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すき焼き鍋がないときは「フライパン」を代用しよう
一人暮らし用の小さなフライパンでも、二人前のすき焼きを作ることができます。
大きめのフライパンもしくは深めのフライパンがあれば、四人前もできますし、家族みんなですき焼きを囲みながら食べることができます。
一般的なフライパンの大きさは、24cmまたは26cmです。大きめのフライパンは28cmで、重みがあります。みなさんがお持ちのフライパンは、どの大きさでしょうか。
これからご紹介するレシピは、すき焼き鍋がないときにフライパンを代用して作る、すき焼きの簡単レシピです。一般的な大きさのフライパンを使って作る二人前のレシピですが、お持ちのフライパンの大きさや人数に合わせて調整しながら作ってみてください。
フライパンを代用した簡単すき焼きレシピとポイント
材料(二人前)
- 牛肉の細切れ:適量
- 焼き豆腐:1丁
- 糸こんにゃく:半パック
- シイタケ:お好みで(エノキダケもおすすめ!)
- タマネギ:1個
- 長ネギ:1本
- 三つ葉:お好みで
割り下の材料(※調味した煮汁のこと)
- 醤油:100cc
- 酒:100cc
- みりん:100cc
- ざらめ:30g (砂糖でもOK)
フライパンですき焼きを作るときのポイント
ポイント①:割り下
市販のすき焼きのタレ(割り下)が売られていますが、「醤油・酒・みりん・ざらめ」の黄金比率を知っておけば、お家でフライパンを使って簡単にプロの味を再現することができます。
上記でご紹介した、「醤油100cc・酒100cc・みりん100cc・ざらめ30g」が割り下の黄金比率です。二人前から三人前のすき焼きを作ることができます。四人前から五人前のすき焼きを作るときは、量を倍にすればOKです。
砂糖ではなく、ざらめを使うことで、コクのある割り下を作ることができますが、わざわざ用意できなくても、お家にある砂糖を使って構いません。
ポイント②:野菜の下処理
長ネギは、焼き色をつけておくことで、風味が良くなります。タマネギは火が通りにくいため、電子レンジを使って下処理しておくと良いです。
生のシイタケを使うときは、キッチンペーパーを水で濡らし、汚れがつきやすいカサの内側を優しく拭きます。シイタケなどのキノコ類は、水で洗わず、汚れを拭き取るのが基本です。
軸の部分はかたいですが、旨味が強い部分なので、捨ててしまってはもったいないです。軸の先端にある石づきという部分だけを切り落としましょう。
フライパンですき焼きを作る手順(二人前)
野菜の下処理
- 電子レンジを使い、タマネギが透明になるまで温めます。600Wで3分くらいが目安です。
- フライパンに長ネギを焼き、焼き色をつけます。
割り下を作る
- フライパンに酒100ccとみりん100ccを入れ、強火にかけて煮立たせ、アルコールの香りを飛ばします。
- 火を止めて、醤油100ccとざらめ30gを入れ、中火で温めます。ざらめが溶けたら火を止めましょう。
- 出来上がった割り下は、耐熱ボウルなどに移しておきます。
お肉を焼く
- フライパンにお肉を入れて焼き、ある程度まで赤みがなくなったら、フライパンの端の方に寄せておきます。
- 耐熱ボウルに移しておいた割り下を加え、豆腐・シイタケ・タマネギ・長ネギ・糸こんにゃくを入れて煮立たせて、出来上がりです。
「ホットプレート」を代用してすき焼きを作ろう!
火を使わないため、小さな子供さんがいらっしゃるご家庭では、定番のホットプレート。テーブルの真ん中に置いて、子供さんと一緒にすき焼きを作ることができます。
一般的なホットプレートは浅いものがほとんどですが、最近ではいろんな料理を楽しめるよう、深めのものも増えていますね。浅いホットプレートでも、深めのホットプレートでも、美味しく簡単にすき焼きを作ってみましょう。
ホットプレートを代用した簡単すき焼きレシピとポイント
材料(四人前)
- 牛肉の細切れ:適量
- 焼き豆腐:2丁
- 糸こんにゃく:1パック
- シイタケ:お好みで(エノキダケもおすすめ!)
- タマネギ:2個
- 長ネギ:2本
- 三つ葉:お好みで
割り下の材料(※調味した煮汁のこと)
- 醤油:200cc
- 酒:200cc
- みりん:200cc
- ざらめ:60g (砂糖でもOK)
ホットプレートですき焼きを作る手順(四人前)
野菜の下処理
- 電子レンジを使い、タマネギが透明になるまで温めます。タマネギ2個を600Wで3分~6分くらいが目安です。
- ホットプレートで長ネギを焼き、焼き色をつけます。
割り下を作る
- どんな鍋を使っても構いません。お家にある鍋に酒200ccとみりん200ccを入れ、強火にかけて煮立たせ、アルコールの香りを飛ばします。
- 火を止めて、醤油200ccとざらめ60gを入れ、中火で温めます。ざらめが溶けたら火を止めましょう。
- 出来上がった割り下は、そのまま鍋に入れておいても良いですし、耐熱ボウルなどに移しておいても良いです。
お肉を焼く
- ホットプレートにお肉を入れて焼き、ある程度まで赤みがなくなったら、ホットプレートの端の方に寄せておきます。
- 先に作っておいた割り下を加えます。ホットプレートが浅い場合、全ての割り下を入れることができない場合があります。入る分だけで構いません。さらに、豆腐・シイタケ・タマネギ・長ネギ・糸こんにゃくを入れて煮立たせて、出来上がりです。
すき焼き鍋がない!お家にある鍋を代用するときの注意点
代用鍋では、お肉が固くなりやすい
熱伝導に優れているすき焼き鍋と比べると、フライパンやホットプレートを代用して作るすき焼きは、加熱する時間が長くなってしまいやすいです。そのため、“お肉がかたくなってしまいやすい”という問題点があります。
そこでポイントとなるのが、※フライパンですき焼きを作るときのポイント②「野菜の下処理」です。すき焼きを作る手順では、電子レンジを使ったタマネギの下処理についてご紹介しました。
使いたい材料の中に火が通りにくい野菜や食材はありませんか?加熱時間を短縮するために、根菜類などの火が通りにくい野菜や食材は、事前に加熱しておくと良いでしょう。
代用鍋の中には、お肉がくっつきやすい鍋がある
フライパンとホットプレートを代用した、すき焼きの作り方をご紹介したのですが、お肉がくっつきやすいことがあります。
普段、フライパンやホットプレートを使って調理するとき、くっつきやすくなってきたな…と感じていませんか?すき焼きを作るときも、お肉や食材がくっつき、ボロボロになってしまうかもしれません。
くっつきやすいお鍋を代用するときは、お肉を焼くときに牛脂を使って焼くのがおすすめです。もちろん、今お家にあるお好みのオイルでも構いません。
最後に
すき焼き鍋はないけれど、お家で手軽に簡単に美味しいすき焼きを作ることができるレシピをご紹介しました。
どのご家庭にもひとつはあるであろうフライパンを代用した方法。そして、火を使わない安全性によって子供さんと一緒にすき焼きを作ることができるホットプレートを代用した方法です。
つい面倒で市販のすき焼きのタレを使ってしまいがちですが、本格的なプロの味を再現できる割り下の黄金比率「醤油100cc・酒100cc・みりん100cc・ざらめ30g」をぜひご活用ください。