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洗濯物を「たたまない」でカゴに投げ込むメリット
「洗濯物はたたまないでカゴに入れっぱなし、これがOKならどんなに楽か!」そう思っている方は、ぜひこの記事を読んでください。洗濯物をたたまないでカゴのまま収納する方法を紹介します。
毎日のように洗濯し、乾いた洗濯物をたたむ作業ってホントに面倒!たたんだら今度は家族別にクローゼットや引き出しの中へ収納しなきゃならないし…うんざりしますよね。
もし、このたたんで収納する作業をしなかったら、どんなメリットがあるのでしょうか?
時間を有効に使える
洗濯物を取り込んでたたみ終わるまで、およそ7~10分。たたんだ洗濯物を各自の部屋に持って行って、クローゼットや引き出しの中などにしまい終わるのにおよそ5分。家族が多ければ多いほど、それ以上に時間がかかってしまいます。
ところが、洗濯物をたたまないで、靴下や下着、タオル類をカゴに投げ込み、ハンガーにかかったものはそのままクローゼットに移動する流れを作ると、所要時間を1/3に減らすことができるんです。
洗濯物をたたむ手間をなくすことが出来たら、10~15分かかっていたものが、3~5分以内で完了し、その時間を他の家事に回すことができるようになります。
部屋をきれいに保てる
乾いた洗濯物を取り込んでリビングに置いたのはいいけれど、たたむタイミングがなくてそのまま室内に置きっぱなしにすることってありますよね。
短い時間だとしても、ソファの上にバサッと置いたのでは生活感丸出しになってリビングのインテリアも台無しになってしまいます。
洗濯物を取り込むのと同時に、たたまないでカゴに投げ込んで収納する方法だと、常に部屋が散らからず居心地がよい状態をキープできます。
ハンガーから外したあとの洗濯物が山になることもないでしょうし、おしゃれなカゴを使えば見た目も気にならないですよね。
ストレスが軽減する
乾いた洗濯物の山を目の前にしてうんざりした経験はどなたにもあることでしょう。たたんで収納するのに時間がかかるからと面倒に感じていた家事が、短い時間で簡単に終わると思うと気がラクになります。
そのうえ、たたまずにカゴに投げ込むだけなので労力がかからず気軽にできる作業です。終わらせたあとの達成感も大きく、面倒だった家事のひとつから解放されてストレスが軽減されること間違いなし!でしょう。
<たたまないでカゴに入れる収納が向いている人>
たたまないでカゴに入れる収納が向いているのは主にどんな人でしょうか?
- 整理整頓が苦手
- 家族の人数が多い
- 忙しくて時間がない
- 家事の負担を少しでも減らしたい
- クローゼットや引き出しのスペースが足りない
このような方はコツやアイデアを活かしながら、たたまない収納を実践してみてください。カゴ収納するのに向いているものについては次の章で紹介しましょう。
《 ポイント 》
- 他の家事に回して時間を有効に使える。
- 置きっぱなしにして部屋を散らかさない。
- たたむ作業から解放されてストレスが軽減される。
たたまないでカゴ収納に向いているもの
ここでは洗濯物をたたまないでカゴに収納するのに向いている衣類をご紹介します。
シワになりにくいもの
洋服によっては丁寧にたたみ、クローゼットやタンスなどに収納したほうが良いものもあります。例えば、シワになりやすい「麻」素材のものや、TシャツやYシャツはそのままカゴの中に入れておくと、どうしてもシワになってしまいます。
人の目につきやすいTシャツやYシャツは、シワが無い方が見栄えがよくなりますので、カゴに入れておくよりは、ハンガーに吊るしておくかたたんで収納した方がよいでしょう。
ちなみに、シワになりにくい素材は「ポリエステル、ナイロン、ウール」などです。
下着類や靴下
ブラジャーやショーツ、タンクトップなどの下着類は、引き出しの中にきれいに並べるものと思い込んでいますが、たたむのをやめてカゴや引き出しにポイッと入れるだけにしても差し支えありません。
ヒートテックやエアリズムなどもシワになるようなものではないので問題ないでしょう。目当てのものを即座に選び出せるか心配と思いがちですが、探す手間がそれほどかからないことに気づくでしょう。
どうしても、靴下のペアを探す時間を省きたい方は、靴下を全部同じ色、同じ形のものにしてもいいかもしれませんね。
タオル類
脱衣所や洗面所にタオル専用のかごを置いて、タオルをそこから取り出してそのまま使うようにしたらいかがでしょうか?
たたまないからと言って、使い心地が悪くなるものではありません。フェイスタオルとバスタオルをたたまないだけでも、かなり時間を省けたように感じるのではないでしょうか。
フリース素材のもの
形を整えてから風通しの良い場所で陰干しをしたフリースは、ふわふわしたフリース独特の触感を失わないように、収納カゴの中にふんわりと入れておきましょう。
《 ポイント 》
- 麻素材のもの、TシャツやYシャツはカゴの中に入れておくとシワになりやすい。
- 下着類や靴下はカゴに入れても探す手間がそれほどかからない。
- 脱衣所や洗面所にタオル専用のかごを置く。
- フリースは収納カゴの中にふんわりと入れるようにする。
たたまないでカゴに収納する時のコツ
大きなカゴを使う
普段着や洗濯物などをたたまないでポイポイ入れる収納にうってつけなのは、たくさん入れられる大きめなカゴでしょう。
「自分用」や「家族用」などに分けて、各自が自由に入れ物を使用できるようにしておくと、わかりやすくて使い勝手がよくなります。
カゴを家族別に用意して、下着などはたたまずそのまま入れて収納してしまいましょう。ふたを開け閉めする必要がないので、物をポンポン投げ込む収納に適した収納グッズといえます。
たくさん入れられるからといって、詰め込み過ぎるとシワになるので注意してくださいね。
おしゃれな分別ボックスを活用する
忙しく暮らしているとついつい洗濯物を山積みにしてしまいがちです。そのような場合には口が大きく開くボックスに分別して入れておくと、見た目も気持ちもスッキリします。
デザインが統一されたボックスを並べるとオープン棚の使い方も美しく保てるうえに、中が見えにくいので安心できるでしょう。また、布製ソフトボックスだとおしゃれ感があり、素材も衣類にマッチするのでおすすめです。
シワになるものはハンガーを使う
シワになりやすいシャツ類は、ハンガーにかけて干し、乾いたらハンガーから外してたたみ、引き出しに収納する、というのがおおよその流れですよね。それをたたまないでハンガーに干したままの状態でクローゼットに入れてしまえば、片付けが面倒でなくなります。
洗濯物が乾いたら、ハンガーをそのままクローゼットの中に移動させるだけなので、これならシワにならずに済むグットアイデアではないでしょうか?
Tシャツやタンクトップ、パーカーなどをたたむのをやめただけで、かなりの時短になりますよ。
《 ポイント 》
- カゴに詰め込み過ぎるとシワになってしまう。
- 口が大きく開くボックスを家族別に用意する。
- 乾いたらハンガーに干したままクローゼットに収納する。
たたまないで収納するために便利なアイテム
強度のある「突っ張り棒」を使う
突っ張り棒は家の中で「かける場所」を増やすことができる便利なアイテムです。
重めのパーカーやズボンもかけかれる強度を持つ突っ張り棒だと、クギやネジで設置する必要がないので、賃貸住宅でも使用でき重宝します。
細い突っ張り棒だと耐荷重に耐えられずに、棒が外れたり折れてしまう可能性があるので、注意してくださいね。大きいものだと耐荷重量が150kgまでOKというものまで販売されているようです。
バルコロールを使う
出典:Amazon
バルコロールとは、ロープの持ち手が付いた、船のようなカーブのバスケットです。柔らかいプラスティック製のものが多く、使わない時にはスタッキングも出来るのが特徴です。
家族それぞれのバルコロールを準備して、ポイポイ収納するといいですよね。クローゼットや押し入れなどにそのまま入れられるので、毎日の家事がラクになるでしょう。
かわいいバッグに入れる
布製やビニール製のかわいいバックは、100均でも豊富に売られています。たくさんの種類の中から大きめのバックを探してたたまない入れ方をしてみましょう。
そのまま閉じてクローゼットや押し入れの中に入れておくと外から見えないので安心ですし、バックをフックにかけて下げておくこともできます。これなら押し入れを開けてもごちゃごちゃした印象を与えません。
引き出しの中にカゴを入れて使う
たたまないものを1ヵ所にただ突っ込んでいるだけだと、どこに何があるかわからなくなってしまいます。
そこで、ふだん使っている収納ボックスやタンスの引き出しに、小さめのカゴを入れてそれぞれカテゴリー別に仕分けておきましょう。
特に透明の衣装ケースは奥行が長いので、ぐちゃぐちゃに突っ込むよりはカゴでスペースを調整した中に入れるほうが把握しやすくなります。
「メッシュカゴ」に入れる
クローゼットの中にはいつもメッシュカゴを置いておき、洗濯物が乾いたら入れられるようにするのがおすすめです。
メッシュ素材であれば何かすぐに分かるので、マフラーなどのように使いたいときにすぐに取り出せる便利なアイテムのひとつでしょう。
3段ラックの洗濯カゴを使う
出典:Amazon
一番上にTシャツ、真ん中に下着類、そして一番下にソックスを入れるなど、乾いた洗濯物をカゴにざっくりと入れます。
ラックタイプのカゴだとスペースを大きく占領しないので、洗面所や脱衣所に置いておしゃれ感を演出できるでしょう。
《 ポイント 》
- ハンガーをかける場所を増やすことができる突っ張り棒。
- バルコロール、布製やビニール製の大きめのバック。
- 収納ボックスやタンスの引き出しにカゴを入れて仕切りにする。
- 中が見やすいメッシュ素材のカゴ。
- ラックタイプのカゴはスペースを占領しない。
洗濯を効率よく済ますコツ
効率良く洗濯物をたたまないでカゴに収納するポイントを紹介します。
干す順番や干す位置など決めておく
洗濯するアイテムの干す順番や干す位置など決めておくと収納する際にスムーズに進み、家事の効率が上がります。
ある程度仕分けしてから干しておくと、あとは乾いた洗濯物を人別にそのままカゴやボックスに放り込むだけです。
ハンガーにかけたものはそのままクローゼットにしまう
洗濯した衣類を吊るすのか、それともたたんで収納するのかは人によって判断が分かれます。
たまにしか着ないという場合にはたたんで引き出しに収納しておきますが、頻繁に着るものであればハンガーで吊るして収納すると断然効率がよいでしょう。
ハンガー収納は自分が着たい洋服が一目で分かり、探す手間がないというメリット以外にも、洗濯物をたたむ必要がないので、家事の時間を減らすことにも繋がります。
また、ハンガーにかけたままの収納は、たたむ収納に比べると寄れてシワになりにくいので、洗濯を干すときにシワを軽く伸ばしておくだけで形をキープすることができます。
ただし、セーターなどはハンガーにかけっぱなしにしていると型崩れをおこして伸びてしまうものもあるので気を付けてくださいね。
《 ポイント 》
- 干す順番や干す位置など決めておく。
- ハンガーで吊るしたまま収納するとシワになりにくい。
最後に
洗濯物をたたまないでカゴ収納するコツや、便利なアイテムを紹介しました。これならたたまない収納ができて、家事がラクになる!と思えるようなお気に入りのものは見つかりましたか?
少し前までは、洗濯物が乾いたらたたんで収納するのが一般的でしたが、家事に仕事に大忙しの現代では、少しでも家事の時間を短縮したいと考えている方は多いようです。たたまないでカゴに収納する方法を実践したことで、手間と時間が短縮でき自由な時間が増えたと喜んでいる方もいることでしょう。
見せる収納や見せない収納など、ご家庭に合ったお好みのものを選んで、今日からでもできるたたまない収納を生活に取り入れてみてはいかかでしょうか。家事の手間を軽くすることで、家族との大事な時間をふやすことができますよ!