカカオのチョコレートもおすすめですが、酸味を消した後に加えてください。
ビーフシチューを美味しく作るコツ
市販のルーでプロの味のビーフシチューを作るコツ
市販のルーでビーフシチューを美味しく作るコツは手間暇をかけることです。ちょっとの工夫でプロが作ったような本格的な味わいにすることができます。
- 玉ねぎの甘味と旨味を引き出すためにあめ色になるまでじっくり炒める
- 牛肉の旨味をギュッと閉じ込めるために焼き色がつくまで強火で炒める
- 出来上がったビーフシチューを一度冷ますことで味を馴染ませる
作ってすぐに食べるよりも冷まして味を馴染ませた方が肉や野菜などの食材にルーの味がしみ込んでより美味しく感じられます。
牛肉をやわらかくして短時間でビーフシチューを作るコツ
調理時間を短くして美味しいビーフシチューを作りたい!という時はステーキ用の牛肉を使います。基本的にはビーフシチュー用の角切りになった牛肉を使いますよね。脂肪分の多いステーキ用の肉は煮込む時間が短くてもほろほろとやわらかい食感に仕上がります。
食べやすい大きさにカットし、焼き色がつくまで強火で焼いてから加えて煮込んでください。脂質やカロリーが気になる場合には脂肪分の少ないステーキ用の肉でもOKです。
肉や野菜を炒めてまろやかなビーフシチューを作るコツ
肉や野菜など食材を事前にバターで炒めておくとまろやかなビーフシチューになります。じっくり煮込むことで旨味やまろやかさが増すイメージがありますよね。バターのコクが食材を包み込むことでまろやかな味わいにすることができるため、煮込む時間を短くしても大丈夫です。
とろみ・甘み・旨味を簡単にプラスできるビーフシチューを作るコツ
赤ワインを加える時、野菜100%のジュースを一緒に加えることでとろみ・甘み・旨味を簡単にプラスすることができます。
例えば、1日分350gの野菜を摂取することができる野菜ジュースがありますが、30種類もの野菜が含まれています。数十種類の野菜を自分で用意するのは面倒ですし、費用もかかりますし、近所のお店では手に入れることができない可能性が高いです。
おすすめは、セロリ・しそ・しょうが・パセリなどの香味野菜を含んだ野菜ジュースです。
最後に
ビーフシチューの酸味が強くなるのは赤ワインを入れ過ぎたためです。もともと酸味の強い赤ワインを使用した可能性もあります。
煮込みが足りずにアルコールが飛ばしきれていない時にも酸味が強くなります。ビーフシチューの酸味の消し方を9つ解説しましたのでお好みの食材や調味料を使ってお試しください。
ビーフシチューを美味しく作るコツはちょっとの工夫と手間暇をかけることです。面倒な要素はひとつもありませんのでぜひ参考に作ってみてくださいね。