買ってはいけない掃除機の特徴10選!後悔する人に共通する選び方とは

掃除機選びで後悔しないために、避けるべき掃除機の特徴を徹底解説。「重い」「うるさい」「バッテリーが短い」など、選ぶ際に注意するポイントを紹介します。自分に最適な一台を見つけましょう。

掃除機選びで失敗する人の共通点とは?

掃除機は毎日の暮らしを支える重要な家電です。しかし、自分の生活に合わない掃除機を買ってしまうと、掃除がストレスになり、「買い替えたい」と後悔することになります。

掃除機選びで失敗する人に共通するのは、「口コミだけを頼りに購入する」「価格だけで選んでしまう」「自宅の環境や使用シーンを十分考慮しない」という点です。自宅の広さ、床材、家族構成などを踏まえずに掃除機を選ぶと、必ず不満が出てしまいます。

そこで、「買ってはいけない掃除機」の特徴を具体的に見ていきましょう。

買ってはいけない掃除機の10の特徴

掃除機選びで後悔しないためには、「避けるべき特徴」を知ることが一番の近道です。ここでは、購入後にストレスや不便を感じやすい掃除機の特徴を、理由とともに解説していきます。

①吸引力が弱くてゴミを吸わない

掃除機で最も大事なポイントは、ゴミをしっかり吸えることです。ところが、吸引力の弱い掃除機を買ってしまうと、掃除を何度も繰り返すことになり、時間と労力がムダになってしまいます。

特に、カーペットや畳、ペットの毛が多い家庭では、吸引力不足がはっきりします。吸引力は「吸込仕事率」という数値で判断できますが、一般的にフローリング中心なら100W以上、カーペット中心なら150W以上のものが快適です。これ以下の製品だと、ゴミが残りやすく後悔する原因になります。

②本体が重すぎて使いにくい

重すぎる掃除機は、日常的に使う際の大きな負担になります。階段の掃除や部屋間の移動が多い場合、本体が重いと掃除自体が面倒になってしまうのです。

特に、高齢者や女性、力に自信がない方には、本体が2.5kgを超えると取り回しが大変になります。軽量モデルの基準は2kg以下。使いやすさを求めるなら、これを目安に選びましょう。重い掃除機は性能が良いように思えますが、日々の掃除が億劫になり、結局は使わなくなるというケースも少なくありません。

③動作音がうるさくて迷惑になる

掃除機の音が大きいと、自分だけでなく家族や近所の迷惑にもなります。特に集合住宅に住んでいる場合や、小さなお子様がいる家庭では騒音は重要な問題です。

一般的に70dB以上の掃除機は、かなり騒々しく感じます。静かな環境でストレスなく使いたいなら、65dB以下の静音モデルを選ぶのがおすすめです。掃除機の騒音レベルは製品スペックに記載されていますので、購入前に必ずチェックしましょう。

④ゴミ捨てが面倒でストレスがたまる

掃除機選びで意外と見落としがちなのが、ゴミ捨ての手間です。ゴミ捨てが面倒な掃除機を買ってしまうと、毎回の掃除がストレスに感じられ、掃除自体を後回しにしてしまいます。

紙パック式の掃除機はゴミ捨て時に手が汚れず便利ですが、紙パックの交換費用が定期的にかかります。一方、サイクロン式は経済的ですが、ダストカップのゴミを捨てる際にホコリが舞いやすいという弱点があります。また、ダストカップが小さいモデルだと頻繁にゴミを捨てる必要があり、さらに負担が増します。

ゴミ捨ての手間を減らしたい場合は、ダストカップ容量が0.5L以上のモデルや、ゴミ圧縮機能を備えたモデルを選ぶのが良いでしょう。

⑤バッテリーの持ちが悪くて掃除が中断する(コードレスの場合)

最近はコードレス掃除機が人気ですが、バッテリーの性能に問題があるモデルも少なくありません。特に、カタログ上は「最大使用時間40分」などと書かれていても、実際には強モードで10分~15分しか動かないという製品があります。

バッテリーの持ちが悪い掃除機を選ぶと、掃除の途中で充電切れが発生し、掃除が中断してしまいます。また、バッテリーは消耗品のため、年々持続時間が短くなります。交換用バッテリーが高額だったり入手しにくかったりすると、長期使用でコストがかさみます。

コードレス掃除機を選ぶなら、強モードでも実際に30分程度使える製品か、バッテリー交換が簡単にできるモデルを選ぶようにしましょう。

⑥メンテナンスが複雑で使うのが億劫になる

掃除機のメンテナンスが複雑だと、掃除自体が面倒になりがちです。例えば、フィルターの掃除や交換、ブラシの手入れが難しい機種だと、性能が徐々に落ちてしまいます。メンテナンスを怠ると吸引力が低下し、結果としてゴミが取りにくくなります。

最近では、自動でブラシを掃除する機能を搭載したモデルや、フィルターやダストカップを丸ごと水洗いできる製品も増えています。掃除機の性能を維持し、長く快適に使うためには、メンテナンスが簡単にできるかどうかも事前に確認しておきましょう。

⑦コードが短くて使い勝手が悪い(コード式の場合)

コード式掃除機を選ぶ際、コードの長さが短いと、掃除中に何度もコンセントを差し替える手間が発生します。これは思った以上に面倒で、掃除へのストレスを高める原因になります。

コードの長さは最低でも5m以上、できれば6m以上あると一般的な住宅で快適に使用できます。また、コードが自動巻き取り式でないと、掃除後の収納にも手間がかかります。コード式掃除機を選ぶ際には、コードの長さや収納のしやすさにも注目しておきましょう。

⑧本体のヘッドが動かしにくく、家具の下が掃除できない

掃除機のヘッドが厚かったり、自由に動かなかったりすると、家具の下や隅まで十分に掃除できません。結果的に、掃除の効率が落ちてしまいます。

最近のモデルには、ヘッドが180度自由に回転したり、薄型設計になっていたりするものがあります。特にベッドやソファの下など、普段から掃除しづらい場所が多い場合は、ヘッドの形状や動きやすさをしっかりチェックすることが重要です。

ヘッドが自由に動き、隙間までスムーズに掃除できるモデルを選ぶことで、日々の掃除がずっと楽になります。

⑨知名度が低いメーカーで故障時に困る

価格が安いという理由だけで知名度の低いメーカーの掃除機を選ぶと、故障や不具合が起きたときに困る可能性があります。部品が入手困難であったり、修理や保証が十分でなかったりすると、結局買い替えが必要になってしまいます。

掃除機は長く使う家電なので、安心して使い続けるためには、国内でしっかりサポートが受けられるメーカーを選ぶことが大切です。メーカーの保証期間やサポート体制を購入前に確認しましょう。

⑩価格が高すぎてコストパフォーマンスが悪い

高機能の掃除機でも、自分に必要のない機能が多く搭載されていると、購入後の満足度が下がります。高価な掃除機を買えば良い掃除機だとは限りません。

特に、機能が多すぎて使いこなせない場合や、高額でも耐久性がそれほど良くない場合、結果的にコストパフォーマンスが悪く感じられます。掃除機選びでは、自分の生活スタイルや掃除環境をよく考えて、必要な機能に絞ったうえで予算を決めましょう。

失敗しない掃除機の選び方ガイド

掃除機選びで後悔しないためには、自宅の環境や掃除スタイルを明確にしたうえで、購入前に重要なポイントを確認しておく必要があります。

掃除する場所や床材に合ったタイプを決める

掃除機のタイプは床材や生活環境に大きく左右されます。フローリングが中心の場合、吸引力が中程度(100W以上)で床を傷つけにくいスティック型やコードレス掃除機が適しています。

スティック型やコードレス掃除機は、軽量で手軽に取り回せるメリットがありますが、バッテリー駆動が基本のため、バッテリー寿命や持続時間にも注意が必要です。

一方、カーペットやラグが多い場合やペットを飼っている家庭では、吸引力が強い(150W以上)コード式のキャニスター型掃除機がおすすめです。

キャニスター型はモーターが強力で長時間の運転が可能ですが、本体がやや重く場所を取るため、収納スペースを確保する必要があります。家具の多い家庭や掃除スペースが狭い場合はヘッドが動かしやすいタイプを選びましょう。

日々使いやすい重さを確認する

掃除機の重量は使用感や快適性を左右します。特に掃除機を使って階段を掃除したり、部屋間を頻繁に移動したりする家庭では、重い掃除機は疲労感や負担の原因になります。力の弱い女性や高齢の方には2kg以下の軽量モデルが理想的です。

ただし、軽さを追求するあまり吸引力やバッテリー性能が犠牲になっている製品もあるため、実際の吸引力や稼働時間とのバランスを考えながらモデルを選ぶのがポイントです。店頭で実際に持ち上げて使用感を確かめるのも効果的でしょう。

ゴミ捨て方法をライフスタイルに合わせる

掃除機はゴミを捨てる際に意外なストレスを感じることがあります。衛生的で手軽にゴミを処理したい方には紙パック式がおすすめです。ただし、紙パックの購入費用(年間1,000~3,000円程度)が継続的にかかります。

一方、サイクロン式は紙パックのコストが不要ですが、ゴミ捨て時にホコリが舞いやすく、ダストカップやフィルターの掃除に手間がかかります。そのため、手入れが簡単な構造やゴミ圧縮機能を搭載したモデルを選ぶと快適に使えます。ダストカップ容量は0.5L以上を目安にすると頻繁なゴミ捨ての手間が軽減されます。

静音性は生活環境に合わせて慎重に選ぶ

掃除機の騒音は使い勝手に大きく影響します。特に集合住宅や小さなお子さんがいる家庭では、静音性が重要なポイントです。掃除機の騒音は通常60dB〜70dB程度ですが、65dB以下の静音モデルを選べば、早朝や夜間でもストレスなく掃除が可能になります。

また、静音モデルは吸引力が控えめになることもあるので、吸引力とのバランスが取れた製品を選びましょう。

コードレス掃除機はバッテリーの「実際の使用時間」を確認する

コードレス掃除機は便利な一方、バッテリー性能が掃除効率に直結します。カタログの「最大使用時間」は通常モードでの計測であり、実際に使用することの多い強モードでの実働時間は表示より短くなります。

強モードで最低20分〜30分は稼働する機種を選ぶのが実用的です。また、バッテリーは消耗品で、交換に数千円〜1万円程度の費用がかかるケースもあります。バッテリーの交換費用や入手性についても事前に確認しておくと安心です。

掃除機のメンテナンス性も見逃さない

掃除機は日々使うほど性能が低下しやすいため、メンテナンスが手軽な製品を選ぶことが大切です。フィルターやブラシなどが簡単に取り外せて丸洗い可能なものを選べば、長期間性能を維持できます。

また、自動ブラシ掃除機能やフィルター交換ランプ付きモデルを選ぶと、メンテナンスのタイミングが分かりやすく、手間を最小限に抑えることができます。購入前にメンテナンス方法を必ず確認し、実際の手入れが負担にならないものを選びましょう。

購入前に口コミや保証内容を必ずチェックする

掃除機は性能だけでなく耐久性や使い勝手も重要な家電です。メーカーの仕様だけではわからない使用感や耐久性を確認するために、実際に使っている人の口コミやレビューを参考にしましょう。

特に、悪い口コミから同じパターンの欠点を見つけることで、購入後の後悔を防げます。また、万一の故障時に備え、メーカーの保証期間(最低1年以上推奨)や修理対応などのアフターサポートについても確認しておくことが重要です。

まとめ

掃除機選びで最も大切なことは、自分が掃除をするシーンを具体的に想像することです。単に機能や性能が優れているだけではなく、自宅の広さや掃除する頻度、体力などを踏まえて選ぶことが後悔しないための秘訣です。また、家電量販店で実際に手に取って重さや使いやすさを確認するのも非常に効果的です。購入前に少し手間をかけるだけで、毎日の掃除が驚くほど快適になるでしょう。

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