目次
キャベツは9割が水分!水分量が特に多い野菜の1つ
和食や中華、洋食など、多くの料理に活躍するキャベツは、幅広く使える便利な葉野菜です。そんなキャベツは水分量が約9割を占めているため、野菜の中でも特に水分量の多い野菜として知られています。
水分を多く含むキャベツは、一見傷みやすく長持ちしない食材と思われがちですが、正しく保存することで、約2週間は保存することができる優れものでもあります。そのため、多くのご家庭で重宝されていますよね。
免疫力を高めてくれる栄養素も豊富
大半を水分で占めているキャベツですが、含まれている栄養素は体の健康を維持してくれる効果のあるものばかりです。ビタミンCは疲労回復や風邪予防に効きますし、キャベジンという呼び名で知られているビタミンUは、胃や十二指腸に対する潰瘍に効果があります。
また、胃もたれや胸焼けを予防、緩和してくれるジアスターゼも、大根より多く含んでいるなど、キャベツは胃や腸、免疫力向上に効果の高い野菜なのです。
キャベツの正しい保存方法をおさらい!
キャベツは0~5℃の環境下で保存することが望ましい野菜です。そのため、冷蔵保存が基本です。正しい方法で冷蔵保存すれば、約2週間、冬場であれば1ヶ月長持ちする食材です。ここでは、キャベツを一玉丸ごと冷蔵保存する方法を紹介します。
- 芯をくり抜く
- 芯があった部分に水分を含ませたキッチンペーパーを詰める
- ビニール袋に入れて冷蔵室に保存
キャベツは芯の部分から腐っていくため、買って帰ってきたら、まずキャベツの芯をくり抜いておきましょう。そうすることで、腐敗を遅らせることができます。また、水分を蒸発させないために、水で濡らしたキッチンペーパーを詰めることも忘れないでください。
カットしてしまうと一気に消費期限が縮まる
一玉丸ごと冷蔵保存すると、約2週間は長持ちするキャベツですが、カットしてしまうと消費期限が縮まります。カットしたキャベツの消費期限は、通常約3~5日と言われています。期限が一気に短くなってしまうことがわかりますよね。
しかし、一玉丸ごと2週間冷蔵保存し、尚且つ、一気に一玉を使い切ることはなかなか難しいです。その場合は、カットしたキャベツをフリーザーパックに入れ、冷凍保存する方法がおすすめです。
キャベツを冷凍した場合、切り方によって保存期間が異なりますが、約2週間~1ヶ月ほど長持ちします。
食べてはいけない『キャベツ』の特徴5選
最後に、すでに腐っていて食べることができないキャベツの特徴を5つ紹介します。腐ったキャベツを食べてしまうと、腹痛や下痢といった体調不良を引き起こす恐れがあります。特に小さなお子様やご年配の方がいるご家庭では注意しましょう。
1.葉の部分が溶ける
多くの水分量を含むキャベツは、腐敗が始まると内部から水分が漏れ出てしまい、葉の部分に浸透することで溶けてしまいます。触った時にとろみを感じた場合は、すでに腐っているため、使わずに廃棄するようにしましょう。
2.茶色い水分が出てきている
腐ったキャベツから漏れ出た水分は、茶色く変色していることが多いです。キャベツを冷蔵保存する場合、袋に入れて保存する人が多いと思うので、袋の中に茶色い水分が漏れ出ている場合は廃棄してください。
3.芯の部分が黒く変色している
キャベツは中から腐敗が始まります。そのため、最初に腐ってしまうのは芯の部分です。芯の部分が腐り始めると、黒く変色し始めるので、長期間放置してしまったキャベツは、使う前に芯の部分を確認してから調理すると安心です。
4.葉の部分が黒く変色し始めている
芯の部分が黒く変色した後、徐々に変色が葉の部分へと行き渡ります。使おうと思い様子を見ると、葉の部分が少しずつ黒く変色し始めていたということはありませんか。これはすでに腐敗が進行しているサインです。
また、キャベツは水分量が多い食材です。そのため、カビも生えやすいです。カビが生えたキャベツは、雑菌が繁殖している恐れがあるため、食べずに廃棄するようにしてください。
5.酸っぱい臭いを放っている
キャベツは腐ると異臭を放つことがあります。腐敗臭の他にも、鼻にツンと突き刺さるような酸っぱい臭いを放つことがあるので、使う前には必ず臭いも確認しておきましょう。
見た目に異変が現われていなくても、臭いに異変が現われている場合は、腐っている可能性が高いです。無理に使おうとせず、捨てることを推奨します。
腐ったキャベツは食中毒の危険性あり!食べずに廃棄して
今回は食べてはいけないキャベツの特徴や正しい保存方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。腐ったキャベツは腹痛や下痢といった食中毒症状を引き起こす恐れがあるため、無理に食べようとせず、廃棄するようにしてください。