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邪気払いと食べ物
邪気を払う食べ物で厄除けする
体が疲れているわけではないのに、どうしようもないだるさを感じることはありませんか?それは、あなたに付いた「邪気」のせいかもしれません。
例えポジティブな考えでいたとしても、周りの人たちの心にある「ねじれた気持ち」や「素直でない悪い気」が、あなたの体を息苦しくしているかもしれないのです。
自分で出来る邪気払いの中から、邪気を払う食べ物を食べることで厄除けになる方法をお伝えします。思いのほかすっきりして心が軽くなるかもしれません。
邪気払いができる食べ物の効果
邪気を払う食べ物の邪気払いには、主に体を温めて発汗作用のあるものが良いとか、便通や血液の流れを良くする食べ物が良いなど、いくつかの説があります。
体の奥にある邪気を汗や排泄物と一緒に体内から流し出してきれいさっぱりすることが大きなポイントになります。
例えば、体の冷えを取るニンニクや根菜類、唐辛子を使った料理などはたいへん有効です。他にも、おめでたい場に欠かせない運気アップの邪気を払う食べ物を食べると、厄除けのご利益があるようです。
邪気とは
邪気とは、「素直でない」「ねじけた気持ち」「性質」「わるぎ」などの「気」の一種です。
良い感情の時に流れる「良い気」と、逆の状況の時に流れる「悪い気」がありますが、邪気は良いものではないので、人の身に病気を起こすとまで言われています。
複雑な人の感情は、生まれ持った醜さやネガティブな感情などからねじれた考えをするもので、そうして生まれたのが邪気ということなのでしょう。
子どもに使う言葉に「無邪気」がありますが、これは邪気がないということで、つまり無垢で純粋な様子を表しています。
人には良くも悪くも「気」が流れているというのは既知の事実であり、体調を改善するためには体全体の「気」を整えること、それを東洋医学では最優先に考えているのです。
《 ポイント 》
- 邪気を払う食べ物を食べるという行為によっても厄除けになる。
- 邪気を払う食べ物は体の奥にある邪気を汗や排泄物として体内から出す。
邪気を払う食べ物
厄除けにご利益のある「邪気を払う食べ物」といっても、特別な物を用意しなければならないと思う必要はありません。普段口にしている食べ物の中に邪気を払う食べ物として厄除け効果が期待できるものがあるのです。
邪気が溜まった波動は街中のいたる場所にあるので、原因がわからない体調不良が続くようなら一度試してみてはいかがでしょうか。
塩むすび(塩おにぎり)
風水で定番の厄除けアイテムは何と言っても「塩」でしょう。そしてお米は福の神が好む邪気を払う食べ物です。
「握る」「結ぶ」というのは「物事を成就させる」「成長させる」という意味があることから、おにぎりはとても縁起の良い邪気を払う食べ物なんですね。
おにぎりの形によっても、「○型は金運」「△は勝負運」「□は家庭運」が、よりUPすると言われていますので、身近な白いご飯も「塩をつけて握る」ひと手間で、強力な厄除けアイテムに変身します。
小豆
あずきの外皮には血栓を溶かす「サポニン」や鉄分が豊富に含まれていて、昔は邪気を払う食べ物というよりも薬として利用されていました。
小豆の赤い色には、「災難が身に降りかからない」とするおまじない効果があると、古くから邪気を払う魔除けとして信じられてきました。
桃
国造りの神として知られているイザナギノミコトが、桃を投げつけて鬼を退治したという有名なエピソードから「厄除け」「不老長寿」「安産」に効くと言われています。
大根
身近な野菜の大根が、実は縁起物の野菜だということを知らない方は多いようです。
大根は土深くに根を張りますので、それを人生に例えてしっかり深く根を張ることで生活の地盤が安定し、トラブルや困難に出くわしても簡単には揺るがないと考えられていました。
特に昔は安定した暮らしがなかなか出来なかったため、現代より「安定した地盤」という言葉に重みがありました。
にんにく、生姜、山椒、紫蘇
こちらは、体温を上げたり、殺菌力、消炎鎮痛成分などがある食材で、古くから神聖な邪気を払う食べ物として扱われてきました。邪気を祓う為ためだけでなく、健康の観点からも意識して日頃の食事に取り入れるようにしましょう。
昆布
よろ「こぶ」、広布(ひろめ)、子生婦(こんぶ)など、おめでたい場の邪気を払う食べ物としても使われています。
冬至の「ん」がつく食べ物7種
毎年12月22日頃の冬至は、「一年でもっとも夜が長くなる日」ですが、同時にこれを境に「少しずつ昼が長くなっていく日」でもあるわけです。この日はゆず湯に入浴してじっくりと身体を温めて寒い夜を越し、無病息災を祈ります。
また、「運=ん」が上昇することを願って、『ん』がふたつ重なる、邪気を払う食べ物をいただく縁起担ぎの風習「運盛り(うんもり)」が生まれました。
運盛りの邪気を払う食べ物として『ん』が二つ重なる「冬至の七種」は次のとおりです。
- 南瓜「ナンキン」=かぼちゃのこと
- 人参「ニンジン」
- 蓮根「レンコン」
- 銀杏「ギンナン」
- 金柑「キンカン」
- 寒天「カンテン」
- 饂飩「ウンドン」=うどんのこと
赤い食べ物
海老は曲がった腰と長いひげから長寿の象徴とされています。同時に海老の赤い色も「吉」です。
身近な邪気を払う食べ物としては、赤飯など小豆を使った料理や、トマトやトウガラシを使った料理があります。赤は勝負運を強くするとも言われますが、風水では「魔除け」のご利益もあやかるので、ネガティブな運気を寄せ付けにくい体質になります。
《 ポイント 》
- 塩にぎり、小豆、桃、大根、にんにく、生姜、ゆず、昆布。
- 冬至の「ん」が二つ重なる食べ物7種や赤い色の食材。
邪気を払う飲み物
邪気払いにいいとされる邪気を払う食べ物があるのと同じように、邪気を払う飲み物もあります。
水
水は生物にとって必要不可欠です。水をたくさん飲むことで水分代謝を高め、デトックス効果にも繋がります。
日本酒などのアルコール類
アルコール類は体内の血液循環を良くします。特に日本酒は神様に関わるお酒として、さまざまな行事で用いられていることはご承知の通りです。
梅肉エキスを水やお湯で溶かしたもの
梅肉エキスの効能は万能で、血流改善や免疫細胞の活性化、抗インフルエンザ活性や胃腸の調子を整えると言われています。水やお湯、炭酸などで割って飲んでみてはいかがでしょうか。
《 ポイント 》
- 水、アルコール類、梅肉エキスを割った飲み物。
食べ物以外で邪気を払う方法
原因不明の不調が続いたら、邪気を払う食べ物以外の方法でも邪気払いをしてみましょう。
粗塩で清める
日本人にとっての塩は、万物を祓い清める浄化力があるとされていますので、御祓いに「塩」を使う場面がありますよね。
海から採れる神聖な塩は、人間の命に無くてはならないもので、罪やけがれを祓い清める浄化作用を持つとされています。
粗塩で手を洗う、100gくらいの粗塩を湯船にいれて浸かって邪気を払う方法、または部屋の隅に置いたり、少量を持ち歩いたりしてもよいでしょう。
パワーストーンで空間を浄化する
浄化のパワーストーンといえば、もちろん水晶(クリスタル)です。持つ人を選ばない性質がある水晶には、邪気を吸い取り空気や気をクリーンにするエネルギーが宿っています。
次におすすめなのは、優しくて柔らかいイメージのアメジストです。手に持ったときに、心にしっくりとマッチする感じがするものが良いでしょう。
さざれ石(細かい石、小石のこと)の上にパワーストーンを置いて、時々月光浴をさせて浄化することで、より効力がUPします。
鬼門と裏鬼門の方角を頭に入れておく
「鬼門」と「裏鬼門」の2つの方角は、邪気が入り込みやすく気が淀みやすいといわれる場所です。
「鬼門」とは、家屋の中心から45度の角度で広がる北東方向にあり、水関係は避けて香りがあるものやパワーストーンをおくと良いでしょう。「裏鬼門」は南西方向に位置し、風通しを良くすることで悪い気がそのまま外へ流れ出てくれます。
アロマを使う
アロマが放つ清らかな香りには、空間を浄化して悪気や邪気を寄せ付けないというスピリチュアルな効果もあると言われています。
中でも邪気に良いとされているアロマは下記のとおりです。
- 魔除け、邪気払いに効果がある「ラベンダー」
- 邪気払いと不老長寿の薬草として用いられてきた「セージ」
- 邪気払い、浄化のハーブとして古くから愛用されている「ローズマリー」
アロマオイルを水に数滴垂らしてもいいですし、湯舟に入れると邪気払いとリラックス効果が同時に行えます。
植物を取り入れた邪気払い
自宅でお花や観葉植物を育てているだけでも邪気を払う効力があります。植物から出される酸素と、人間が二酸化炭素を排出するという自然の仕組みは、より良い循環を生み出します。
ところで皆さんは、ストレスが溜まると海や山などの自然に触れたくなりますよね。自然に囲まれたところへ思うように行けない人は、自宅で観葉植物を育てるだけでも、邪気払いになります。
《 ポイント 》
- 粗塩には罪やけがれを祓い清める浄化作用がある。
- 水晶やアメジストなどのパワーストーン。
- 鬼門と裏鬼門の方角を意識する。
- アロマや植物を自宅に取り入れる。
邪気を払う行動
ここでは邪気を払う食べ物を食べる以外に、邪気を払うためすると効果がある行動をご紹介します。
笑顔でいる
昔から「笑う門に福来る」と言われているように、笑顔は良い波動を生み出し邪気払いに繋がります。どんなに辛くても笑顔でいることを心がけて幸運を引き寄せましょう。
言霊で邪気払い
言霊とは、口から発することで言葉に魂が宿ると言われています。自分が発する言葉は自分に帰ってくる言葉でもありますから、自分が言われて嬉しくなる言葉を自らが使うことで、内側から浄化されるのです。
邪気が溜まると、体の内側が汚れてくるので、邪気が入る隙を与えない行動を取るようにしましょう。
音楽で邪気払い
人に癒しをもたらしてくれる音楽は、邪気を遠ざけ運勢が向上する方法としても知られています。好みは人それぞれですが、クラシックのようなタイプの音楽が効果的とされています。
部屋をキレイにして幸運を引き寄せる
部屋の気の流れが良いと当然運気は上がります。常に部屋が汚い状況がだと、邪気が溜まりやすくなり運気が下がってしまいます。
日本は古来より家にも神様が宿るとされ、数十年にもわたる長い期間暮らせるように私たちをサポートしてくれています。ですから、感謝の気持ちを込めて常に部屋をきれいにしておくように心がけましょう。
パワースポットを訪れる
本来パワースポットとは、地球上の全ての生命や物質の源となるエネルギーが集まっている場所のことをいいます。
日本国内の数あるパワースポットの中でも、強大なエネルギーを誇るのは以下の3か所でしょう。
- ゼロ磁場として有名な「分杭峠」
- エネルギーが変化し続ける宮古島の「庭石」
- 世界的にも人気のある熊本県の「阿蘇山」
《 ポイント 》
- 「笑う門に福来る」とあるように笑顔でいること。
- 自分が言われて嬉しい言葉を使う。
- クラシックタイプの音楽。
- 気の流れが良いきれいな部屋は運気が上がる。
- 強大なエネルギーを誇るパワースポットを訪れる。
最後に
邪気を払う食べ物と飲み物、それ以外に自宅でできる厄除け方法についていかがでしたでしょうか?
体を整えると心も整うと言われるように、体の健康と運気は密接に繋がっています。あなたの体の中に入る邪気を払う食べ物や飲み物を選ぶことは、運気の流れを良くする意味でも大切なことなのです。
この記事を参考に邪気を払う食べ物で邪気払いをして、今以上に良い運を引き寄せてみませんか。そのためにもこれから戴く食事の邪気を払う食べ物をできるだけ意識してみてくださいね。