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食洗機の掃除の方法
食洗機の掃除は「重曹」「酢」「クエン酸」を使用してキレイにします。
食洗機は食器を洗浄してくれますが、食洗機本体も常にキレイに保たれているわけではありません。食洗機の本体も毎日使用をしていると汚れていきます。汚れてしまっている食洗機で食器を洗っていると考えると何だかゾッっとしてしまいますよね?毎日口にする食器を洗う機械なので、出来る限り清潔にしておきましょう。
食洗機の掃除は使用後に毎回やるべき掃除と定期的にやるべき掃除の2種類あります。
食洗機の毎回やるべき掃除
食洗機の使用後に毎回やるべき掃除はしっかりとごみを取り除くことです。食洗機を使用したら必ず残菜フィルターをきれいに掃除しましょう。残菜フィルターに汚れが残っているとカビなどの菌が発生してしまい、衛生面で問題が起こってしまいます。食洗機の中は温度が高くなり水分も豊富な環境になりますので雑菌が繁殖しやすい場所になります。
残菜フィルターをきれいに掃除したら、乾燥機能などを使用して内部をしっかり乾燥させましょう。
食洗機の定期的にやるべき掃除
食洗機を使い続けていると庫内の臭い、ぬめり、白い汚れが気になることがあります。市販の食洗機用の洗剤を利用するのが簡単なのですが、1回の掃除でおよそ300円ほどの費用が掛かってしまいます。1回の掃除でそんなに費用は掛けたくないですよね?そこで今回はコストパフォーマンスに優れて効果も抜群な方法を紹介します。
油汚れと臭い消しに有効な「重曹+酢」または庫内に残る白い水垢汚れの掃除に有効な「クエン酸」を使用してキレイにしましょう。どちらも食べても安全なので安心して掃除をしましょう。
重曹+酢を使用した食洗機の掃除の手順
- 食洗機の掃除の準備
食洗機の中に食器が残っていたら取り出して何も入っていない状態にして、手で取れる大きなゴミがあれば取り除いておきます。 - カップ1杯に入れた酢を置く
カップ1杯(200 ml)に入れた酢を食洗機のラックの上に置きます。 - 重曹を庫内の底に撒く
カップ1杯の重曹を食洗機の庫内の底部に撒きます。 - 洗浄
食洗機を一番温度が高い設定にしての標準コースで運転させます。食洗機にお手入れコースなど掃除用のコースがあればそちらを選択してください。
クエン酸を使用した食洗機の掃除の手順
- 食洗機の掃除の準備
食洗機の中に食器が残っていたら取り出して何も入っていない状態にして、手で取れる大きなゴミがあれば取り除いておきます。 - クエン酸を投入
食洗機の洗剤投入口にクエン酸を大さじ4杯ほど入れます。 - 洗浄
食洗機の標準コースで運転させます。食洗機にお手入れコースなど掃除用のコースがあればそちらを選択してください。
基本的にはこれだけです。この方法だけではまだ気になるところがある場合は外せるカゴやノズルの部品を取り外してクエン酸スプレーを用意して細かい部分をキレイに掃除します。
食洗機の庫内の掃除方法
用意する物
- 水または42度前後のぬるま湯:100ml
- クエン酸:小さじ1/2
- スプレーになっている容器
クエン酸スプレーの作り方
掃除の手順
- クエン酸スプレーが用意出来たら食洗機のカゴやノズルなど外せる部品を外してクエン酸スプレーを吹きかけて使い古しの歯ブラシなどで細かい部分まで洗います。
- 食洗機のカゴやノズルなどを外したままの状態で食洗機の庫内を掃除します。庫内の四隅やふちなど部分には汚れが残っているので、そこにクエン酸水のスプレーをかけ使い古しの歯ブラシを使って汚れを落とます。庫内側面の壁はスポンジで擦ってキレイにします。
- 汚れを落としてキレイにしたらタオルで水分を拭き取ります。水分の拭き取りが終わったら外していた食洗機のカゴやノズルを元に戻します。
油汚れは食洗機を何度か運転させている内にどんどん流れてキレイになって行きますが、水垢汚れは洗剤で分解できないので放置をしておくとどんどん蓄積されてしまい、その蓄積部分に汚れが入り込んで臭いの原因になってしまいます。食洗機の庫内の底面に白い汚れが確認できたらクエン酸を使用して掃除をしましょう。
定期的にやるべき食洗機の掃除の頻度は食洗機の汚れをスッキリと落としたい場合「月に1度」が目安となります。月に1度と言っても毎回食洗機を使用したら残菜フィルターをキレイにするので、そのときに庫内に汚れが目立っていたら手間はそんなに掛からないので実施しましょう。
食洗機の掃除で黒カビを見つけた場合
クエン酸を使用した食洗機の掃除では黒カビの予防は出来るのですが、発生してしまったカビを退治することはできません。
食洗機のフィルターや庫内に黒カビが発生してしまっていた場合はスプレー式の塩素系漂白剤をカビに吹きかけて5分ほど放置して食洗機のお手入れコースなどで運転させます。
この方法でカビ菌を根元から退治することができます。但し、塩素系漂白剤には必ず「まぜるな危険!」の表記があるので、他の洗剤と同時に使用するのはやめましょう。他の洗剤を使用して掃除をした後は事故防止のため必ず庫内を洗浄し乾燥させてからもう一方の掃除方法をしてください。
食洗機の汚れを防ぐ使用のコツ
食洗機は高温設定
汚れの原因となってしまうカビなどの菌は熱に弱いので、高温設定をする事で殺菌効果を得ることが出来ます。電気代は少し余計にかかってしまいますが、高温になることによって洗剤もよく溶けて洗浄力も上がり、カビの発生を抑制することができます。
下洗い
食洗機は自動で食器を洗浄してくれますが、油汚れが酷かったり、食べ残しが食器に残っている状態で食洗機に入れてしまうと食洗機の庫内の汚れが酷くなってしまいます。食洗機を長く扱う為にも食器を食洗機に入れる前に必ず下洗いをして油汚れや食べ残しを除去してから入れましょう。庫内の汚れは下洗いをすることで抑制できます。
食洗機の掃除で注意する点
金属部分に傷がある場合
クエン酸を使用して食洗機を掃除する方法を紹介しましたが、食洗機の金属を使用している部分に傷がある場合にクエン酸は酸性なのでサビが出てしまうことがあります。クエン酸を使用するときは金属製の部分に傷が無いか確認しましょう。傷が確認できた場合は市販されている食洗機用の洗浄剤を使用してください。
メーカーによってはクエン酸は使用しない
食洗機のメーカーによってはクエン酸の使用を推奨していない場合があります。クエン酸を使用した掃除を始める前に取扱説明書で確認して対応していない場合は市販されている食洗機用の洗浄剤を使用してください。
食洗機の洗浄に台所用洗剤は使用しない
台所洗剤は泡の発生量が多いので、食洗機の洗浄に台所用洗剤を使用してしまうと泡が食洗機の外に出てしまうことがあります。後片付けが大変になるだけではなく食洗機の故障につながってしまうので台所用洗剤は使用しないでください。
まとめ
食洗機の掃除のポイントは使用後に毎回「残菜フィルターをきれいにする」と「しっかり乾燥させる」の2点です。これをサボらずにちゃんと実施するだけです。この2点を守って食洗機を使用していれば部品を外して掃除する手間も無くなり、乾燥させることでカビの発生を防ぐことが出来ます。食に関係している物ですので正しいお手入れをして衛生面にも気をつけて清潔に使用しましょう!