目次
第一印象はその後の関係に大きな影響を与える
ビジネスにおいても人間関係においても、第一印象はその後の関係に大きな影響を与える重要な場面だと言われています。
人間は最初に得た情報に影響されやすい傾向があり、第一印象で好印象を与えられると、その人の他の一面もよく見えるといった効果が働きやすいです。
反対に、第一印象で悪い印象を与えてしまうと、その後、ことあるごとに疑念を抱かれたり悪い面ばかりをフォーカスされやすくなったりとデメリットが大きくなります。
人間関係を円滑に進めるためにも、初対面の相手と挨拶・会話する際は、特に話し方や態度、提供する話題に気をつけましょう。
初対面で嫌われる『絶対ダメなバッドマナー』5選
では、どのような行為が初対面で嫌われがちなのでしょうか。身だしなみをきちんと整えることは大前提として、ここで紹介する初対面で嫌われるバッドマナーも把握しておきましょう。
1.仏頂面で無愛想な対応
初対面の相手が仏頂面で、態度も無愛想だった場合、身だしなみがきちんと整えられていても、話している内容が優れていても「なんだか嫌な感じだな」「早く話を切り上げたいな」と感じる人が多いと思います。
このように、初対面の相手に対して無愛想な態度を取ったり、笑顔もなく無表情で接してしまうと、相手にネガティブな感情を抱かせかねません。
2.距離感が近く馴れ馴れしい態度
無愛想な人は第一印象が悪くなりがちですが、初対面から距離感が近く、馴れ馴れしい態度をとる人も相手に不快感を与えやすいので気をつけてください。
初対面なのにフランクすぎる言葉遣いで話したり、ボディタッチをしたり、揶揄うような会話を入れたりすると、相手は「馴れ馴れしいな」と不快感を覚えてしまうでしょう。
初対面では、なるべく落ち着いた態度で、ある程度の距離感を保ちつつフレンドリーな対応を心がけるのが吉です。
3.自慢話や過度な自虐ネタを話題にする
初対面の相手と会話が弾んだ際、つい自分の自慢話は自虐ネタを披露してしまうことはありませんか。相手と話が弾んでいるからといって、初対面で自慢話をしてしまうと「なんだか傲慢だな」と思われたり、過度な自虐ネタは「返しに困る人だな」と困惑させてしまいます。
自虐ネタは、会話を盛り上げる一種のツールとして役立つことはありますが、初対面から取り入れるのは少々難易度が高いです。初対面の相手との会話では、相手が返しに困るような話題は避けましょう。
4.プライベートな情報を詮索する
初対面の相手と会った時、相手のことをもっとよく知りたいと思う人も多いでしょう。しかし、あまりにプライベートな情報を詮索するような会話回しは避けてください。
具体的に、質問してしまうと初対面の相手に嫌われがちな話題は以下の通りです。
- 年齢
- 結婚の有無
- 子どもの有無
- 家族構成
- 住んでいる場所
- 学歴
- 勤め先
- お金にまつわる話
これらの情報は、どこに地雷が潜んでいるかもわかりません。悪気はなくとも相手を不快にさせてしまったり、そもそも個人情報を詮索されることを嫌う人も多くいるので、避けるのが無難でしょう。
5.相手の話を遮ったり横取りしたりする
初対面の相手と会話が弾んだ際、相手の話に前のめりになってしまい、相手の話を遮ったり自分の話へとすり替えたりする行為はタブーです。
悪気はなくとも遮られたり横取りされたりした側は不満に思います。また、こうした会話の進め方ばかりしていると、相手から「自己中心的な人だな」「相手の話を聞かない人なんだな」と悪い印象を与えてしまうでしょう。
初対面で好印象を持ってもらうために意識すべきこと
初対面で好印象を持ってもらうためには、まず以下のポイントを押さえましょう。
- 身だしなみはきちんと整える
- 柔らかい笑顔を意識する
- 穏やかで落ち着いた態度で会話する
- 相手の話は最後まで聞き、適度に相槌を打つ
- 相手の話に共感を示し、相手の話を詮索しすぎないように深掘りする
- 相手が反応に困るような自虐ネタは持ち出さない
これらのポイントを押さえるだけでも、悪い印象を持たれることは避けられるはずです。
また、相手の話に共感する姿勢を見せつつ、個人情報などを聞きださない範囲で話を深掘りしていくと、会話が途切れず、相手も「話が弾むな」と好印象を持ってもらいやすくなります。
「そうなんですね!その時、どのように対応したのですか」「すごいですね!今までもそのような経験を?」など、プライベートに踏み込まず、その会話の中で完結するような返しを意識してみましょう。
好印象を持ってもらえるような話し方や話題を意識して
初対面で嫌われないためには、相手を不快にさせる態度や話し方、話題提供を避けることが基本です。会話で提供する話題が見つからない人は、日頃からどのような話題を出せば相手を不快にさせず会話を盛り上げられるか考え、話題に出せるネタをストックしておきましょう。