キッチン掃除徹底マニュアル!台所周りをピカピカにする方法や道具まとめ

キレイなキッチン

ピカピカだったはずのステンレスが、いつの間にかくすんでしまったり、白色や茶色の汚れがついてしまったりしますよね。このような汚れは、ハイターやクレンザーだけでなく、重曹やクエン酸などの調味料を使ってクリーニングできるんです。手強いイメージのあるキッチン掃除ですが、コツさえ抑えておけば、だれでも汚れを落とせます。

キッチン周りの掃除をマスターしよう!コツは?

スプレーと掃除

ハイターやクレンザーをやたらと使うだけでは、キッチンをきれいに掃除できません。キッチンをクリーニングするには、汚れに応じて柔軟に掃除していかなければならないのです。そのためにキッチンシンクにつく汚れの種類や原因を知っておきましょう。

まずは白い汚れや茶色汚れの原因を知ろう

ステンレスシンクによく見られる白い汚れの正体は、水道水に含まれているミネラルが固まると白い汚れとなって現れる水垢です。カビや油汚れなどと違って問題があるわけではありませんが、美観的に良くありません。

また、茶色汚れの多くが、サビやもらいサビです。ステンレスは、サビに強い性質をしていますが、塩素などにさらされてしまうとサビができてしまいます。またもらいサビは、スチール製の缶詰などのサビが、ステンレスに付着してしまった状態のことです。

薄ピンクの汚れの原因は?

味噌汁やコーヒーなど色のついた飲食物やこぼれてしまった調味料などを放置したままにすると、薄ピンクになることがあります。これは細菌やカビなどが繁殖している状態なので、軽い異臭も感じられることも多いです。

この他にも揚げ物調理で飛んでしまってこびりついた油汚れなどがあり、汚れの違いを知ることが、キッチン掃除をマスターするのに欠かせません。

キッチンの種類に合わせた掃除をするのがコツ

システムキッチンの種類によって掃除の効率性も違ってきます。一般的なI型キッチンは、コンパクトなスペースに設置されるため、掃除の効率も高くなります。L型やU型になると面積が広くなるため、少々手間がかかる傾向があります。

またアイランド型やペニンシュラ型は、独立しているため汚れなどが床に飛んでしまうため、床汚れにも注意を払ってください。

キッチンの大掃除に必要な道具

お掃除道具

  • 重曹
  • クエン酸
  • アルカリ性洗剤(オキシクリーンなど)
  • 雑巾
  • 布巾
  • キッチンスクレーパー
  • 新聞紙
  • 40~50Lのナイロン袋
  • ラップ
  • ドライヤー
  • 消毒用エタノール

キッチンの掃除で活躍する道具をまとめました。それぞれ使うタイミングや用途にも違いがあるので、必要なものをそろえると良いでしょう。

キッチンの場所別の掃除方法

お掃除方法

シンクや排水溝など、キッチンは場所ごとに掃除の仕方が異なります。それぞれどうやって掃除していくのかを解説していきます。

シンクの掃除

シンク掃除では、重曹を活用しましょう。身近にある材料が、あなたの台所をきれいにしてくれます。キッチン掃除の定番アイテムである重曹の粒子は、水に溶けにくいためクレンザー代わりに使えます。

汚れに重曹の粉を直接ふりかけて汚れを吸い取り、ボロ布などを使って拭き取りましょう。また重曹を水に溶かしてラップを被せておき、1時間後に拭き取る方法もあります。

さらにペースト状にすることでクレンザーとして使用することもできます。重曹ペーストをスポンジにのせてシンクを洗うだけなのでとても簡単です。

排水溝の掃除

キッチンから感じる独特の酸っぱいニオイは排水溝が原因なので、排水の掃除をすれば嫌な臭いも改善できます。排水溝は、食事の汚れや洗剤など様々な汚水を流すため、ねとねとしたぬめり汚れが蓄積し、それが原因となってあの独特の酸っぱい臭いを放つようになります。

手順

  1. 重曹とクエン酸を入れたお湯を用意する
    排水溝の掃除を効率よく行うため、重曹の粉とクエン酸を入れた40度前後のお湯2L分を用意してください。
  2. 排水溝のぬめりを落とす
    重曹の粉を排水溝にふりかけ、次にクエン酸入りのお湯をゆっくりとかけていくと排水口のぬめりが落ちていきます。
  3. 排水トラップの汚れを落とす
    排水溝には排水トラップが設けられており、一定の排水を貯めることで下水の硫化水素や異臭が逆流するのを防いでいます。そのため、お湯を排水溝周りに円を描くようにしてゆっくりと流し込み、排水トラップの汚れを落としてください。

レンジフードの掃除

油汚れがこびりつきやすいレンジフードには、重曹スプレーできれいにしましょう。

手順

  1. 重曹を入れたぬるま湯でスプレーを作る
    まず40度前後のぬるま湯(約250ml)に重曹小さじ1配分を投入して混ぜてください。溶け切ったらスプレーボトルに投入、これで重曹スプレーの完成です。
  2. 汚れにスプレーを吹きかけ雑巾で落とす
    後はレンジフードの下に新聞紙などをおいてから、雑巾に重曹スプレーを吹き付け、汚れのある部分を拭いていきます。
  3. 頑固な汚れは浮かして落とす
    しつこい汚れには、スプレーを吹きかけて適度な大きさに切ったラップを貼り付けます。しばらくそのままにしておきますが、急いでいる場合はドライヤーの温風を1~2分当てると油汚れが浮かんできます。次にラップを取り外して雑巾で拭き取ります。

換気扇の掃除

キッチンの異臭の原因ともなるギトギト油な換気扇もつけおき洗いできれいになります。

手順

  1. 換気扇掃除に使うものを用意する
    ・40~50度のお湯
    ・オキシクリーンなどのアルカリ性洗剤
    ・スポンジ
    ・作業場所を汚さないための新聞紙
    ・汚れを拭き取る雑巾
    ・細かい部分を掃除できる使い終わった歯ブラシ
  2. プロペラを洗う
    まずカバーとプロペラを外してからぬるま湯のお湯につけ、洗剤を円を描くように投入していきます。1時間ほど待つと油汚れが浮いてくるのでスポンジで洗い流したり、歯ブラシでこそぎ落としてください。
  3. フィルターを洗う
    フィルターも同じようにぬるま湯につけ、オキシクリーンなどの洗剤を投入します。しばらくする油汚れが浮き出してきます。

タイルの掃除

重曹水とスポンジ(ブラシ)があれば、きれいにできます。

つるつるタイプとザラザラタイプごとに掃除の仕方が少し違ってきます。つるつるタイプのタイルには、重曹スプレーをかけてからスポンジで洗えばきれいになります。またザラザラタイプのタオルの場合は、ハンドブラシを使うと細かい凹凸部分に入り込んだ汚れも落とせます。

タイルの場合は、継ぎ目部分(目地)にも汚れがついてしまうので、重曹スプレーを吹きかけて使い終わった歯ブラシでこすってきれいにしていきましょう。しつこい汚れの場合は重曹スプレーとラップとドライヤーの温風で汚れを浮かせてから、歯ブラシでこそぎ落としてください。

ガスコンロの掃除

さまざまな汚れがついているガスコンロは、最も掃除しておくべきキッチンの部分とも言えます。

手順

  1. ゴミ袋でシンクを覆う
    まず40~50Lのゴミ袋を用意してシンク全体を覆うように被せます。
  2. ぬるま湯を入れ五徳などをつけおき洗いする
    そこに50度前後のぬるま湯を入れ、アルカリ性洗剤を溶かし、ガスコンロの五徳などをつけおき洗いします。
  3. コンロをスポンジや歯ブラシで落とす
    アルカリ性洗剤をつけたスポンジでコンロを洗い、しつこい汚れには歯ブラシやハンドブラシで落し、汚れや洗剤を雑巾で拭い取りましょう。さらにつけおきしていたパーツを洗って拭き取れば、完了です。

キッチン台の掃除

まな板や食材を置くキッチン台は、特に清潔にしておきたい部分です。

手順

  1. 食器洗い洗剤でしっかり洗う
    食器洗いに使っている洗剤をスポンジにつけ、泡立てながら隅々まで行き渡るようにしっかりと洗ってください。
  2. 細かい汚れは歯ブラシで落とす
    細かい汚れには、使い古した歯ブラシやハンドタオルで綺麗にできます。
  3. 綺麗に拭き取る
    洗い終わったらキッチンスクレーパーなどを使って泡を拭き取り、最後に布巾で水気を拭き取ってください。
  4. 消毒用エタノールをかける
    さらに消毒用エタノールを吹き付けてキッチンペーパーでふくと清潔に保てます。

キッチンの汚れ別の落とし方のコツ

ビフォーアフター

キッチンの掃除は汚れの種類に合わせた方法が効果的です。どんな方法があるのか詳しく見ていきましょう。

油汚れの落とし方

50度前後のお湯と洗剤を混ぜて使うと油汚れが浮き上がり、落としやすくなります。必要に応じてラップやドライヤーを使いましょう。

焦げ付きの落とし方

鍋やフライパンの焦げ付きには、お湯と重曹を使います。大さじ1~2杯を入れた重曹水を焦げ付きのある部分まで張り、溶かして沸騰させて火を止めて焦げが柔らかくなるのを待ってから削ぎ落とします。

食べ物の汚れの落とし方

食器洗い洗剤をスポンジにつけて洗ってください。こびりついている場合は、必要に応じてお湯をかけてふやけさせるとよいでしょう。

さらに便利に!おすすめのキッチン掃除道具

アマゾンでも好評な掃除アイテムをご紹介します。注文すればわざわざ買いに行かなくても良いのでアマゾンでの購入はオススメです。

キュキュットクリア除菌

キュキュット クリア除菌 本体 240ml

キュキュットクリア除菌は、独自の濃密泡とクエン酸配合でくすみや消臭、油汚れや着色汚れまで落としてくれます。

オキシクリーン

オキシクリーンは非塩素系であるため、ツンツンした異臭を感じません。洗濯用洗剤でありながらキッチン掃除にも利用できる万能性が魅力です。アンモニアを含む製品、還元系漂白剤、塩素系漂白剤、家庭用洗剤と混ぜないでください。

ダスキン台所用スポンジ抗菌タイプ オシャレカラーセット

ダスキン【公式】 台所用スポンジ抗菌タイプ オシャレカラーセット 6個入り(3色セット×2)

ダスキン台所用スポンジは「3層構造」で水切れもよく、耐久性に優れており、何かと酷使するキッチン掃除に向いています。3色x2入のお手頃さも人気の理由です。

スコッチブライト キッチンスポンジ ハイブリッドネット オレンジ

スコッチ・ブライト ハイブリツドネツトオレンジ

ネットタイプのスポンジです。柔らかいのにこびりつきもしっかり落とせることや、油を絡め取りやすいアクリル糸素材を採用しており、キッチン掃除に適しています。

NICHIGA(ニチガ)国産重曹 5kg(炭酸水素ナトリウム)食品添加物

国産重曹 5kg(炭酸水素ナトリウム)食品添加物 [02]NICHIGA(ニチガ)

NICHIGAは国産重曹5kg入という大容量が魅力です。アルミニウムフリーの高品質重曹は料理から掃除まで多彩な場面で活躍します。

アームアンドハンマー ベーキングソーダ 6.12kg

アームアンドハンマー ベーキングソーダ 6.12kg

コストコホールセールジャパンが販売している大容量重曹です。水やお湯に溶けやすいと高く評価されておりキッチン掃除に活躍します。

キッチン掃除をしてくれる業者も存在する

お掃除業者

何かと面倒なキッチン掃除を代行してくれる業者もあります。ダスキンを始めとするキッチン掃除代行業者は、知識を持つプロのスタッフや業務用洗剤やそろえており、キッチン周りをきれいに磨き上げてくれます。一般的なキッチン掃除では見逃しがちなコンロのひねり部分など、細かい場所までを短時間できれいにできる高度なサービスが魅力です。

台所は主婦の大切な場所!常にきれいを意識しよう

キレイなキッチン

主婦にとってキッチンは調理するだけでなく、家族との大切な接点でもあるので常に綺麗にしておきたいものです。清潔で綺麗なキッチンなら美味しい料理をつくる動機づけにもなりますし、新しい献立への挑戦意欲もアップするので家族との会話も弾むことでしょう。綺麗なキッチンは、毎日の生活に張り合いを与えてくれるはずです。

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よくある質問

  • キッチン周り汚れの原因は?

    ステンレスシンクによく見られる白い汚れの正体は水垢です。また茶色汚れの多くがサビやもらいサビです。飲食物や調味料などを放置したままにすると、細菌やカビなどが繁殖して薄ピンクになることがあります。油を使う調理を行う場合は、油汚れがキッチンまわりのほかにもレンジフードなどにもこびりつきます。

    >> 詳しくはこちら

  • キッチンの掃除に必要な道具は?

    重曹、クエン酸、アルカリ性洗剤(オキシクリーンなど)、雑巾、布巾、キッチンスクレーパー、新聞紙、40~50Lのナイロン袋、ラップ、ドライヤー、消毒用エタノールなどを準備しましょう。それぞれ使うタイミングや用途にも違いがあるので、必要なものを揃えると良いでしょう。

    >> 詳しくはこちら

  • キッチン汚れを落とすコツは?

    油汚れは50度前後のお湯と洗剤を混ぜて使うと油汚れが浮き上がり、落としやすくなります。焦げ付きはお湯と重曹を使います。食べ物汚れは食器洗い洗剤をスポンジにつけて洗ってください。必要に応じてお湯をかけてふやけさせるとよいでしょう。

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