目次
夜のアイスはやっぱり太る?
夜にアイスを食べると太ると言われています。アイスは基本的に多量の砂糖を使用しているので、いつ食べても結果は同じじゃないの?と考えてしまうかもしれませんが、実際に夜アイスを食べることで太る理由があります。
冷えることで太る
夜アイスを食べることで体が冷えて内臓の機能は低下してしまいます。内臓の機能が低下してしまった場合にはむくみやすくなり、それが脂肪になってその結果太ってしまいます。
体が冷えて血行が悪くなってしまった場合にはセルライトができやすくなってしまうので、太るだけではなく痩せにくくなってしまいます。
ホルモン分泌量が原因で太る
夜寝る前にアイスを食べたとしましょう。すると寝ようとしているときに胃腸が働いてしまいます。
胃腸が働いているということは眠っても眠りが浅くなってしまうため、脂肪を燃焼させようとするホルモンの分泌量が減少してしまいます。燃焼率が下がってしまうことで太るという結論に達します。
アイスは高カロリーだから太る
アイスはご飯1膳分を食べるよりも実はカロリーが高いのです。ご飯は1膳で約230kcalですが、アイスは250kcalを超えます。夜の食事のあとにご飯1膳以上のカロリーを摂取することになります。
太る原因と言われる糖分に加えて、燃焼力も落ちているときに高カロリーのものを摂取するということは、消化できずに体に蓄えられてしまうので太る原因になってしまいます。
夜は昼間と比較すると運動量が少なくなってしまうので、太る条件が整ってしまいます。また昼間は代謝されるものが、蓄積されることになるので昼間よりも20倍太りやすいとも言われています。
《 ポイント 》
- 夜は運動量が減るため代謝が落ちています。
- 夜寝る間際の場合には消化のために胃腸が働くので眠りも浅くなってしまい、脂肪燃焼のためのホルモンの分泌量も下がってしまいます。
- 夜アイスを食べると体が冷えて血行が悪くなるので脂肪も付きやすくなるため太ると言われています。
夜にアイスを食べる時に気をつけたい事
どうしても夜にアイスを食べたいと思ってしまった場合には、太らないためにも気をつけておきたいことがあるので確認しておきましょう。
夜に食べる食事の量は少なめにする
夜にアイスを食べるときに太らないように気をつけたいことは、アイスを食べる分だけ夜の食事の量を減らすことです。
太る理由は摂取したカロリーが消費するカロリーを上回ってしまうことが原因ですので、3食普通に食事をした上で、アイスも食べると考えると消費するカロリ-よりも摂取するカロリーが上回ってしまいます。
アイスを夜食べたいと考えた場合は、夜の食事の量を少なめにして、1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように調整しましょう。夜も普通に食べてしまったのにどうしてもアイスが食べたいという場合は、翌日の食事を減らすなどの調整をしましょう。
夜遅くの時間帯に食べないようにする
夜は体温も下がる傾向にあって運動量も減ることから、当然代謝も悪くなってしまいます。
夜遅くの時間帯となる寝る前にアイスを食べてしまうと胃腸の消化器官が働くので、睡眠を妨げ眠りが浅くなってしまいます。このことが原因で脂肪は蓄積されやすくなってしまうので注意が必要です。
《 ポイント 》
- 夜にアイスをどうしても食べたい場合は、太りやすくなってしまうので夜の食事の量を少なめにして1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように調整しましょう。
- 夜遅くの時間にアイスを食べてしまうと消化器官が働いて睡眠を妨げ眠りが浅くなってしまい脂肪が蓄積されやすい状態になってしまうので注意しましょう。
夜に食べるおすすめのアイス
アイスには4つの種類があります。アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓で、これは含まれている乳成分の量で分けられています。
アイスの種類を理解して夜に食べると考えた場合におすすめのアイスを選べるようになりましょう。
アイスクリーム
アイスクリームに分類されているアイスは、乳固形成分が15%以上で、乳脂肪分が8%以上というアイスの4種類の中でも最もミルク感を楽しめるアイスです。
乳成分はカロリーが高いので太りやすくなってしまうのでは?と考えてしまうかもしれませんが、実際のところ乳成分の量が直接摂取カロリーに繋がっているという訳ではありません。
アイスミルク
アイスミルクに分類されているアイスは、アイスクリームと比較してみると乳成分が少なめになっています。乳固形成分が10%以上で、乳脂肪分が3%以上になり、牛乳と同じ程度の乳成分が含まれています。
但し、乳脂肪分が少ない分植物性油脂成分が使われていることもあるので、カロリー的には高めになってしまうことが多くなる場合があります。
ラクトアイス
ラクトアイスに分類されているアイスは、アイスクリームやアイスミルクに分類されているアイスとは比較して乳成分量が少なくなります。乳個性成分が3%以上で、乳脂肪分は含まれていません。
但し、植物性油脂が多く使用されているので他の分類のアイスと比較した場合、高カロリーのアイスとなっています。
氷菓
氷菓に分類されているアイスは、アイスの中でも低カロリーとなっています。
シャーベットやアイスキャンディーといったアイスが氷菓として分類され主に果汁を凍らせて作られているため乳固形成分がほとんど含まれていません。氷菓の成分はほとんどが水分となるので低カロリーになっています。
アイスは主に4つの種類に分類されていることが理解できましたね?この分類を理解することで夜に食べるべきアイスがわかると思います。
夜に食べるおすすめのアイスは「氷菓」
上記で紹介した通り、氷菓は他の種類に分類されているアイスと比較すると最もカロリーが低いアイスになります。
氷菓と分類されているアイスの乳固形成分は3%未満ということに加えて油脂成分も少ないため夜に食べるアイスとしておすすめです。
氷菓に分類されるかき氷の場合は、シロップの量を少なめに調整してかけることでカロリーオフすることができます。
但し、練乳をたっぷり掛けてしまったり、糖分が多く含まれているものをシロップにしてしまうと高カロリーになってしまうので注意しなければいけません。
《 ポイント 》
- アイスの分類から夜に食べるのにおすすめのアイスは「氷菓」となります。
- 氷菓に分類されるアイスは乳固形成分が少なく果汁を凍らせて作られていることも多く、成分のほとんどが水となるので低カロリーになります。
- 練乳や糖分を多く使用しているものは高カロリーになるので注意が必要です。低カロリーのアイスなのでダイエット中は夜に食べるアイスとしてもおすすめできます。
- 夜に氷菓以外のアイスがどうしても食べたい場合には量を調整して少なめにするといった工夫をして摂取カロリーを抑えるようにしましょう。
アイスにはダイエット効果がある?
夜に食べるアイスは太りやすいと言われている一方で、アイスはダイエットに良いと言われていることをご存じですか?
なぜアイスのような多量の砂糖が使用されているものがダイエットに良いとされているのかその理由を解説します。
理由①:炭水化物の摂取量が抑えられる
食事前にアイスなどの甘いものを食べることで血糖値が上がり空腹感が薄れるため、太る原因と言われている炭水化物の摂取量を少なく抑えることができると言われています。
理由②:血糖値の上昇が穏やか
クッキーやケーキなどのお菓子類と比較すると、アイスを食べた時の血糖値の上がり方は穏やかになるので太りにくいと言われています。
理由③:アイスで冷えた体を温めるため脂肪が燃焼する
夜とは逆の活動時間にアイスを食べた場合、冷たいアイスが体内に入って体温が下がると、体は体温を上げようとして脂肪を燃焼させてくれると言われています。
理由④:アイスの乳脂肪が体に溜まりずらい
乳脂肪には食べてからすぐにエネルギーに変わるものと体内に脂肪として蓄積されてしまうものの2種類に別れるのですが、アイスに含まれている乳脂肪は食べてからすぐにエネルギーに変わるものなので、アイスを食べても太りにくいと言われています。
理由⑤:乳糖とバニラの成分が脂肪の増加を抑える
アイスに含まれている乳糖には内臓脂肪や皮下脂肪を抑える効果があるとされている上に、バニラに含まれている成分には肥満を抑制する効果があると言われています。
《 ポイント 》
- アイスがダイエットに良いと言われている理由を紹介しましたが、食事の代わりにアイスを食べるという方法ではありません。
- あくまでも運動量が多い時間に適切な量のアイスを食べたときに他のお菓子を食べるよりも効果があるということになります。
- アイスを食べ過ぎてしまった場合には結果として太ってしまうので注意してください。
アイス以外に夜に避けたほうがいい食べ物
アイス以外にも夜に食べることを避けたほうがいい食べ物をいくつか挙げて紹介ます。
夜に避けたほうが良いとされる食べ物は、脂肪に変わりやすい脂質と糖質を多く含んでいる食べ物です。ご飯やパンや麺類などの炭水化物は当たり前なのですが、果物やスナック菓子やチョコレートやクッキーなどのお菓子も食べるのを避けましょう。
夜にお腹が減ってどうしても何かを食べたいという場合には、脂質と糖質をあまり含んでいない食べ物でタンパク質やビタミンやミネラルが豊富な食べ物です。
但しタンパク質と言っても肉は消費に時間がかかってしまうのでおすすめすることはできません。消化器官に負担の少ないチーズやヨーグルトがおすすめとなります。
また、スルメや昆布やガムといった、なかなか噛み切れなかったり、飲み込めないものなどよく噛むものは食べるまでに時間も掛るので低カロリーでも満腹感を得ることができるのでおすすめです。
《 ポイント 》
- アイス以外で夜に避けたほうがいい食べ物は、脂質と糖質を多く含んでいる食べ物です。
- 果物やスナック菓子やチョコレートやクッキーなどのお菓子も夜は食べないようにしましょう。
最後に
アイスは糖分の塊ということもあり、余分な糖が脂肪として蓄えられてしまうので、夜に食べることをお勧めできるものではありませんが、どうしても夜にアイスが食べたくなってしまったら、カロリーの低い氷菓を選んで食べるようにしましょう。
また氷菓以外のアイスを夜に食べる場合には食べる量を調整して少なめにするなどの工夫をして食べるようにして、アイスを食べ過ぎないように気をつけましょう。