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便利で使用用途が多い乾電池
私たちの生活の中で、乾電池は欠かせないものです。災害時にも役に立つので、買いだめをしている家庭も少なくありません。いろいろな用途で使用できる乾電池ですが、注意して使用しないと思わぬ事故が起こる可能性があります。
身近なもので、なおかつ使用頻度の高いものだからこそ、やってはいけないNGな使用方法を把握しておきましょう。
乾電池にしてはいけない『絶対NG行為』5選
乾電池にしてはいけない使用方法をご紹介します。ついうっかりやってしまいがちな使用方法も紹介しているので、チェックしてみましょう。
1.種類が違う電池と混ぜて使う
乾電池には、いくつかの種類があります。電池の種類や銘柄の数だけ、少しずつ特徴が異なっているので、種類と銘柄が異なる電池を一緒に使用するのは危険!機械のショートや電池の破裂などの原因になります。
電池を交換するときは、同じタイミングですべての電池を交換しましょう。まだ残りがあるときはもったいないような気もしますが、思わぬ事故の防止につながります。
2.+と-を反対に装着する
どんな機械にも、電池を入れる場所には+と-の指示が書かれていますよね。端子は指定されている向きに合わせてセットしなければ、電池内の電気が機械に流れないため機械が思うように動いてくれません。
それだけでなく、端子の向きを間違えたまま放置すると、電池内の液が漏れてしまったり、電池が熱を持ってしまうことがあります。最悪の場合破裂してしまうので、非常に危険です。
3.長期間使用しないものに乾電池を入れっぱなしにする
子どものおもちゃや家電の買い替えなど、今まで使っていたけれどいつの間にか使わなくなったものに乾電池を入れっぱなしにしてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。長期間使用しないものに乾電池を入れっぱなしにしてしまうと、電池内の液が漏れてきてしまいます。
長期間使用しないものからは、できるだけ早く乾電池を取り出しておきましょう。電池を取り出すと、機械内のデータなどがリセットしてしまうものもあるので、電池を取り出す前に一度取扱説明書を確認してから電池を取り出してくださいね。
4.乾電池と金属製のものを一緒にカバンに入れる
カバンの中に乾電池と金属製のものを入れるのは、とても危険です。カバンに入れやすい金属製のもは、以下のものです。
- カギ
- キーホルダー
- ヘアピン
- コイン
金属製のものと電池の端子が触れると、電池がショートしてしまい、発煙や発火の原因になります。カバンそのものが燃えやすい素材だったらケガをしてしまう可能性もあるので、十分注意しましょう。
5.直射日光に当て続けたり温度が高い場所に放置
乾電池は、直射日光や高温が苦手です。
- 直射日光を浴び続ける…液漏れや発熱、破裂の危険
- 高温の場所に放置…液が漏れ、電池の寿命を縮める
乾電池は、できるだけ気温が低くい日光の当たらない場所で保管しましょう。
乾電池を扱うときの注意点
乾電池を使用するとき、以下のような点に気を付けてください。
- いつのものかよくわからない、古い乾電池は使用しない
- 使用中や保管しているときに、発熱や変形がみられたら使用しない
- 破棄するときは、端子の先をテープで巻いて絶縁する
- 電池に水をかけない
- 電池を皮膚に押し当てない
- 口の中に入れない
- 電池内の液体が皮膚や目に付着したら、すぐに水で洗って医師の治療を受ける
電池の使用方法は、決して難しくありません。基本的な使用方法や注意点を把握して、電池を安全にフル活用しましょう。
まとめ
乾電池は、コンパクトなサイズで幅広い用途で使用されています。正しい使い方を守り、適切な使い方を守って電池を有効活用しましょう。